投資初心者は何から始める?FPおすすめの投資法3選

「投資を始めたいのだけど、どうやっていいか分からない」
「初心者が投資を始めるのに、おすすめな方法ってありますか?」
「初心者なんですけど、投資の勉強はどうやったらいいでしょうか」

最近、そんなご相談を受ける機会が増えてきています。

物価の上昇、子供のための教育費、マイホーム購入の準備、セカンドライフの資金。
これから先のお金のことを考えると投資や資産運用も必要なのでは?と、重い腰を上げようとしている方も多いことでしょう。

ですが、投資初心者の方は「でもいったい何から始めればいいの?」というところで足が止まりがちです。

そこで本コラムでは、これから投資を始めようとしている初心者の方に向けて、私がFPとして実際にご相談を受ける際にお伝えしている、次の3つのポイントについて解説していきます。

ぜひ本コラムを参考に、スムーズに投資を始めていただければと思います。

1. 初心者が投資を始める時におすすめの方法3選

初心者が投資を行う際は何から始めたらいいのかについて、まず商品としては、投資信託・ファンドラップがおすすめです。

なぜかというと、これらはプロが代わりに運用してくれる商品なので、自分の手間や労力をあまりかけずに済むからです。

そして、投資信託・ファンドラップをどのように投資すべきかは、次の3つの方法がおすすめです。

  1. つみたてNISAで投資信託を積立する
  2. iDeCoで投資信託を積立する
  3. ファンドラップを一括購入する

どの方法も、運用失敗する可能性が低いだけでなく、続けやすく、あまり手間がかからず、それぞれが固有のメリットを持っています。何から始めたらいいか迷っているなら、ぜひこの3つの方法から選んでみることをお勧めします。

1-1. つみたてNISAで投資信託を積立する

1つ目におすすめする方法は、「つみたてNISAで投資信託を積立する」です。

この方法は、運用に回しているお金を、途中で引き出して使う可能性がある人に向いてます

まず積立投資は、少額から始めることができ、一度設定すれば自動的に購入されていくので、非常に続けやすい点が初心者向きです。

そしてなぜつみたてNISAがいいのかというと、NISAには以下の特徴があるからです。

  • 利益に税金がかからない
  • 売却に関して期間やタイミングの制限がない。積立金の増減額も自由にできる。

NISAの最大の特徴は、売却時の利益に税金がかからないことです。
通常では運用で10万円利益が出ると、約2万円は税金がかかります。100万円利益が出れば20万円も税金が引かれてしまいます。
ですがNISAを使えば、利益から差し引かれる税金が0になるのですから、使わない手はないですよね。

もう一つ特徴として挙げられるのは、柔軟性の高さです。
NISAには、売却に関して機関やタイミングの制限はありませんので、積み立てた投資信託はいつでも売却できます。また積立金の増額や減額も自由に簡単にできます。

ただ、注意していただきたいのは、この「途中で引き出しやすい」点はデメリットにもなり得ることです。
例えば「子どもの大学費用として積立を始めたものの、中途で車の購入に使ってしまった」なんてこともできてしまうのです。

柔軟性が高い分、途中で使うことがないようにする工夫や対策が必要になると言えるでしょう。

しっかり対策を取った上で「つみたてNISAで投資信託を積立する」に取り組みたいという方は、

  • 自分に合った対策にはどのようなものがあるか
  • どのような手順で始めればいいか

などを明確にしておくことをお勧めします。その上で、どの投資信託を積み立てていくかを選びましょう。

失敗しない投資信託の選び方・やってはいけない投資信託の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

1-2. iDeCoで投資信託を積立する

2つ目におすすめする方法は、「iDeCoで投資信託を積立する」です。

この方法は、初心者の中でも運用資金を途中で引き出す必要がない人に向いていると言えるでしょう。

iDeCoは個人型確定拠出年金制度であり、NISAよりも税金面での優遇が大きいです。

  • 利益に税金がかからない
  • 掛け金が所得控除になる

利益に対して税金がかからない点はNISAと同じですが、iDeCoには税金面でのメリットとして所得控除もあります。
つまり運用益だけでなく、納める税金を減らす効果もあるのです。

