投資の相談はファイナンシャルプランナーへ!最適なFPの選び方まで徹底解説

「投資のことを相談したいけど、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)に相談して大丈夫かな?」
と思ったことはありませんか?

この疑問にズバリ答えるなら、

FPに投資のことは相談できる。しかし相談するFPはしっかり選ばないと、自分が望む結果が得られない可能性が高い

という風に回答することになるでしょう。

FPはお金の専門家であり、その知識は投資においても役立ててもらえます。
しかし、世の中に居るFPの約8割は金融機関や不動産会社等の企業に所属しており(日本FP協会調べ)、「その企業が売りたいもの」を優先して提案する傾向がみられるのが実情です。

そのため、どのFPを投資の相談先に選ぶかはかなり重要なポイントになると言えます。

ここを妥協してしまうと、

「投資をしたけど、期待したほどの成果が出ていない」
「商品の購入後まったくフォローがなく、気づいたら損していた」
「自分の性格や収支状況に合わない商品を買ってしまい、続けられなくなった」

といった投資の失敗を招いてしまう危険があります。

本記事は、もともと大手証券会社でFPとして働いた後、独立系FPに転職した私自身の知識と経験をふんだんに盛り込みました。
これを読んで、安心して投資の相談できる先を見つけてください。あなたの不安や悩みに対して適切なアドバイスをくれるFPに出会えたら、投資が成功する可能性は一段と高まります。

本記事がお役に立てば幸いです!

本記事で分かること

  • ファイナンシャルプランナーへの投資相談とはどのようなものなのか
  • 相談するファイナンシャルプランナーを選ぶ上でのポイント(早見表付き)
  • ファイナンシャルプランナーへの投資相談を成功させるための準備
  • 独立系ファイナンシャルプランナーに投資相談する魅力

1. ファイナンシャルプランナーに投資は相談できる

FPに投資は相談できます。

自分で投資に関する情報を集めることも大事ですが、いまの自分に合ったやり方や情報を効率よく知りたいのであれば、やはり直接話ができるFPに相談することをお勧めします。

本章では、FPに投資を相談することについて、次の4つの観点から解説していきます。

  • ファイナンシャルプランナーは、「お金の専門家(プロ)」
  • 投資に詳しい一般の人と違い、お金にまつわる技術や能力がある
  • ただし、全てのファイナンシャルプランナーが同じレベルで投資の相談ができるわけではない
  • ファイナンシャルプランナーごとの特徴を押さえて相談しよう

1-1. ファイナンシャルプランナーは「お金の専門家(プロ)」

FPは「お金の専門家(プロ)」です。お金に関する幅広い知識を持っており、多くはそれを活用した業務を行って収入を得ています。

FPが有している知識は、主に以下の6分野に分類できます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクと保険(生命保険、損害保険)
  • 金融資産運用(投資、証券税制)
  • タックスプランニング(所得税制)
  • 不動産
  • 相続・事業承継(相続、贈与)

そのため、投資についても相談することができると言えます。

投資について調べてみたけどよく分からない、自分に合ったやり方を知りたい、といった場合には頼れる相談相手になってくれる可能性は十分にあると言えるでしょう。

1-2. 投資に詳しい一般の人と違い、お金の相談に乗るための技術や能力がある

FPはただ投資に詳しい一般の人と違い、お金の相談に乗るための技術や能力があります。

投資に関する相談は、例えば投資に詳しい友人知人や、SNSで情報発信をしている投資家などにも聞いてもらうことはできるかもしれません。しかし、そういった人たちに相談して返ってくる答えが、あなたに合ったものかどうかは分かりません。
あくまで自分の経験談や個人的な見解を伝えるだけになりますし、最悪の場合では誤ったやり方が伝わってしまう可能性も考えられます

お金の専門家として投資の相談を受けているFPであれば、相応の知見を積み、あなたのニーズや経験に合うアドバイスをする技術や能力を有しています。
プロとして受けた仕事であれば報酬も発生するので、アドバイスに対する責任も生じます

こうした要素も考えると、プロであるFPに相談する方が安心感が持てるでしょう。

1-3. ただし、全てのファイナンシャルプランナーが同じレベルで投資の話ができるわけではない

ただし、全てのFPが同じレベルで投資の話ができるわけではありません。

なぜなら、全てのFPが投資に関わる業務を行っていたり、投資に関する知識や情報を常に更新していたりはしないからです。
例として、生命保険会社のFP(保険FP)と証券会社のFP(証券FP)を比べてみましょう。

