ファイナンシャルプランナー相談
のFPバンク
東京駅・新宿駅

【FP相談ガイド総集編】FP選びから相談料まで、失敗しない5つのポイント 【FP相談ガイド総集編】FP選びから相談料まで、失敗しない5つのポイント

【FP相談ガイド総集編】FP選びから相談料まで、失敗しない5つのポイント

(1)FP相談って?相談効果やデメリット (2)おすすめのFPはどこ?相談の良し悪しはFPの選び方・探し方で9割決まる! (3)無料相談の実力(料金相場とサービス内容) (4)結婚や子育て・老後が見える。ライフプランシミュレーションってスゴイ!(5)住宅ローンの組み方、、貯蓄方法などプロによる家計見直し方法はこれだ!

1.FPに相談って何?(メリット・デメリット)

ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するってどんな感じ?相談の効果やデメリット、相談にふさわしいFPの種類について知っておこう。

(1)FP相談とは?

①FPってどんな人達?

金融の先進国アメリカでは、「良き人生のために3人の専門家を持ちなさい」と言われています。「医者、弁護士そしてファイナンシャルプランナー(FP)です。」このように欧米ではFPに相談することが当たり前になってきていますが、日本ではまだ始まったばかりです。ところでFPと一口に言っても実はいくつかの種類に分けられます。そして、すべてのFPが相談業務に適しているとは限りません。

②FP相談に適したファイナンシャルプランナーとは?

ドクターが病気を治すように、家計を診断してその課題を改善するのがFPの本来業務です。ですから、「相談業務」を本業としているFPでなければなりません。執筆や講師が本業だと、どうしても相談実務は二の次となり、アフターサポートも受けづらくなります。

③持っているFP資格で見分けられるか?

お金と家計に関する専門知識の証であるFP資格は大きく2つにわかれます。

①ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士):「厚生労働省」の技能検定(国家試験) ②CFP・AFP資格:「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」が主催するライセンス

FP技能士とCFP・AFPの対応関係 FP技能士    日本FP協会 〔1級〕  ⇔  〔CFP〕 〔2級〕  ⇔  〔AFP〕 (どちらもほぼ同じレベルの資格です) もちろん上位資格の方が知識は豊富ですが、FP相談では資格よりも大切な要素があります。それは何でしょうか?

④企業系 or 独立系 どちらが相談に最適?

①企業系FP:銀行、証券会社、保険会社など金融機関や、住宅会社等に勤務。 ②独立系FP:FP事務所を経営または勤務。

例えば住宅会社に勤務しているFPは住宅を「販売」するために知識としてFP資格を取得することがあります。そして、売る商品はもちろん「住宅」です。一方、独立系FPは「相談」をするためにFP資格を取得し、提供する商品は「相談」そのものです。

ですから、住宅購入にかかわる資金相談、特に家計からみた購入の判断といった相談内容の場合、独立系FPの方が圧倒的にお客様寄りの相談になる訳です。

(2)FP相談のメリットとデメリット

詳細は後で述べますが、先にFP相談の効果とデメリットをお伝えしておきます。

◆FP相談の経済的効果

  • 自分だけのオリジナルだから、正しい判断ができる
  • 商品ありきではないから、顧客本位の提案

◆FP相談の精神的効果・効用

  • 不安が解消できてHappyになれる
  • 将来が見通せるから、もやもやがスッキリ
  • 人生の岐路での選択肢が明確に

◆FP相談のデメリット

  • 良いFPに出会うのは結構難しい
  • 相談のみでは高くつく??

2.おすすめのFPはどこ?(選び方・探し方)

相談の良し悪しはFPの選び方・探し方で9割が決まると言っていいでしょう。では、おすすめのFPはどこにいるのか?根拠のないランキングでは見えてこない本当の選び方・探し方を伝授します。

(1)相談にぴったりな「おすすめFP」の選び方

住宅会社に勤務するFPに購入相談すれば、絶対買った方がいいという答えになるでしょう。このようにどんなに親切で知識が豊富なFPだったとしても、企業の販売目標に沿って誘導されてしまうことは避けられません。相談して良かったと言えるFP選びをするには、そのFPがどこに所属しているか確認することから始まります。