ただし注意点としては、職業や企業年金の加入状況によって掛け金額の上限が変わることが挙げられます。
そのため、転職には注意が必要です。所得控除の効果が増減する可能性があります。

また、iDeCoで運用しているお金は、原則65歳まで引き出せない点にも要注意です。

例えば、住宅ローンや教育資金でお金が必要になった時に取り出して使うことはできないのです。
したがって、iDeCoでいくら積立していくかは、慎重に決めることをおすすめします。

「iDeCoで投資信託を積立する」をやっていきたい人は、

  • 毎月いくらまでなら掛けていいか
  • 引き出せないお金があっても大丈夫なだけの貯金が用意できているか

などを確認した上で取り組むようにしましょう。

なお、iDeCoは加入する金融機関によって選べる投資信託のラインナップが変わりますが、選び方の基本は同じです。
こちらの記事で、失敗しない投資信託の選び方・やってはいけない投資信託の選び方については詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

1-3. ファンドラップを一括購入する

3つ目におすすめする方法は、「ファンドラップを一括購入する」です。

この方法は、すでにまとまった資金がある人に、特におすすめです。

なぜならファンドラップは、資産運用に関わるほぼ全ての判断や確認を、専門家にお任せできるサービスだからです。

ファンドラップでの運用と、通常の投資信託での運用の違いをまとめたものが下の表です。

ファンドラップでの運用
通常の投資信託での運用との違い
ファンドラップ 投資信託
どの投資信託を持つか 顧客意向に沿って運用会社が決定 投資家が自分で決定
投資信託それぞれを
どんな割合で持つか
顧客意向に沿って運用会社が決定 投資家が自分で決定
運用状況に応じた
リバランス等の管理全般
顧客意向に沿って運用会社が実施 投資家が自分で実施
運用状況の確認 定期的に担当アドバイザーが報告 好きな時に自分で確認
いつ解約するか 担当アドバイザーと相談して決定 自分で決定
どんなコストがかかるか ファンドラップ手数料
投資一任報酬
信託報酬
販売手数料(※1)
信託報酬
信託財産留保額(※2)
※1・2がかからない投資信託もあります。

このように、資産運用にかかる手間のほとんどを、運用会社やアドバイザーが引き受けてくれるのです。

またファンドラップは、すでにパッケージ化されている投資信託を、さらに複数組み合わせて運用する仕組みになっていますので、普通の投資信託を持つよりも高いリスク分散の効果が得られています

そのため積立にして、さらなるリスク分散をする必要性は高くありません。
全ての運用の土台となるコア資産として、一括購入することが向いていると言えます。

ただしファンドラップはこれらのサービスがついている関係で、通常の投資信託よりもコストが高めに設定されている点は注意が必要です。
説明を受ける際はこの点はしっかり聞き、少しでも疑問点や不安点があるようなら必ず質問しましょう。

しかしコストに見合ったサービスやパフォーマンスが出ているファンドラップであれば、投資先として選ぶメリットは十二分にあると思います。

「ファンドラップを一括購入する」をやっていきたい人は、

  • 検討しているファンドラップのパフォーマンスは事前に確認しておく
  • 運用中にかかるコストはしっかり把握しておく

などをすれば、より安心して運用を始めてもらえるでしょう。

2. 初心者が投資を始めた時にやりがちな5つの失敗

「投資で失敗したくない」

そうは言っても思うようにできないのが投資です。

2章では、投資初心者が特にやりがちな失敗を5つのパターンを解説してきます。
本章を読んで「どうしたら失敗してしまうのか」を先に知っておいていただければと思います。

  1. 値下がりが怖くなって早期解約してしまう
  2. 使ってはいけないお金に手を出してしまう
  3. ハイリスク・ハイリターンの商品を購入してしまう
  4. 金融機関の言いなりになってしまう
  5. ネット情報を鵜呑みにしてしまう