保険FPの主な業務は生命保険の販売であり、そこに投資はほとんど関わりません。
投資性のある保険商品もなくはないですが、運用している資金の増減をタイムリーに確認することはできませんので、相場状況を把握する必要があったり顧客から見通しに関する意見を求められたりすることはないです。

一方、証券FPは常にマーケットと相対しています。
時々刻々と変化する株価をチェックし、国内外の政治情勢や経済指標の発表に気を配り、値上がりしそうな商品を探します。お客様からは頻繁に、相場に対するプロとしての意見や予想の提供を求められるので、常に自分が持つ情報をアップデートしておく必要があります。

これら2種類のFPのアドバイスが同じレベルということはないでしょう。

このようにFPにも、投資に関する相談の得意・不得意があることには注意が必要です。
そのため相談するなら、投資相談ができるFPを選ぶことが最低限の条件となります。

1-4. ファイナンシャルプランナーごとの特徴を押さえておこう

FPに投資相談をする時は、それぞれの特徴を押さえておくことが重要です。

例えば、同じ医者だからといって、眼医者に歯の治療のアドバイスを依頼しても効果的な話をしてもらえないのと似ています。

FPの場合でもこの例のような事態は起こり得るので、以下に主なFPの種類と特徴を一覧でまとめてみました。

なお、「IFA(独立系金融アドバイザー)」と「RIA(投資顧問業者)」は一見するとFPでないようにみえますが、金融系の仕事を行っていて顧客と接している人はFP資格を有していることが多いので、今回の一覧に入れています。

FPの種類 特徴
独立系FP

  • 特定の企業と資本関係を持たないFPのこと。自ら「独立系FP(事務所)」と称していることも多い。
  • ライフプランをベースにした長期的な提案がメインになるため、販売手数料が目的 or 商品ありきの提案になりにくい。
  • 投資以外の分野(家計の見直し・生命保険・住宅ローンなど)も組み合わせた、総合的な提案ができることもある。
  • そのFP事務所の方針や個人の力量によっては、投資相談が得意でない・具体的な商品提案ができない等の可能性もある
IFA
(独立系金融アドバイザー)

  • 金融機関とは務委託の関係にある。
  • 証券会社からの転職者が多い(国内IFAの約4割)こともあり、投資リテラシーは高い傾向。
  • 商品の販売手数料が主な収益源だが、証券会社や銀行と違って商品ごとの販売ノルマはない
  • しかし、顧客の利益を確保しつつ自分の収益も上げなくてはならないので、顧客本位の提案をしてくれるかはIFA当人の意識次第
RIA
(投資助言業者)

  • 投資助言・代理業の登録をしており、投資アドバイスによる報酬をもらうことが認められている。(他のFPは、家計相談や商品販売で報酬をもらっている。)
  • 基本的に、顧客の資産が増えるほど報酬が上がる仕組み。(例:年間報酬=契約資産額×1%~)
  • その分、顧客1人当たりから預かる資産は1億円前後が目安とされており、富裕層が主な顧客
  • 国内の事業者数はまだ少ない。
証券FP

  • 証券会社に所属しているFPのこと。
  • 株式/債券/投資信託など、取り扱える投資商品の種類が多く、投資リテラシーは高い
  • 販売ノルマが厳しく、商品ありきの提案になりがち
  • まとまった金額で一括購入してくれる人(主に富裕層)へのフォローは手厚い傾向。
  • 取引額が小さい人(主に資産形成層)には、ネット等から自分で取引するように案内することが多い。
銀行FP

  • 銀行や信用金庫等に所属しているFPのこと。
  • お金の相談先としては、金融機関の中で最も身近な存在と言える。
  • 証券会社と同様に、販売ノルマは厳しい傾向。
  • 投資については、預金を投資信託や外貨預金等に切り替える提案をすることも多いので、証券FPほど投資に対する専門性は高くない。
  • 店舗数が多いので相談窓口の数は充実しており、証券会社よりも顧客の間口は広い
保険FP