①企業系FPか独立系FPかで選ぶ

所属先企業で分類したFPの種類をもう一度おさらいします。 ①企業系FP 金融機関に勤務していて、その会社の商品を販売することがゴールなので、相談結果はその商品を買うのがいいという傾向になる。 ②独立系FP FP事務所などに勤務。相談そのものが商品なので、解決の選択肢が広くなり、いわゆるFP相談に適した立ち位置です。

ですから、独立系FPの方が圧倒的にお客様寄りの相談になります。

②どんな相談ができる?【相談分野】で選ぶ

実は独立系FPにも色々種類があって、必ずしも全ての独立系FPがあなたの希望するFP相談を展開してくれるとは限りません。では、「あなたが希望する相談」をしてくれるおすすめの独立系FPとはどんなタイプなのでしょうか。 独立系FPのタイプ1つ目は「相談の分野」です。

「FPの6分野」 ①ライフプラン ②リスク管理 ③資産運用 ④税金 ⑤不動産 ⑥相続

独立系FPでも、一業種専業である場合は、どうしてもその業種の商品ありきになってしまいます。他分野の選択肢がないかも含めて相談できる所にFP相談の良さがある訳ですから、得意分野が偏っていないかチェックが必要です。

③どこまで相談できるか?【相談の範囲】で選ぶ

おすすめの独立系FPのタイプ2つ目は、相談のみか?それとも金融商品の提案まで相談したいかという範囲による分類です。 後者の場合は金融商品の提案が可能な資格を保有しているFPかどうかを確認しておきましょう。なぜならば、金融商品の比較・提案にはFPとは別の資格が必要です。 例えば資産運用について相談する場合、FP資格だけでは資産配分の提案まではできますが、具体的な銘柄や商品について提案することはできません。 ですから相談できる範囲や分野はできるだけ広いFPが良いでしょう。実際にどこまで相談を依頼するかは会ってから決めれば良いのです。

(2)FP(事務所)の実力を見分ける

FPの種類や相談範囲がわかっても、そのFPの実力や経験・心構えといった中身まではわかりませんね。ここからは、このFPって本当に良いFPなのか中身を見分ける方法についてお伝えします。

①FP(事務所)の相談実力

提案できる資格を持っていても、提案できる力があるとは限りません。相談内容の分野について精通し、実務までわかって提案できるかということです。聞きかじった程度の知識ではダメなんです。 なぜならばライフプランであれ、住宅の相談であれ、リスクに関する対策であれ、いずれもプロフェッショナルとしての対応ができなければ、後で大変な目に会うのは相談者の方だからです。 相談を受けた分野の商品にほとんど携わったことがない人にあなたは人生設計を託せますか?逆にある分野に特化しているFPに他分野の選択肢まで含めた総合的見解を期待できますか?

②FP実務の経験や相談件数は豊富か?

具体的な提案力チェック方法

  • FP事務所の業歴や法人化のチェック

事務所が廃業してしまいアフターサポートを投げ出してしまうのは論外ですが、そうでなくても個人でやっていればいつか引退する時が来ます。ライフプランは30年単位の長いプランです。我が家のライフプランを託すことを考えると、できれば個人営業ではなく、法人としてアフターサポートがしっかりしている事務所を選ぶことがおすすめです。

  • ホームページの相談力に関する記載

やっかいなのは、例えば一度も住宅ローンや投資信託の実務に携わったことのないFPが「相談できる」とホームページで謳っているケースです。これはもう不幸としか言いようがありません。

③FP(事務所)の心構え

・理念やコンセプトをチェック FP相談ではFP自身が商品とも言えます。お客様にどうなってほしいのか、どんなスタンスで接するのかを知るために「企業理念」や「コンセプト」の類に必ず目を通しておきます。そして大切なのは、実際に有言実行しているか、相談の時もチェックするのが有効です。

・FP(事務所)のスタンスをチェック ◆ライフプランニングを本格的にやっているか ライフプランニングはFP相談の要とも言えるステップです。しかし、ライフプランシミュレーションを面倒がってやらない、もしくは本格的には取り組んでいないFPも残念ながら多くいます。