2-1. 値下がりが怖くなって早期売却してしまう

値下がりが怖くなって早期売却してしまう。
これは初心者が最もやってしまいがちな失敗と言ってもいいでしょう。

なぜかというと、値下がり時に怖くなって早期売却してしまうのは「投資は長期かつ分散させて行う」という基本と真逆の行動だからです。

投資を成功させるには、長期・分散が基本です。長期とは5~10年以上、分散は2種類以上が目安です。
この基本を意識した行動ができれば、相場が大きく下落した時でも、予想外の損失を出さずに投資を成功させられる可能性がグッと高まります。

例えば、大きな値下がりと言えば、最近ではコロナショックがあります。
こういった世界的に不安な出来事があると、株式や投資信託は一斉に売られます。実際に日経平均株価は、コロナショック時は約1ヵ月で23,386.74円→16,552.83円へ、約30%も下がりました。(下図参照)
「値下がりが怖くなって早期売却してしまう」は、このタイミングで多く発生します

その後「いくら何でも安すぎる」「そろそろショックも落ち着いてきたかな」と判断されると、また買い戻されます。

そしてある程度待つと、下がる前以上の水準まで上がってくることもあります。コロナショックの時は、約1年後には30,017.92円になりましたので、約80%も上がったことになります。(下図参照)

売らずに持ち続けていれば利益を出せていたのです。
コロナショック前後の日経平均株価の推移

(参考:Google 日経平均株価 5年チャート

しかし基本を知らず、「怖い」「もう見たくない」「耐えられない」といった気持ちが出てしまうと、一番下がっている時に売却してしまうのです。

また、株価が大きく上下したり、為替が不安定な動きをしていたりする時には、テレビなどのメディアで大々的に伝えられます。これによって必要以上に不安を感じてしまうのですが、こういうときにこそ慌てて売却したりせずに、初心に戻って長期保有を意識することが大切なのです。

2-2. 使ってはいけないお金に手を出してしまう

生活費など、使ってはいけないお金にまで手を出してしまうことも、初心者がやりがちな失敗として挙げられます。

なぜなら使ってはいけないお金に手を出すということは、手持ちの資金のほとんどを投資したギリギリの状態と考えられ、その状態が続けば投資自体を続けられなくなってしまう可能性が高いからです。

投資を続けられていれば、そのままでも順調な資産形成が期待できたり、タイミング良く追加投資を行ってさらに資産をふやすチャンスが来たりすることもあるでしょう。

しかし生きる上で不可欠な費用が足りなくなってしまえば、どんなに運用の調子が良くても、売却してお金をつくらざるを得ません。そうなれば、チャンスを逃すばかりか、それまでコツコツ積み重ねた結果も台無しになってしまいます。

手を出す、という認識はないかもしれませんが、最近は「余裕資金があったらどんどん投資にまわそう」という考えの方が増えている感じがしますので、この点は少し危ないなと思っています。

特に、2024年からNISAの非課税限度額が大幅に増えることもあり、投資に対する関心はさらに高くなっています。このためか、最近よく「新NISAから投資を始めたいと思っているが、非課税枠1800万円はフルに使った方がよいのか?」といった質問も受けます。

そんな時、私は「投資を始めるにあたって大切なことは、預金も含めた金融資産のバランスに注意して、投資にまわす金額を決めること」とお伝えしています。

現状を踏まえて、投資に回せる金額を最初にしっかり決めておけば、使ってはいけないお金に手を付けてしまうことを防げます。必要なお金をきちんと確保していれば、予定外の売却をする必要はなく、長期の資産運用を続けることができます。

みなさんを取り巻く投資環境がこれからどうなるか、これはプロでも予測が出来ません。
だからこそ適正な金額で投資することが必要なのです。

2-3. ハイリスク・ハイリターンの商品を購入してしまう

初心者がやりがちな失敗の3つ目は、「ハイリスク・ハイリターンの商品を購入してしまうこと」です。

初心者は投資のリスクについて十分理解していないために、身の丈に合わない金融商品、言い換えれば”自分が耐えられない値動きをする商品”を買ってしまいがちです。

なぜ買ってしまうかというと、その方がすぐ利益を出せると思われているからです。

しかしどれだけのリスク・どれだけの値動き幅まで耐えられるかは、一人一人違います。
投資の状況は毎日変化しますから、自分が耐えられない状況なった場合は損失が出ていても解約せざるを得ず、結果失敗につながってしまいます