  • 生命保険会社または保険代理店に所属しているFPのこと。
  • 生命保険に対する専門性は金融機関の中で最も高いが、投資に対する専門性は低い
  • ごく一部の会社を除き、投資商品の取り扱いはしていない。(変額保険のような投資性のある保険商品は販売できる。)
  • ただし、近年は保険会社でiDeCo(個人型確定拠出年金)の申込みが可能になったため、投資相談できるようになってきている

※筆者調べ

ファイナンシャルプランナーに関する記事はこちら

2.【早見表付き】投資相談するファイナンシャルプランナーを選ぶ時に重視すべき3つのポイント

本章では、投資相談するFPを選ぶときに重視すべきポイントをまとめて早見表にしました。

そのポイントとは、次の3つです。

  • 投資に対する専門性
  • 相談の料金
  • 投資商品の提案

多様なFPの中から相談先を選ぶ時、まずこれら3つのポイントも知っておいてもらえれば、「相談したけどあまり参考にならなかった」「売り込みがすごかった」などの不満が出ることを防ぎつつ、自分に合う相談先を探してもらえるでしょう。

早見表は以下の通りです。
ただし、各FPが全てこの通りという訳ではありません。おおよその傾向として参考にしてください。

FPの分類 独立系FP IFA
(独立系金融アドバイザー)
RIA
(投資助言業者)
投資に対する専門性 低~高
相談の料金 有料
(5千円~)
無料 有料
(先に顧問契約が必要)
投資商品の提案 できる
(1社~複数)
※1
できる
(1社~複数)
できない
※2

※1:個人事業主の独立系FPの場合は、提案できないことが多い。
※2:投資助言業の専業でない場合は、提案できることがある。

FPの分類 証券FP 銀行FP 保険FP
投資に対する専門性
相談の料金 無料 無料 無料
投資商品の提案 できる
(自社商品のみ)
できる
(自社商品のみ)
できない

各FPがこれら3つのポイントにどの程度対応しているのか、なぜこの項目が大事なのか、どうやって確認すればいいか等を、私がこれまで積んできた証券FP・独立系FPとしての経験や知見を踏まえて解説していきます。

2-1. 投資に対する専門性

投資に対する専門性とは「商品のことだけでなく、税金や制度、投資の考え方等に関する知識も十分に有しているか」ということです。
これを求める人は、独立系FP・IFA・RIA・証券FPに相談しましょう。  

基本的な傾向としては、IFA・RIA・証券FPなら投資知識は豊富と思ってもらって大丈夫です。
証券FPは年次が若いと十分な知識を持っていないこともありますが、「調べてからお答えします」と言ってくれるなら問題ないと思います。ただし「調べます」と言わず、言葉を濁したり、勢いで乗り切ろうとしたりする場合は慎重になった方が良いです。

独立系FPは、事務所の方針やそのFP個人によって投資相談の得意・不得意があるため、実際に相談する前に「投資に詳しいFPかどうか」は確認しておいた方がいいです。

例を挙げるなら、iDeCo・つみたてNISAの始め方や買付ランキング上位の銘柄を知っている、というだけでは専門性があるとは言えません。

  • 投資の目的を踏まえたらどんな方針を取るべきか
  • 投資をやめざるを得なくなった場合など不測の事態ではどう対応すべきか
  • 他の制度の活用も含めた提案ができるか
  • 売却したら申告等はどうなるか

などを総合的に判断でき、始めから終わりまで的確にサポートできる力があれば“専門性がある”と言えると思います。

そのFPに本当に専門性があるかどうかは、1回話を聞いただけで判断するのは難しいかもしれません。

あらかじめ「投資に詳しい人に相談したい」と希望を伝えてみたり、自分で調べて分からなかったことを聴いてみたり、「例えば○○な場合はどうすればいいか」と質問してみたりすること等が、専門性の有無を確認するには有効です。

ファイナンシャルプランナー相談のメリット・デメリットに関する記事はこちら

2-2. 相談の料金

相談の料金について、無料を希望するならIFA・証券FP・銀行FP・生保FPに、有料を希望するなら独立系FP・RIAに相談しましょう。

  • 無料IFA・証券FP・銀行FP・生保FP
  • 有料独立系FP・RIA

しかしながら相談の料金については、有料の方がおすすめと言えます。  

なぜなら相談料が有料の場合というのは、「相談」そのものが商品となっており、最終的なゴールは「相談された事柄を解決すること」となります。もし商品を買わずに解決できるのであれば、そのように案内することもできるのです。

