ファイナンシャルプランナーへの相談はなぜ危険といわれるのか?

ファイナンシャルプランナー 相談 危険

ファイナンシャルプランナー(以下、FP)にお金の相談をしてみたい!しかし、「FPへの相談は危険」という意見を聞いたことはありませんか?

「危険」とはどういう意味でしょうか。
筆者は、「自分に合わない提案や商品を押し売りされること」という意味ではないかと考え、本コラムではこれをFP相談における「危険」と定義します。

なぜそのような発想に至ってしまうのか、それは、FPが扱う分野がお金、金融という無形のものであり、FPとお客様との間に情報の非対称性(情報の量や質の格差)が生じるからです。

親身なFPであれば、なるべくこのハンディキャップを埋めるために、お客様が理解・納得できるまで懇切丁寧に説明してくれることでしょう。

しかし、その情報の非対称性を利用し、商品販売に都合の良いことしか言わないというFPが一定数存在するというのもまた事実です。結果、勧められるものが良いものなのかを判断できないまま根負けして契約してしまい、後にトラブルとなるという事例が後を絶ちません。

せっかく「FPに相談してみたい」と思っても、「自分たちに合わない商品を提案されるのではないか」という不安がよぎり、相談することを躊躇してしまうということもあると思います。これはとてももったいないことですよね。

そこで、一人でも多くの読者の方に、FP相談にはどんな危険があるのかないのかを知ってもらいたい!と思い、本コラムの執筆に至りました。本コラムを読んでいただくと次のようなことが分かります。

本コラムで分かること

  • FP相談が危険といわれる理由がわかる
  • 危険といわれるFPとそうではないFPの違いが分かる
  • 危険なFPを見分ける、判断のポイントが分かる

あなたが相談しようとしているFPは危険なのか、そうではないのか、その判断ができるようになれば、安心してFP相談に進むことができるのではないでしょうか。

本コラムは、これをきっかけに、一人でも多くの方に「こんなFPなら安心して相談できるね!」と思ってもらえるような内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。

1.「危険なFP」=あなたに合わない提案や商品を押し売りしてくるFP

前述の通り、なぜ「危険」という発想になってしまうのかというと、FPとお客様との間に情報の非対称性があるからです。「情報の非対称性=悪」ではありませんが、それを利用してあなたに合わない提案や商品を押し売りしてくるFPは危険といえます。

なぜこのような起こるのでしょうか。これは、そのFPが所属する企業のビジネスモデルに起因するといえるでしょう。企業に所属するFPは、その企業の商品の販売を推奨せざるを得ない立場にあります。その企業に所属する社員ですので、やむを得ないでしょう。

ただし、決して企業に所属するFPや商品を販売するFPに相談すること全てが危険という訳ではありません。そうではなく、自社の利益を最優先としてあなたに合った提案をしないFPが危険なのです。

たとえば、動産会社に所属しているFPの場合、その傾向が出てしまう可能性があります。
不動産会社に所属しているFPは「こんなに住宅ローンを借りて大丈夫か?」との疑問に対し、「借りない方がいい」とは言いにくいです。また、購入か賃貸の選択に迷う時、「賃貸の方がいい」とは言わないでしょう。

危険な不動産会社の営業マンとファイナンシャルプランナーの事例

他にも、金融機関に所属しているFPの場合も、金融商品の販売という自社の利益を最優先としている場合もあります。この場合は、後々のトラブルにならないために注意が必要です。

金融機関との間のトラブルには、どういったものがあるのでしょうか。下記の表は、国民生活センターに寄せられた、リスクのある金融商品(特定生命保険や投資信託) に関する消費生活相談の一部です。

特定生命保険(※)に関する相談事例

事例①
元本割れしない商品であることを繰り返し確認し、定期預金だと思って契約したが、実際は外貨建て生命保険だった。

事例②
一人暮らしで高齢な叔母が外貨建て個人年金保険等を次々に勧誘されて、約20件の契約をしていた。契約の度に高額な手数料も払っている。叔母は判断能力に衰えの症状が出ていた。

事例③
契約後に説明書がどっさり届いたが「読まなくていいです。読んでも分かりませんから」と言われた。担当者を信用していたので変なことはしないだろうと思っていた。

※特定生命保険とは…市場リスクを有する生命保険のこと。つまり、金利や為替の動向・金融相場等の変動によって損失が生じるおそれがある生命保険を指します。
参考:生命保険協会 市場リスクを有する生命保険の募集等に関するガイドライン