「すぐ利益が出そう」「これまで好調に値上がりているから大丈夫そう」「このくらいの値動きなら、自分ならたぶん大丈夫」と思えるものがあったとしても、実際に投資する前に一回立ち止まってみてください。

そして、ファイナンシャルプランナーなどの第三者の立場から冷静にアドバイスをくれる専門家に

  • その投資にはどんなリスクがあるのか
  • 実際のところ、自分にはその値動きに耐えられるだけの資金があるのか
  • もし失敗して損失を出したら今後の運用計画にどんな影響を与えるのか

といったことを相談しておきましょう。そうすれば、あなたが本当にそれに投資していいのかを教えてもらえます。

2-4. 金融機関のいいなりになってしまう

初心者がやりがちな失敗の4つ目は「金融機関のいいなりになってしまう」です。

実は、金融機関からの提案は、資産運用の基本である長期投資・分散投資になっていないことが多くあるのです。

なぜなら日本の金融機関の大半は、購入手数料が収益の大半を占めるビジネスモデルになっているからです。つまり、長く保有するのでなく商品を購入してもらわなければ収益にならないのです。

商品を購入してから大体1年くらい経つと「利益が出ているので売却して利益確定しましょう。次はこの投資信託がいいです。」といった具合に買い替えを勧められることが多いです。
また、提案してくるのは自社やグループ会社で取り扱っている商品になるので選択の幅も少なく、効果的な分散にならないことがあります。

これでは5年以上の長期の資産形成や分散投資はしづらいでしょう。

繰り返しますが、投資の基本は長期分散です。長期の目安は5~10年以上、分散は2種類以上です。
これを妨げる提案には注意してください。

銀行や証券会社から長期分散にならないような提案をされた時は、融機関に属さない独立系のファイナンシャルプランナーなど第三者的な立場からアドバイスが期待できるところに相談し、セカンドオピニオンをもらってみることがおすすめです。

その提案が本当に長期目線になっているか、あなたに合っているかをしっかり判断してくれるでしょう。

ファイナンシャルプランナーに投資の相談をするメリットや、相談先の選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらも読んでみてください。

2-5. ネット情報を鵜呑みにしてしまう

投資を始めるにあたってまずやってみることは、ネットで情報を入手することではないでしょうか。
このネット情報を鵜呑みにしてしまうことも、初心者がやりがちな投資の失敗行動の一つです。

ネット情報を鵜呑みにしてはいけないのは、以下の2つの理由があるからです。

  • いかに多くの人に見てもらうか、という点にフォーカスをあてて作られているので偏った主張になっている可能性がある
  • あなたにとっての最適な解答ではない可能性がある

ひと口にネット情報といっても、とても多くの媒体があり、膨大な情報がありますよね。
例えば、金融庁などの公的な機関や各金融機関も積極的に情報発信をしていますし、YouTubeでは専門家を名乗る人が様々な持論を展開しています。

その中には、初心者の心を引き付とけるような強烈なワードであったり、なるほどと思わせる話の展開だったりするものが多くあります。
ですが、ネットの情報はあくまで大勢の人の目に留まるように、多くの人に当てはまるように書かれています。あなたにとっての最適解とは限らないのです。

したがってネットで情報収集してもいいですが、本当にあなたがやるべき投資・投資計画を考える際は、その情報を鵜呑みにしないように注意しましょう。
万全を期すなら、ファイナンシャルプランナー等の専門家に相談するのがおすすめです。ネットを含めた多くの情報を整理し、あなたの現状や将来像を把握した上で、最適なプランを作ってくれることが期待できます。

 