◆アフターサポートを大切にしているか かかりつけ医のように家族のことを理解してくれていて、将来環境の変化に応じて的確なアドバイスをもらえる、つまりアフターサポートにもつながってきます。こんな所に顧客本位のスタンスが見え隠れします。

(3)ネット検索でおすすめのFPを探す方法

相談にぴったりなFPを手軽にかつ詳細な情報や複数の選択肢が得られることから、ネット検索で探すのが最も有効でしょう。しかし、だからこそ注意点があります。

①検索で直接事務所のサイトを見つける

事務所の詳細情報が簡単に入手できるメリットがありますが、他社との比較ができないので、ブックマークして他社とよく比較しましょう。

②FP紹介サイトの使い方

FP紹介サイトはほぼ保険専門のFP紹介サイトと言っていいでしょう。よって、保険以外の分野については期待できません。住宅ローンや資産運用についても相談できると謳っていても、相談者が期待するレベルでないことも少なくありません。もっと言うと保険相談のみ希望の場合でも、独立系FPの良さである他の選択肢や総合的見解を求める場合は保険専業FPにはその部分は期待できないことを理解しておきましょう。

中には地域のみ選べて、FP(事務所)は選べないサイトもあります。これでは会ってみないとどこに所属しているFPかすらわからないので、避けた方が良いでしょう。

③希望するタイプFP(事務所)かどうか見分ける方法

既に相談実力の大切さは話しましたが、その前に、そのFP(事務所)の本当の特徴を探る方法を整理しておきましょう

①保険専門のFPは対象外にしたい場合 (△=してはいけない事、避けるべきこと) △FP紹介サイトは避ける △面談場所が自宅訪問またはCafeである △住宅会社から紹介されるFP △ホームページに保険についてメインで書かれている △完全無料相談制

②詳しい商品の話まで聞きたい場合 △業歴が浅い・個人事務所 △実務経験が無い・浅い (日本FP協会のサイトは実務経験が無い・浅い人が多いので注意)

③ライフプランニングをしっかりやりたい場合 △ホームページにライフプランシミュレーションについて全く記載が無い

④初心者でも相手にしてくれるか心配な場合 △富裕層しか相手にしていないのかチェック

3.無料のFP相談ってどう?(相談料・料金体系)

FP相談は「相談」そのものが商品になりますので、基本は有料です。ライフプランシミュレーションをしたり、金融の最新情報の入手など、本当に良かったと思える相談体制を整える必要があるからです。新しいサービスですので、料金相場や受けられるサービス内容について詳しく見ていきます。

(1)料金相場と料金体系

①平均的な料金相場

【FP相談の平均的な料金相場】 ①〔時間制〕 1時間3,000円~20,000円 ちょっとした相談の場合 ②〔顧問契約〕 年間30,000円~100,000円 資産運用のような継続性が高い場合 ③〔定率制〕(成功報酬型等) 例:住宅ローン実行額の1% 不動産・相続など一過性のもの ④〔サービス料〕 例:ライフプランニング 5,000円~30,000円

②無料のFP相談はどうか?

今の時代、銀行に行けば住宅ローンはもちろん投資信託や保険の購入相談もできます。それは買ってもらうための相談ですから、銀行で相談料はかかりません。無料です。銀行だけでなく、全ての金融機関や専業の代理店も同様です。当然ですが、FP相談としての質(立ち位置・選択肢)が高いはずがありません。

③初回相談無料の活用法

では独立系FP事務所の場合はどうでしょうか。質の良い事務所に出会ったとして、気になるのは相談料ですね。相場と比べてどうか、サービス内容に対して適切か、さらにそのFPが相談相手として相応しいかといったことを確認してから正式にコンサルティングを依頼するかどうかを決めたいと思うでしょう。そんなときに利用しやすいのが初回相談無料のしくみです。

(2)米国を見ると日本の問題がわかる

 

①「相談料のみ」が実現している

FPの先進国であるアメリカではどのような料金体系でしょうか。チップの習慣など、サービスに対するフィー(相談料)の支払いが当たり前で、FP業務が法的にも整備されている米j国では、販売手数料を得ずに、フィーだけで独立系FPが活躍する事務所が多数存在します。

肝心のフィー(相談料)ですが、最低でも年間に30万円はかかります。資産が多ければ年間数百万円になることも。長期間利用すれば相当な額になるでしょう。

②米国FP事務所の課題

米国のフィーオンリー(相談料のみ)制度にも課題があります。それは、証券分野のみに限定される点と富裕層のみを相手にしている点です。「誰でも6分野の相談を気軽に」という形にはなっていません!