投資信託に関する相談事例

事例①
「これから上がります」と勧められたが、一度も上がることなく、数百万円の損をした。

事例②
担当者には母に営業しないようにと頼んでいたのに、別の投資信託を契約していた。母に聞いたら、担当者は私に連絡すると言っていたとのことだった。

事例③
投資経験のない高齢の母が投資信託を勧められ、3年間で複数銘柄を何度も変更していた。その都度手数料を支払っており、実質100万円近くの損失になっている。

出典:国民生活センター提出資料 リスク性のある金融商品(特定生命保険・投資信託)に関する消費生活相談について

特筆すべきは、これらの相談事例は高齢者に多い点です。判断能力が乏しくなった高齢の顧客に対し、不適切な勧誘を行い契約させている・・・こういった事例があると、金融商品や、ひいてはFP相談のイメージを悪くし、危険と認識されてしまう実態も伺えます。

特定生命保険の年代別購入者の割合

投資信託の年代別購入者の割合

出典:国民生活センター提出資料 リスク性のある金融商品(特定生命保険・投資信託)に関する消費生活相談について

これらは一部の極端な例かもしれませんが、あなたが相談しようとしているFPや金融機関は、このようなことはないでしょうか。金融機関にも、ノルマといった金融機関側の都合があります。しかし、そういったことは消費者であるあなたには関係ないはずです。

もちろん、あなたに合った提案をする過程に商品の提案が含まれている場合もあれば、そうではない場合もあります。

それでは、どのようなFPが危険でなく、あなたに合った提案をしてくれるのでしょうか。次章で解説していきます。

2.「危険ではないFPとは?」こんなFPに相談しよう

「自分に合わない提案や商品を押し売りされること」=危険なFPと定義すると、反対に、どのようなFPは危険ではないFPといえるのでしょうか。

つまり、「あなたに合った提案をしてくれるFP」とは、どのようなFPなのでしょうか。そのようなFPは、なぜ危険ではないといえるのでしょうか。

筆者が考える危険ではないFPの共通事項は、次の3点です。

「危険ではないFPとは?」
こんなFPに相談しよう

  • ライフプランを軸に相談できるFP
  • 独立系FP事務所に所属しているFP
  • 6分野の実行支援ができるFP

こういったFPに相談すると、あなたに合わない商品を押し売りされるという危険は回避できるでしょう。なぜ、これらに該当するFPは危険ではないといえるのかという理由と併せて解説していきます。

2-1. ライフプランを軸に相談できるFP

ライフプランとは、あなたの人生のビジョン(夢や希望)を叶えるための、お金に裏打ちされた人生設計です。あなたには、どんな人生のビジョンがありますか?

あなたはライフプランをどのように思い描いていますか?

あなたのライフプランを軸にして相談を進めてくれるFPであれば、それに合った最適な手段や解決策を選択していくことになります。従って、あなたに合わない提案や商品を押し売りされるといった危険は回避できるといえるでしょう。

FP相談の肝となるライフプランですが、このライフプランにも作り方があり、最もFPの腕が試されるところです。腕のある、良いFPが作る理想のライフプランとはどのようなものでしょうか。

良いFPが作る理想のライフプランとは?

  • 現状分析と、そのためのヒアリングがしっかりしている
  • 数値化されたアウトプットがある
  • 一般論だけではなく、あなたオリジナルのライフプランに沿って話が進められている

①現状分析と、そのためのヒアリングがしっかりしている

あなたを担当するFPは、収入や支出、貯蓄額といった事実確認をしてくれるでしょうか。また、あなたの人生ビジョンや不安、価値観など、気持ちの面にも寄り添ったヒアリングをしてくれるでしょうか。
良いライフプランを作るためには、まずは現状をしっかり把握する必要があります。そのためのヒアリングがしっかりされているかどうかは、良いライフプランを作ってくれるFPかを見極める判断ポイントになるでしょう。

数値化されたアウトプットがある

ヒアリングされた内容や現状分析の結果を、ライフプランシミュレーション等を用いて、FPにアウトプットしてもらえそうでしょうか?
キャッシュフロー表と住宅ローン返済表

教育費と貯蓄残高の推移

FPにはお金の相談をするわけなので、数値化は必須です。このように、グラフなど具体的に数値化されたアウトプットしてくれるFPで、それに納得感を感じられるのであれば、良いライフプランといえるでしょう。