しかし相談料が無料の場合、「商品を買ってもらうこと」が最終的なゴールになります。ボランティアで無料で相談に乗ってくれる訳ではなく、商品の販売手数料の中に相談料が含まれているからです。
つまり、基本的に「商品を買いましょう」という流れになる可能性が高いのです。

無料で相談に乗ってもらうけれども商品提案は聞かない、というのも可能ではありますが、FPも人間ですので心証は悪くなります。また、せっかく色々相談に乗っても返ってくるものがなければ、相手も真剣になってくれないかもしれません。

「本当に解決できるかが分からないのに、有料の相談を受けるのは抵抗がある」と思うなら、まずは料金が安め、あるいは初回相談を無料にしている先に相談してみましょう。

1時間当たりのFP相談の料金(2021年度日本FP協会調べ)
(出典:日本FP協会 相談料の目安(有料相談)

日本FP協会の調べによると、FP相談1時間当たり5,000~10,000円未満の割合が最も多いようです。この辺りの金額を目安に相談できるところを探してみましょう。

FP相談は無料or有料?相談内容と料金相場をチェック

2-3. 投資商品の提案

投資商品の提案をしてもらいたい人は、独立系FP・IFA・証券FP・銀行FPに相談しましょう。

さらに言えば、提案する商品を1社だけでなく複数社から見繕ってもらえる可能性がある独立系FP・IFAの方が、よりおすすめです。(ただし、独立系FPは投資商品の提案自体ができない場合もあるので、そこについては相談前に確認しましょう。)

なぜなら会社をまたいで比較できた方が、よりニーズに合った商品に巡り合える可能性が高められ、また商品の良し悪しも分かるようになるからです。

なお、扱える商品が1社分だったとしても比較ができないわけではありません。
しかし商品設計の方向性や料金設定が似ていることが多いので、あまり有効な比較にならない可能性があることは頭に入れておきましょう。

もし相談したところが1社分しか扱えていないようなら、自分で比較したい商品を探して、確認してもらうのもいいでしょう。

おすすめのFPはどこ?FP探しに関する記事はこちら

3. ファイナンシャルプランナーへの投資相談を成功させるための2つの準備

自分の希望にしっかり応えてくれそうなFPを選ぶポイントが分かったら、次は投資相談を成功させるためにやるべき準備をお伝えします。

投資の相談は、FPの話をなんとなく聞くだけ、FPにお任せするだけでは成功しません。
成功の秘訣は「自分の考えを持つこと」にあります

自分の考えを持つことは、投資に関する様々な選択へ納得感を生み、自分が投資したお金を守ることに繋がるからです。

本章でお伝えする、以下の2つの準備を行って自分の考えを持つことができれば、FPへの投資相談を成功させられる可能性は一段と高まります。

  • 投資の目的を明確にする
  • 自分のリスク許容度を決めておく

2つの準備を行う上でのポイントを解説していきます。

3-1. 投資の目的を明確にする

まずは、投資の目的を明確にしておきましょう。

目的とはゴールのことなので、これを明確にすることができれば、投資の目標や方針などいろいろなことを決める上で役に立ちます。

例えば、

  • 老後資金にしたい
  • 将来のレジャー資金に充てたい
  • 住宅の繰上げ返済用の資金にしたい

というように、なるべく具体的である方がより良いです。

ゴールが明確であればあるほど、そこに向かうために取るべき投資の手段や計画をはっきりさせることができます。

3-2. 自分のリスク許容度を決めておく

目的と目標を明確にしたら、次は自分のリスク許容度を決めておきましょう。

リスク許容度とは、簡単に言うと「どのくらいの値動きまでなら我慢できるか」という目安です。

投資をしている間、自分が投資したお金はずっと一本調子で増え続ける訳ではなく、増えたり減ったりを繰り返していくものです。その増減の程度は、どんな資産(株式・債券・投資信託等)に投資をするかによって、ある程度コントロールすることができます。

どんな資産に投資をするかを決める時に参考になるのが、リスク許容度です。
最初から「どのくらいの値動きまでなら我慢できるか」を考えておき、それに見合った投資先を選んでおけば、思わぬ失敗で投資自体が嫌になったり、判断を誤ってしまったりする可能性を減らせるのです。