3. 初心者が投資を始めた時におすすめな勉強方法4選

3章では、初心者が投資を始めるにあたっておすすめな勉強方法は次の4つです。

投資で成功する・失敗を防ぐためには、投資の知識をつけておくに越したことはありません。

どれも初心者におすすめです。

それぞれ特徴がありますので、これらをうまく活用して投資の勉強をしてみてください。

3-1. 投資の本を読む

投資初心者にまずやっていただきたい勉強方法は、資に関する本を読むことです。

やはり投資の勉強においても、本を読むという方法は、まず最初にやっていただきたいおすすめの方法といえるでしょう。

本を読むことのメリットといえば、知識を体系的にまとめて学べることです。
インターネット上の情報は、個々のトピックが独立していることが多く、ひとつの分野の知識を習得しにくい場合があります。その点、本は1冊にある程度まとめられているので、学習しやすいのです。

また、通勤電車や休憩時間、また就寝前など、時間を有効活用できるところもいいですよね。

投資初心者の方にとっては、初めて目にする金融に関する用語も多く、一度読んでも覚えておくことが難しいかもしれません。ですが、一通り読んだ後に分からないことがあっても、必要なところだけ読み返して理解を深めることもできます。

ただ、投資の本といっても様々なものがあります。
書店には「○○だけやればいい」「○○円儲かる」「不労所得」など、手に取ってもらえるような強烈なメッセージのタイトルの本が並んでいます。そして基本的に、本に書かれている内容は、著者の意見です。
すんなり腹落ちするものもあれば、疑問が残るものもあるでしょう。

どれを選んでいいか、難しく感じるかもしれませんが、初心者向けと思われるものや興味のあるものを2~3冊読んでみてください。

本を読むにつれて、自分の中である程度、投資に対する考え方や方針が形作られていくでしょう。

当社にも、投資・お金の勉強におすすめの本についてまとめた記事がありますので、どんな本がいいか悩んでいる方はぜひこちらを参考にしてみてください。

3-2. セミナーに参加する

セミナーに参加することも、投資のおすすめの勉強方法です。

有料の投資の学校的なセミナーや企業が開催する無料セミナーなど様々なものがありますので、これらに参加してみるのもよいでしょう。

なぜならセミナーでは、新しい情報をすぐに入手できるからです。

なにか新しい情報が出た時、本を執筆して世の中に出すには時間がかかります。しかしセミナーでは直近の出来事を含めて話をすることができるので、新鮮な情報が入手できる可能性があります。

また、普段は相談できないような人、例えば運用会社のファンドマネージャーのような方の話をリアルタイムで聞けますし、質問コーナーがあれば直接会話できるチャンスもありますね。

気を付けたいのは、ご存知の通りセミナーにも様々なものがあることです。

皆さんの中には無料セミナーというと「何か売りつけらされるのでは?」「しつこく勧誘されるのでは?」と思っていらっしゃる方も多いと思います。
実際に企業が行っている無料セミナーでは「希望のお客様には金融商品を提案する」と、あらかじめ明記しているものもあります。セミナーは企業にとって新しいお客様と出会うチャンスでもあるのです。

ですので、こういったセミナーに参加する際は、どういった意図で開催しているか冷静に見極めて参加することをおすすめします

こちらの記事では、マネーセミナーが無料でできる理由や、マネーセミナーを上手く活用するにはどうしたらいいのか等のポイントをまとめています。興味があればぜひ読んでみてください。

3-3. インターネットで関連記事を読む

インターネットで投資についての関連記事を読むことも、おすすめの勉強法ですといってよいでしょう。

なぜならインターネットは、短時間に必要な情報を手軽に入手する上では非常に効率がいいからです。これは、先に述べた2つの方法にはない特長です。

2-5では「インターネットの情報を鵜呑みにしてしまうと失敗につながる」とお伝えしましたが、インターネットで情報収集すること自体は悪いことではありません

インターネットでは様々な記事が掲載されていますね。調べ物をするときにキーワードで検索して使ったことのある方は多いでしょう。
ネットの記事は特定のキーワードに対応して書かれているので、ピンポイントで知りたい情報を集めるのに向いているのです。

例えばNISAについて知りたかったら、金融庁が「NISA特設ウェブサイト」なるものを公開しています。お堅いイメージの金融庁も分かりやすく掲載してくれているのです。

他には金融機関や、企業の専門家が書いているコラムなどもあります。これらは必要としている人に検索されやすいように工夫して書かれていますので、調べたいことを見つけるのに便利です。