③一般論だけではなく、あなたオリジナルのライフプランに沿って話が進められている

現状分析の結果のアウトプットが一般論ではなく、あなたオリジナルの話になっていると感じられるのであれば、良いライフプランといえるでしょう。一般の話ばかりのFPライフプランに沿って話してくれるFP

あなたが知りたいことは一般論でしょうか?それとも、「自分の場合はどうなのか」でしょうか?
一般論ばかりのFPと、あなたオリジナルのライフプランに沿って話を進めてくれるFP、多くの人は後者のFPを選ぶのではないでしょうか。

まずあなたのライフプランが軸にあり、その実現のための手段を模索していく・・・これが来あるべきFP相談の形と筆者は考えます。

反対に、危険といわれるFPはライフプランを軸とした相談を行っていないことが想定されます。
つまり、あなたの人生のビジョンなどから手段を選択していないため、後々ミスマッチが起こり、結果として「FP相談は危険」となってしまうのです。

ライフプランをやらないFPにとって都合の良い契約を勧められる後々ミスマッチが発生するもちろん、商品や手段そのものの良し悪しもありますが、最も重要なことは「あなたのライフプランの実現のために、その商品や手段が最適なのか否か」です。最適な選択をするためにも、まずはライフプランを立てること、ライフプランを軸に相談ができるFPを選びましょう。

▼ライフプランについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ライフプランとは?お金の不安を解決する最強ツールを現役FPが解説

2-2. 独立系FP事務所に所属しているFP

独立系FP事務所は金融機関からは独立した(資本関係がない)立場になるため、顧客本位の理想的なアドバイスが可能となり、危険は回避できるといえるでしょう。

一方、独立系のFPに対し、金融機関など企業に所属しているFPのことを企業系FPといいます。企業系FPは特定の企業に所属しているため、自社の商品しか販売できません。

独立系FPと企業系FP

もちろん、「企業系FPは危険なので絶対にやめるべき」という話ではありません。
企業系FPのメリットとして、たいていの相談は無料であるということが挙げられます。また、お客様自身が特定の企業の特定の商品の購入を検討している場合は、企業系FPに相談する方が良い場合もあるでしょう。

反対に、「特定の商品は検討していない」「俯瞰的でフラットな視点で相談に乗ってほしい」という場合は、独立系FPに相談する方が良いでしょう。

▼企業系FPと独立系FPの違いは、こちらの記事でも解説しています。
企業系FP or 独立系FP どちらが相談に最適?(ファイナンシャルプランナー相談のメリット・デメリット)

2-3. 6分野の実行支援ができるFP

6分野の実行支援がFPを選ぶことで危険は回避できるでしょう。

FP事務所によっては、お金にまつわる6つの分野の相談に対応できます。6分野とは、次の通りです。

FPに相談できる6分野とは

①ライフプランニング
②不動産
③資産運用
④生命保険・損害保険
⑤タックスプランニング(税金の相談)
⑥相続・事業承継

なぜ6分野に対応できるFPの場合は危険が回避できるのかというと、解決策の選択肢が増えるからです。

たとえば、「資産運用の相談がしたい」というときに保険FPに相談すると、基本的に解決策は保険一択になります。

保険FP

もちろん、保険商品の中にも運用商品もあるので、あなたがその商品に納得できるのであれば問題はないでしょう。

しかし、一言に資産運用といっても、その手段は保険である必要はないのです。保険も含めて(あるいは除いて)、メリット・デメリットなど様々な選択肢の中から比較したいという場合は、保険以外の選択肢も検討すべきでしょう。

6分野の相談に対応できるFPは解決の選択肢が豊富色々な選択肢例 つみたてNISA、iDeCo

あらゆる選択肢の中からあなたに合った提案をしてくれるFPであれば、特定の商品一択ということにはならないため、危険なFPとはならないでしょう。

この6つの分野全てを網羅していて、かつ実行支援までできるFPを選ぶと良いでしょう。実行支援とは、実際にあなたの相談を解決する手段に着手し、解決するまでサポートする体制をいいます。

FP事務所によりますが、たとえば次のような実行支援ができる場合があります。

FP事務所を通じてできる、6分野の実行支援の例

  • マイホーム購入の相談
    →住宅ローンの審査の申し込み、借り入れができる
  • 不動産の適正な売買価格の相談
    →周辺の不動産相場から妥当性を判断できる(専門の不動産エージェントと連携)
  • 所得税や相続税など納税の相談
    →確定申告のサポートができる(税理士と連携)