(3)日本でベストな料金体系とは?

日本の金融商品には販売手数料が含まれている、つまり相談料無料を前提とした商品設計になっています。これが金融機関や保険ショップでも相談が無料な理由です。ということは、もしFPに支払う相談料が高過ぎると、二重にコストがかかってしまいます。

①有料相談は両刃の剣?

また、有料相談そのものは顧客にとって良質な情報を得やすくなりますが、最終的に金融機関で商品を購入する段階で振り出しに戻ってしまいます。つまり、結局企業系のFPに相談するという展開になるので、本来FPに期待する効果を結果として得られないのです。

②相談するFPを決める最終的なポイント

では、どうするか?それは「手頃な料金で多分野に精通したFPがいい」ということです。手頃な相談料と商品分野の幅を併せ持った形ということになるでしょう。但し、そのFPが多分野に精通して相談実力が高いことが条件になりますので、ここだけははずさないように注意が必要です。

4.ライフプランはシミュレーションの質が肝心

ライフプランの相談をFPにする際には家計の収支や貯蓄のシミュレーションが根拠のある判断材料を提供してくれます。

(1)ライフプラン相談とは?

ライフプラン相談とは、結婚したら家計はどうする?子供をもう1人産んでもやっていけるか?この住宅買っても大丈夫?老後資金いくら貯めたらいいの?など将来の夢や目標を実現するための人生設計(ライフプラン)について様々な家計のパターンをシミュレーションしてお金の面で相談することです。

①FP相談と何が違うの?

一般のFP相談に比べてライフプラン相談は「ライフプランシミュレーション」によって算出された未来の家計や収支をもとに計画を立てたり、家計改善をしていく点で特徴があります。このシミュレーションの有無で相談内容や相談結果には大きな差が出てきますので、実際にどんな違いになってくるか具体的な事例で見てみましょう。

②FP相談で「ライフプラン相談”無し”」のケース

次のようなことが一般論や平均値でわかります

  • 貯蓄額など平均と比べて自分はどうか
  • 金融商品のしくみ・比較・選び方
  • 税金と働き方・金融商品の関係

これだけでも、FP相談の良さはあるのですが、ライフプランシミュレーションをするとさらに詳細な本当にほしい情報が手に入ります。

③FP相談で「ライフプラン相談”有り”」のケース

上記のメリットに加えて、一般論でなく「自分の場合どうか」が見えてきます。

  • 未来の自分が具体的に見える
  • 現状のままでいいのかわかる
  • どんな対策をすべきか自分で判断できる

ライフプランシミュレーション【無し】【有り】で相談の質がこんなに変る!

【無し】この家買えるか、審査は通るか? 【有り】この家買っても大丈夫か?

【無し】もう一人子供を産んだらいくらかかる? 【有り】もう一人子供を産んでも大丈夫か?

【無し】老後に必要なお金は平均いくら? 【有り】毎月いくらずつ積み立てるべきか?

いかがでしょうか。似ているようで、全然違いますよね。FPにライフプランの相談をする際には必ずライフプランシミュレーションをしてもらいましょう。

(2)ライフプランシミュレーションがすごい

シミュレーションでは毎年の家計の収支や貯蓄残高が、将来(生涯にわたって)どのように推移していくのかを予測できます。これによって結婚や子育て、老後における家計の姿がはっきりと見える化できるから、家計診断をする上で、極めて優れた人生設計ツールとなります。

①ライフプランは家計の健康診断から

収入から支出(費用)をひいたものが収支です。これをまとめたものをキャッシュフロー表と言います。現状と30~50年後の将来のキャッシュフロー(収支)を分析するから、家計の課題と取るべき対策がはっきりわかります。FP相談の経済的・精神的な効果を倍増するための必須条件とも言えます。

さて、私達は体の状態を健康診断でチェックするように、キャッシュフロー表を使って家計の状態をチェックすることができます。体の健康診断ではA・B・Cといったように総合判定があって、結果次第では精密検査や治療をすることになりますが、キャッシュフロー表の良し悪しはどうやって判定するのでしょうか。

②家計の健康診断結果にドキドキ!