リスク許容度は、金融資産の状況や年齢(ライフステージ)を参考にしたり、自分の性格や投資経からも考えてみたりします。

例えば、国民年金基金連合会が運営するiDeco公式サイトでは、リスク許容度を決める際の着眼点として、次の5つを挙げています。

iDeCo公式サイト リスク許容度
(出所:国民年金基金連合会 iDeco公式サイト リスク許容度と資産配分

また、こちらは一般社団法人・全国銀行協会が提供するリスク許容度診断テストです。10項目の質問に答えることで、自分のリスク許容度を診断することができます。

全国投信協会 あなたのリスク許容度診断テスト

(出所:一般社団法人 全国銀行協会 あなたのリスク許容度診断テスト

リスク許容度を自分一人で考えておくというのは難しいので、こういった信頼できる団体が提供する情報は積極的に利用しましょう。その上で相談を行えば、FPからも質のいいアドバイスをもらえる可能性が高まるでしょう。

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4. 独立系ファイナンシャルプランナーに投資相談する4つの魅力

1章~3章を読んでみてもどのFPに投資相談すればいいのか決められないということであれば、独立系FPに相談することをおすすめします。

なぜなら、いまから少しずつ投資を始めたいと思っている人や最も投資に取り組むべき現役世代(資産形成層)に対して、積極的なフォローができるのは独立系FPだけだからです。

IFA・RIA・証券FP・銀行FPのような金融系FPにとってはまだ富裕層との取引が中心であり、実際私が証券会社に勤めていた時は、生活費等を除いた余裕資金が少なくとも1,000万円以上ある人が主な顧客でした。

つまり厳しい言い方になりますが、かなり譲歩したとしても、現時点でおよそ100万円単位で投資に回せる資金が無い人は、金融系FPにとってフォローする対象になりにくいと言えるのです。

しかし独立系FPは投資商品を買ってもらうことではなく、お金の不安をなくすこと・理想の人生の実現を助けることを目的に投資の相談に乗っているので、他のFPがフォローできない現役世代に対してしっかりと向き合うことができるのです。

本章では、投資相談において独立系FPが発揮できる4つの魅力について解説していきます。

  • 商品ありきでない提案ができる
  • 「あなたにとっての投資の必要性」から確認できる
  • ライフプランを軸に長期的な目線でのアドバイスができる
  • 投資以外の分野にも目を向けた提案ができる

4-1. 商品ありきでない提案ができる

1つ目の魅力には、商品ありきでない提案ができることが挙げられます。

これは当社FPバンクに相談に来られるお客様が、「FPの中でも独立系FPに相談しようと思った理由」として挙げられることが多いポイントでもあります
(FPバンクが選ばれる本当の理由)

独立系FPとは基本的に特定の金融機関等の企業と資本関係を持たないFPのことを指すため、「この商品を販売しなければならない」という圧力がありません
そのため、一番の目的である「相談者のお金の不安をなくすこと・理想の人生の実現を助けること」を実践するための提案を最優先にできるのです。

したがって、商品ありきの提案はされたくないという人は、独立系FPに相談してみることをおすすめします。

4-2. 「あなたにとっての投資の必要性」から確認できる

2つ目の魅力には、「あなたにとっての投資の必要性」から確認できることが挙げられます。

独立系FPにとって投資とは、お客様の課題を解決するための手段のひとつであり、投資をしてもらうことを目的にしていないからです。そのため「本当に投資が必要か?やっても大丈夫か?」から確認することになります。

色々なFPに「投資について相談したいです」と伝えた時、どんな流れになるか見てみます。

独立系FPであれば、あなたが投資のことを考えるに至った背景もきちんとヒアリングした上で「まずはあなたにとって、本当に投資が必要かどうかを確認しましょう」と案内するでしょう。
あなたが「投資が必要かも」と思った課題は、プロの目から見たら先に家計の見直すべきということもありますし、あるいは貯金だけで解決できるということもあり得るからです。そういった他の選択肢を検証してから初めて、独立系FPは投資を提案します。

ですが、他のFPだと「どんな投資がご希望ですか?」「どのくらい投資したいですか?」となる可能性が高いです。
すでに投資について関心を持ってくれているなら、よほど無茶な投資を希望していない限りは、わざわざ思いとどまらせるような案内はしません。自分たちのビジネスチャンスを失ってしまうからです。