ノウハウの提供だけでなく、実行支援ができるFPであればFPにその責任が生じるため、責任を持ってサポートしてくれるでしょう。一方、ノウハウの提供のみの場合、実際にその実行をするのはあなたですので自己責任となります
特に、不動産や税務の相談は知識が必要で、手段を誤ってしまうと数百万円以上の損失になる場合もあります。そのようなリスクを回避するためにも、プロに任せる方が得策でしょう。

「あらゆる手段の中から、あなたに合った解決策を模索し、責任を持ってサポートしてくれる」そんなFPであれば、危険なFPではないといえるでしょう。

▼ファイナンシャルプランナーによる実行支援については、こちらの記事でも解説しています。
FP相談で効果を最大にする6つのポイント

3.「危険なFPを見分ける」判断のポイントはフィーリング

前章では、あなたに合った提案をしてくれるFPの特徴とその理由について解説してきました。ですが、最後はあなたがFPに実際に会ったときに感じるフィーリングで判断しましょう。

たとえ前章に該当するFPであっても、実際にFPに会ってみて「危険」と感じるのであれば、そのFPへの相談は止めておきましょう。反対に、実際に会ってみて、なんとなく「感じが良さそう」と好印象を感じるようであれば、あなたにとって良いFPかもしれません。

フィーリングはあなた自身が感じるものなので、良いFPを見分ける判断のポイントはあなた次第です。とはいえ、どんなポイントで判断したら良いのでしょうか。

そこで本章では「危険なFPかを見分ける」判断のポイントについて、4つ解説していきます。「危険なFPかを見分ける」判断のポイントは次の4つです。

フィーリングで判断しよう 
-「危険なFPを見分ける」判断のポイント-

  • 会社や代表のビジョンに共感できる
  • 口コミや紹介で期待感が持てる
  • 特定の商品の押し売り感を感じない
  • 相談内容を解決できる期待が持てる

FP相談に行く前と実際にFPに会ったときに感じるフィーリングで、あなた自身が好感を持てるのであれば、そのFPはあなたにとって良いFPといえるのではないでしょうか。

良いFPと出逢うためにも、まずは上記を参考にしてみましょう。それぞれ解説していきます。

3-1. 会社や代表のビジョンに共感できる

あなたが相談しようとしているFP事務所やその事務所の代表は、どんなビジョンを掲げていますか?そのビジョンに対し、あなたは共感を感じられるでしょうか。

そのFP事務所はどんな想いで創業され、どんな想いで今も存続し続けているのか。そこに共感を感じられれば、それは危険なFPではなく、むしろあなたと相性の良いFP事務所かもしれません。

FP事務所にHPがある場合、ビジョンや想いは「会社概要」や「代表挨拶」のページに記載されいることが多いです。ちなみに、弊社FPバンクでは、会社概要に記載されています。
FPバンク 会社概要

FP相談に申し込む前に、ぜひ一度目を通してみると良いでしょう。

3-2. 口コミや紹介で期待感が持てる

第三者からの客観的な評価は、良いFPの見分けるための有力な判断材料の一つになるのではないでしょうか。

第三者からの評価で分かりやすいものが「口コミ」です。インターネットで素敵なレストランや美容院を検索するとき、口コミを参考に決めるという人も多いのではないでしょうか。FP相談も同じで、既に体験者がいる場合は、その評価を参考にするのも良いでしょう。

弊社FPバンクでも、多くのお客様からの有難い感想をいただいており、その一部をご紹介します。

FPバンクをご利用になられた方の実際の声
(一部抜粋)

やはり素人知識では思わぬところに穴があったりします。一度相談し、いろいろと整理することで、お金の漠然としたあれこれを心配をせずにしっかり前を向いて歩んでいくことができます。特に人生のターニングポイントを迎える方におすすめしたいです。(20代女性)

将来のことについてパートナーと話し合う機会を持つ事は非常に有意義だと感じた。その場にプロがいて、アドバイスを頂けるとベスト。FPバンクさんは手軽に相談に伺えてとてもいい。また利用したい。(30代男性)

面倒な質問にも丁寧に答えてくださり、また分かりやすかったため。言いたいことをうまく言葉にできなくても汲みとっていただけたコミュニケーション能力の高さに非常に満足している。(40代女性)