家計の健康診断結果(シミュレーション結果)は下のようなグラフで良し悪しが判定できます。このグラフのことを「貯蓄残高推移グラフ」と言います。グラフの真ん中に水面があって折れ線が水面の中に水没している場合、お金(貯蓄)がマイナス(借金)状態にあります。ですから生涯を通じて、水面下に落ちずにプラスのままであればOKということになります。

③分析結果が出たらどうする?

もし、シミュレーションの結果が水面下に落ちている結果が出てしまったら?この場合は何か対策を打った方がいいというシグナルです。では、逆にずーっとプラスという結果が出たらもう安心かというと、必ずシミュレーションのとおりになるとは限りません。

大切なのは、マイナスの結果であっても、プラスの結果であってもいずれも将来のシミュレーションなので、悲観したり甘んじることなく、ずーっとプラスであり続けるための努力や対策が必要だという事です。

健康の維持管理に似ていますね。健康を維持するのと同じようにライフプランも維持していかねばなりませんから、ライフプランは1回やれば終わりというものではなく、年に1回とか、定期的に行って、当初計画どおりに進行しているのかチェック・見直しをすることが大切です。

(3)タイムマシンで未来が見えるようだ

ではさらにもっと具体的な疑問が湧いたらどうするか?例えば、もう少し価格の高い住宅を買ったらどうなるか?あるいはもう1人子供産んでもやっていけそうかとか、あるいは私(妻)が何歳まで働けば老後は安心できるのかなどです。

①「仮」の想定があっという間に・・・

実はライフプランシミュレーションのすごいところはまさにここなんですが、そういった「もしも」の想定があっという間にシミュレーションできてしまうのです。まるでタイムマシンで自分の未来を覗いているかのようにです。子供2人なら全然問題ないけど、3人だと水面スレスレだねとか、ならば2人にしておいて、その代わり2人とも中学校から私立ならどうなるかとか・・・本当にあっという間なんです。これこそがライフプランシミュレーションの醍醐味です。

②シミュレーション結果は水没。でも買いたい

こんなケースもあります。子供は2人で共働き。都心のマンションを買いたいが家計の健康診断結果は・・残念ながら水没。でも、通勤のことや子供達の今後の通学、そしてなんといってもあこがれのマイホームを手に入れるために夫婦で貯蓄をがんばってきた。だから、なんとかして買いたい。こういう場合どうするのか?実はそれこそがFPの腕の見せ所です。単に価格を下げましょうというだけでなく、どうやったら夢が実現できるのか、徹底的に考えるのです。

③改善の材料が詰まっているからできる

そして考える材料になるのが例のキャッシュフロー表です。ここには給与・年金・税金・社会保険料・生活費・住宅費・教育費などあらゆる情報がつまっています。

それは節税、住宅ローンの金利や保険料などのコスト削減策や資産運用、あるいは買い方一つで住宅価格を抑える方法などあらゆる対策を検討できる材料が整っているということです。したがって水面上に出る改善ができる可能性はいくらでもあります。

④未来が見えるから、今すべきことがわかる

下のグラフは生涯の貯蓄残高の推移がライフプランシミュレーションによって変化する様子です。改善策によって人生が劇的に変化している様子がわかります。対策前は若い内に将来の異変を予測できず、老後になってから問題に気付く典型的なパターンです。

このようにライフプランシミュレーションをやれば現在だけでなく、将来の課題を把握できるので、 対策をすべきかどうかがはっきりします。また、実際に試さなくても将来がシミュレーションできるので、どんな対策を打つべきか(安全な解決策)がわかるので、将来に対する不安を解消することができるのです。