独立系FPは投資の必要性から確認できる

どちらの案内が本当に相談者のためになるかは必ずしも断定することはできませんが、一歩引いた視点からのアドバイスは役に立つ可能性があると思います。

これが独立系FPへの投資相談をおすすめする2つ目の理由です。

4-3. ライフプランを軸に長期的な目線でのアドバイスができる

3つ目の魅力には、独立系FPはライフプランを軸にした長期的な目線でのアドバイスができることが挙げられます。

ライフプランとは、結婚・住宅購入などの様々なライフイベントや自身の夢を踏まえて、現在~将来までのお金の出入りや貯蓄の見通しを具体化した、人生全体の計画書のことです。

当社FPバンクもライフプラン専門の独立系FPとして、まず最初にライフプランを活用した現状分析を行った上で、提案やアドバイスを行っています。
ライフプランについて詳しく知りたい方はこちら

ライフイベント表

ライフプラン・キャッシュフロー表例

ライフプランを投資の相談で用いれば、

  • どのくらい増やせばいいのか
  • いつまでに成果を上げればいいか
  • 当面はどのくらい投資にお金を回せるか
  • 他に資金が必要になるイベントが起こるのはいつか

など、10年後・20年後・30年後を見据えた長期的な目線を持ち、明確な根拠をもって投資の目標・計画を設定することができます

もしライフプランを作っていなかったら、なんとなく「1億円くらいあったら安心かな」「老後資金2000万円不足問題という話があったから2000万円くらい?」「いまはとりあえずこれくらい投資に回せそう」というように考えてしまうでしょう。

この状態ではほとんど計画がないと言えるので、

  • 想定外の出費があって投資を続けられなくなった
  • 当初予定した時期になったが目標額に達していない
  • 目標額を達成するためにリスク許容度に合わない商品を選んでしまい、思わぬ損失が出た

という結果になりかねません。そうなったら大変困ったことになります。

このような事態を迎えてしまわないように、ライフプランという人生の全体計画をもとに、根拠のある目標額や自分の現状~将来の予想に基づいた投資計画を立てて、長期的な目線でのアドバイスをすることは重要と言えます。

独立系FPはライフプラン作成に重きを置いているため、それが可能なのです。

4-4. 投資以外の分野も相談に乗ることができる

4つ目の魅力には、投資以外の分野も相談に乗ることができる点が挙げられます。

4-2でお伝えしたように、独立系FPにとって投資とは、お客様の課題を解決するための手段のひとつでしかりません。そしてお金に関する悩みというのは、投資のことだけに留まらないことがほとんどです。

そのため、独立系FPは投資という1分野特化ではなく、他の分野までカバーできるようにしていることが多いです。それにより家計の全体像をとらえた提案が可能になります。

例えば当社FPバンクでは、FP6分野(ライフプランニング、生命保険・損害保険、投資(資産運用)、税金相談、不動産、相続)全て相談していただくことができます。
FPバンクで相談できることはこちら

独立系FPは投資以外の分野も提案できる

IFA・RIA・証券FP・銀行FPなどの金融系FPに相談した場合でも、他分野のことも話ができなくはないと思います。
しかしおそらく担当者だけで話を完結させることはできず、別の部署や別の担当に話を回されることになる可能性が高いでしょう。それで起こり得る最悪の事態が、いわゆる「たらい回し」です。

そうなると、別の相談先を見つけなければなりません。
別のところに行くと、イチから情報共有を始めなければならないなど、手間も時間もかかってしまいます。

大切かつデリケートなお金に関することだからこそ、全ての窓口を一本化できる独立系FPに相談するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

ただし、全ての独立系FPが投資以外の相談に乗れるわけではないことには、注意が必要です。
これが可能なのは、6分野全てに精通している独立系FPなので、その点は相談前にHPなどでしっかり確認しておくようにしましょう。

 

5. まとめ

投資は、これからの時代を生きるためには取り組む必要性は確かに高まっています。

しかし自身に合わない投資をすると、より状況を悪化させかねないリスクもあります。自分で全て把握できればいいですが、普段の生活もある以上、プロの力を借りることは全くおかしいことではありません。

自分の話をしっかり聞いてくれる、信頼できる相談先になってくれるファイナンシャルプランナーを見つけることができれば、あなたの人生は理想の実現に大きく近づくことができるはずです。

本記事が、あなたの投資に対する不安を和らげる一助になれば幸いです。

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