FPバンク お客様の声

また、あなたが良く知る人からFPを紹介された場合であれば、心配も少ないでしょう。

あなたにとって良いFPかは別の問題かもしれませんが、多くの良い評判を得ていたり、自分の良く知る親しい人から紹介されたFPであれば、なくとも危険なFPではないといえるでしょう。

3-3. 特定の商品の押し売り感がなく信頼できる

実際にFPに会ってみて、FPに押し売り感を感じないかどうかは重要な判断ポイントです。

前述の通り、FPによっては特定の商品販売を前提としているFPがいる場合もあります。その中でも、保険相談を前提としたFPは比較的見分けしやすいです。「保険○○」というような表現が多く、保険相談も含めた家計の見直しやライフプランを行っているFPもいます。

ただし、これも前述の通りですが、決して保険などの商品販売それ自体が悪い訳ではありません。それに、「保険の相談がしたい」のであれば「保険○○」という名称がついているFPを選ぶのも良い場合もあるでしょう。

しかし、「そこに押し売り感を感じてしまうと、後々ミスマッチを感じて結局解約してしまう」ということがあります。むしろ、保険の相談がしたくて保険FPに相談しても、そのFPに押し売り感を感じるのであれば、やめておいた方が良いでしょう。

重要なことは、あなたの不安や相談内容が解決されることであり、たとえ商品が介在しても、あなたが納得できれば何も問題はないですよね。

多くの金融商品は契約したら終わりではなく、契約してからがスタートです。契約後にも安心して継続できる金融商品かということも大切ですが、それ以前に、「信頼できるFPか」がより重要です。そのためには、FPに対して押し売り感を感じないことが大前提になります。

3-4. 相談内容を解決できる期待が持てる

あなたの相談内容を解決してくれそう、その期待を感じられるFPは、あなたにとって良いFP=危険ではないFPといえるのではないでしょうか。

また、通常初回の相談時はヒアリングが行われることが多いです。優秀なFPであれば、あなたが感じている不安をしっかりヒアリングしてくれるでしょう。

では、どんなFPであれば、期待を感じられるでしょうか。期待できるFPを見分けるポイントは次の通りです。

期待できるFPを見分けるポイント

  • 何を相談したいのかをヒアリングしてくれる
  • 今後の人生で叶えたい夢や目標をヒアリングしてくれる
  • 今、不安に思っていることをヒアリングしてくれる

初回面談時にこのようなことをヒアリングしてくれる、あなたがFPに伝えたいことをしっかり聞いてくれる、それに対して欲しい返答をしてくれる、総じてコミュニケーション能力が高いと感じられるFPであれば、相談内容を解決できる期待が持てるのではないでしょうか。

反対に、「あなたの相談内容をあまり取り合ってもらえない」「相談したいことの話をしても話を逸らされる」こう感じるようであれば、そういったFPにはあまり期待できなさそうですよね。それどころか、「自社の利益を目的としているのではないだろうか」という疑念も抱いてしまうかもしれません。

これも肌感覚や直感になるので、実際にFPに会って少しお話しをしてみて、フィーリングを確かめてみましょう。

4. まとめ

知識が乏しいがゆえに、「自分たちに合わない商品を押し売りされる」・・・FPへの相談はそんな危険が伴う場合もあります。

しかし、それはあくまでも自社の利益を最優先としているFPの場合です。FPの会社や事務所のスタンスによっては、必ずしもそのようなFPばかりではありません。

ライフプランを軸に相談できるか、独立系のFP事務所か、6分野の実行支援までできるか・・・こういったFPへの相談であれば、その危険性は回避できるでしょう。

しかし、最後はあなたのフィーリングで判断しましょう。判断のポイントはいくつかありますが、一言でいうと、そのFPに対して好感が持てるかどうかです。

評判の良いFPであれば期待は持てるでしょうけれど、重要なことはあなたと相性の合うFPかどうかです。相性が合うかどうかは、やはり一度会ってみないと分かりません。初回相談は無料のFP事務所も多いので、まずは気軽に会ってみて、それから判断してみても良いのではないでしょうか。

昨今ではオンラインでも相談できるFP事務所も増えています。自宅でオンラインであれば、プライバシーも守られますし、リラックスした環境で相談することができるでしょう。

FPにはじめて相談するという人は、ぜひこちらのコラムも参考にご覧になってください。
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