これらを効率的に使うのはよいのですが、情報が古かったり、必ずしも正しいことが書かれている訳ではなかったりする点には注意が必要です。
税金に関する事柄など、間違えたらいけない情報は、政府系のウェブサイトでも確認することをおすすめします。

当社も「ほっとFP~お金の相談室~」というお金全般についてわかりやすく解説しているコラムサイトを運営しています。資産運用・投資、住宅ローン、ライフプラン、保険など、幅広い分野で多くの記事を投稿していますのでご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

3-4. ファイナンシャルプランナーなど、プロに話を聞く

ファイナンシャルプランナーなど、プロに話を聞くのも有効な勉強方法のひとつです。

この方法のもっとも良いところは、プロの方があなたのレベルに合わせて話をしてくれる点です。

先にあげた3つのやり方では、まず自分で情報をとりに行く必要があります。
情報量は豊富かもしれませんが、あなたが欲しい情報・聞きたい話は、得たものの中から選び取る必要があります。希望のものだけをピンポイントで説明しているものに巡り合えない可能性は非常に高いです。

自分で情報の取捨選択をするとなると、「どの情報を参考にするべきなのか?」の判断基準がまだ育っていない状態では、誤ったものを選んでしまう危険性もあるでしょう。

その点プロに話を聞きに行くと、あなたの状況や価値観を踏まえた上で、必要な情報だけを教えてくれます。広く浅くも、狭く深くも、臨機応変な対応が可能です。

セミナーも「プロの話を聞く」という点では似ているかもしれませんが、セミナーは多数向けにやっているので、踏み込んだ話までするのは難しいです。

ですので投資初心者の方は、これから自分はどのように投資の勉強を進めていくかを判断するためにも、プロに話を聞きに行くのはおすすめと言えます。

ただし投資のプロにも色々な人がいますので、どこに相談すべきか考えるのは意外に重要です。
以下の記事に、投資の相談ができるファイナンシャルプランナーがどこにいるのか、どんな話が期待できるかをまとめています。気になる人はぜひ参考にしてください。

まとめ

本コラムでは投資初心者の方に向けて、投資は何から始めればいいか・やりがちな失敗・おすすめな勉強方法を解説しました。なんでもいいので、投資を進めていくヒントを掴んでもらえたなら、私も嬉しく思います。

投資を成功させる秘訣は、基本を押さえた上で自分に合った方法を見つけることです。
自分に合った方法の見つけ方は様々です。

例えば、本コラムで取り上げたようなおすすめの方法を試してみたり、やりがちな失敗を分析してみたり、勉強して知識を付けてから厳選してみたり、あるいはファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみる等、色々なアプローチ方法があります。

ぜひ自分に合った方法を使って、納得のいく投資を行っていただければと思います。

もし投資についてのお悩みやご相談があれば、FPバンクの無料相談も、お気軽にご利用してみてください。初回のご相談は無料で行っていただけます。

お金の悩みを相談したいと思ったら
FPバンクの無料FP相談

本記事を読まれた皆様は、お金についてこんな悩みを持っていませんか?

  • お金が全然貯められない…
  • 家が欲しいけど予算はどうしよう…
  • 教育費や老後資金の準備が不安…
  • 資産運用で失敗したくない…
  • 無駄な生命保険は入りたくない…

日々を過ごしていく上でお金の悩みは尽きません。しかし、これらを安心して相談できる先はお持ちでしょうか。

FPバンクは、独立系FP事務所として年間1,000件以上のお金の相談を受けています。

その際はお客様に本格的なFPサービスを気軽に利用していただけるよう、商品提案ありきでない相談リーズナブルさを重視して、お金の悩み解決に取り組んでいます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
(来店・オンラインともに受付可です)

コメント

【土日祝OK】FP相談ご予約受付中10時~18時半・オンラインも可
【土日祝OK】FP相談ご予約受付中10時~18時半・オンラインも可
【初回無料】FP相談ご予約受付中10時~18時半・オンラインOK
【初回無料】FP相談ご予約受付中10時~18時半・オンラインOK