(4)ライフプラン相談の注意点

さて、とてもワクワクのライフプランシミュレーションですが、キャッシュフローなんて聞き慣れないカタカナ文字を聞いただけで面倒くさい、よくわからないといった拒否反応を示す方がいらっしゃると思います。でも心配しないで下さい。

①面倒なことは、FPがすべてやってくれる

そういう面倒なことはすべてFPがやってくれます。あなたはFPの質問に答えるだけでいいのです自分でエクセルを使ってもできないことはありません。しかし、税金や社会保険料、年金の受給額、住宅ローンの繰り上げ返済のシミュレーションとなると、さすがにプロにまかせてしまった方がいいということになるでしょう。

②ライフプラン相談のデメリット

こんなにワクワクするライフプランシミュレーションですが、見たくないものまで見えてしまうという欠点があります。誰でもイエローカードが出れば不安になるでしょう。でも、ちょっと待って下さい。30年後になって、やっぱりあの時気づいて良かったと思えるそんな時がくることを想像してみて下さい。是非勇気を持って自分の未来を覗いてみて下さい。未来を変えることができるのですから。

また、ライフプランシミュレーションをする時に重要なことは「想い」です。ライフプランソフトでは描き切れない家族の形や夢・暮らしをいかに盛り込んでいけるか、これがFPの腕の見せ所。ということは、あなたとの相性はとても大切になりますので、やはりFP選びは重要なのです。

5.家計見直しの4ステップ(お金の貯め方)

家計のやりくりで苦しいとか、節約しているのに貯金(貯蓄)が増えない、なんとなく将来が不安・・。こんな時は、収入と支出のバランスが崩れているかも知れません。まずは、家計見直しが必要かどうかチェックしましょう。

(1)家計の見直し方法

ライフプランシミュレーションの結果、家計を見直した方がいいというケースもあります。ここからは具体的に家計見直し方法をお伝えします。

①お金を増やす方法は3つしかない

お金を増やす方法は難しいと感じるかも知れませんが、実は次の3つしか方法はありません。 ①収入を増やす ②支出を減らす ③お金を運用して増やす 大切なのはそれぞれの見直し方法をいかに実行に移すかにかかっています。

① 収入を増やす 転職でもしない限り、収入を上げるのは無理だよと聞こえてきそうですが、働き方の見直しだけでもかなりの効果があります。例えば、共働きにする、パートに出る、長く働くなどです。パートで年収100万円でも10年にもなれば1000万円ですから、貯金を相当殖やすことができます。 ② 支出を減らす 支出を減らす方法は大きく3つ。①節約②節税③金融の見直しです。節約しか思いつかなかった方もいると思いますが、節約はストレスも大きく、できれば最後の手段としたいですね。その前に節税と金融の見直しでストレスフリーに支出を減らしましょう。 ③ お金を増やす(運用する) 銀行口座に貯まっていて何もしていないという方多いのではないでしょうか。銀行預金は出し入れ自由という手軽さはあるものの、金利はほぼゼロですね。お金を預ける先を見直して、利回りやリターンの良い運用をしましょう。

(2)貯金のコツ

上記の3つの貯金の方法を実践して、お金を増やすぞと思ったのになかなか増えないことがあります。実は貯金にはコツがあります。これを知っていないと思うように増えてこない、またはせっかく増えたお金を減らしてしまいます。

①貯金の方法とコツA

収入から支出を引いたものを収支(フロー)と言います。家計の見直しをして十分な収支があれば自動的に貯金(ストック)が増えていくはずですが、お金がざるのようにだだ洩れになってしまい、思うように貯まらないことがあります。これはいつの間にか使途不明金が増えて、貯金の増加の邪魔をしているのが原因のこともあります。では、収支(フロー)から着実に貯金(ストック)に回っていくにはどうしたら良いのか?そのコツは、「お金が貯まるしくみ」を作ることです。実際にお金が貯まっている人の多くがこのコツを採用しているのです。そして、貯めるべき金額がしくみ化されるよう見直せば、あとは自由に使っても大丈夫というおまけつきです。 具体的な「お金が貯まるしくみ」

②貯金の方法とコツB

収支を改善し貯めるコツも使い、貯まったお金を運用もした。ここまでやっても落とし穴があります。それがお金に関する様々なリスクです。例えば運用に伴う値下がりリスク、住宅ローンの金利上昇リスク、物価上昇リスク、事故や病気など万一リスクなどです。 こういったリスクからせっかく貯めたお金を守るには、それぞれのリスク対策が必要になります。 具体的な「お金を守る対策のポイント」

③貯金の方法とコツC

最後にお金を運用する時のコツです。まずお金に色をつけて分けてみましょう。分け方は使う時期。短期(数年以内)・中期(10年前後)・長期(30年以上)です。使う時期に分けて運用を始めてみましょう。 具体的な「期間別の運用方法」

(3)家計見直しをする前に

家計簿の目的は収入以上の支出をしないよう家計を健全に保つこと。では健全な家計とは収支がプラス(黒字)のことでしょうか?

①現状が良いのか悪いのか、まずは分析

赤字(マイナスの収支)って本当に悪いんでしょうか?1つの家庭でも「共働き・子供なし」の時や、「子供2人・妻パート」のように変化していきます。当然年間の収支は大きく変わります。だから、年によっては赤字の年があり得る。赤字だからイコール不健全という訳ではないのです。逆に黒字だというだけでは健全とは言い切れません。今年は黒字でも、将来赤字に落ちることは誰でもあります。

②どんな状態が健全で安心と言えるのか?

では、どういう状態が健全で安心と言えるのでしょうか?健全で安心な家計とは、赤字や黒字を繰り返しながら、貯金の残高が生涯を通じてマイナスにならない家計です。しかし、未来の貯金残高がプラスかどうかなんて今わかれば苦労はない、わからないから「なんとなく不安」なのです。

③ライフプランシミュレーションで未来が見える

未来の貯金残高の推移が見える方法。それがライフプランシミュレーションです。子育て費用から老後の年金・生活費まで家計を計算できるので、生涯に渡って貯金(貯蓄)がどのように推移していくか見通すことができます。

(4)FPによる家計見直しならこうなる

このような家計見直し方法は一般論であって、自分の場合はどう見直したら良いでしょうか。ライフプランシミュレーションをすればその答えが見えてくるのですが、シミュレーション結果に基づいて、自分の場合はどうすべきか客観的なアドバイスをくれるのがFPです。

①もう家計簿は要らない?!

家計簿アプリが登場した今でも、年間の収支を正確に把握することは、とても手間暇がかかります。普段私たちが目にする家計簿は言わば過去家計簿。しかし、本当に健全で安心できる家計に見直しするには、未来のことまで考えなければ意味がありません。ライフプランシミュレーションは未来家計簿。これに基づいて、貯金が増えるしくみを作ってしまえば健全で安心できる家計に導いてくれます。だからもう日々の過去家計簿をつける必要がないのです。

②ライフプランと家計見直しの相乗効果

ライフプランシミュレーションをすると家計の問題点が見えてきます。そこで家計見直しをして夢や目標に一歩近づきます。すると、こんな場合は?あんなこともできるかな?と新たな可能性についてまたシミュレーションを行う。こうしてライフプランと家計の見直しを繰り返して本当に自分がやりたかったことを発見、かつそのために何をすれば実現できるかが自ずと見えてくる。これがライフプランと家計見直しの相乗効果です。

③メリット・効果のまとめと注意点

ライフプランや家計の見直しは自分や家族に大きな効果をもたらしてくれます。今までは何となく不安みたいな漠然とした悩みが解消されます。そして家計のやりくりや管理が楽ちんになる。節約の苦しさから解放されて自動的に貯金ができる体質になることで、安心して日々暮らせることです。お金のことで夫婦げんかするなんてこともなくなり、家庭に笑顔が溢れるでしょう。

このような家計見直しには事前の現状分析なども含めると相当のエネルギーが必要ですが、FPが全部サポートしてくれることも大きなメリットと言えます。

良いことばかりに見える家計見直しですが、いくら自動化できる、家計簿不要と言っても、家計見直しは万能ではありません。環境の変化やライフプランの変化に合わせて、あるいは定期健康診断のように定期なチェックをすることが望ましいです。