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2020.6.12
家計・ライフプラン

結婚をリアルに考え始めた人に伝えたいお金の話

こんにちはFPバンク編集部です。
社会人になると、にわかに現実味を帯びてくるのが「結婚」ですよね。結婚は嬉しいことである反面、やっぱり気になるのはお金のこと。

結婚にかかるお金はいくらなの?せっかくだから色々お金をかけたい!貯金がないと結婚できない?等々、考えると知りたいことがいくつも出てくると思います。

そこで今回は、結婚前の準備から結婚後の新生活を安心して進められるように「結婚をリアルに考え始めた人に伝えたいお金の話」を書いてみました!あなたが知りたい、結婚を機に変わるお金のことをお話しします!

1. 結婚をリアルに考え始めた人に伝えたいお金の話

(1)結婚にかかるお金の平均総額は?

あなたがパートナーとの結婚を考え始めたら、お金のことが頭をよぎるのではないでしょうか?ひとくちに「結婚」といっても、指輪、結婚式場、挙式、披露宴、新婚旅行、新居などなど、出費は色々です。

ブライダル大手のゼクシィが毎年結婚トレンド調査を行い結果を公表しているので、内容を確認してみましょう。

2019年の調査結果によると、結納式の費用23.1万円、両家の顔合わせ費用6.7万円、婚約指輪35.5万円、結婚指輪(2人分)24.2万円、挙式、披露宴・披露パーティ総額354.9万円、新婚旅行61.4万円、新婚旅行土産10.4万円、合計461.8万円となっていました。

結婚費用
〈参考サイト〉ゼクシィ 結婚トレンド調査2019

やはり、それなりに大きな金額になってしまいます。この数字に驚いた方もいるのではないでしょうか。ですが、挙式・披露宴にかかる費用はご祝儀などで約6割程度をカバーできると言われています。

したがって両親や親族からの援助がなかったとしても、自分たちで用意する金額は前述した460万円よりはだいぶ少ない額になると考えていいでしょう。

(2)結婚までにいくら貯金していれば安心?

では、結婚までにいくら貯金していればいいでしょうか?前項でお伝えしたように、挙式・披露宴にかかる費用はご祝儀でカバーできる部分もあります。ゼクシィの調査によると、ご祝儀の平均総額は224.1万円となっていました。

つまり、挙式関連については自分たちで用意する金額は130万円程度となります。このほかの費用を含めると、結婚までに約200万円貯金しておくのがひとつの目安と考えられるでしょう。

2. 今から始める結婚に向けたお金の準備

(1)先取り貯金を始めよう

ここまでで、結婚にかかるお金を具体的に知ることができました。それでは、結婚に向けてお金の準備を始めましょう。

お勧めの準備方法は、ずばり、先取り貯金です。通常「貯金しよう」と考えたら、収入から支出を引いた残りのお金を貯金することを考えると思います。

でも、その方法では、つい使い過ぎてしまった時などには貯金する額が減ってしまうことになります。

そこで発想を変え、収入から貯金額を先に確保してしまいましょう。「収入―支出=貯金」を「収入―貯金=支出」に変えるのです。

この方法なら、例えば、二人で毎月5万円ずつ・ボーナス月は10万円ずつの先取り貯金をしていけば、1年半で200万円を貯金することができます。

結婚資金の準備は、結婚が具体的に視野に入ってきた段階から始めても十分に間に合います。二人で協力して、計画的にお金を貯めていきましょう。

(2)ブライダルローンを使う?

そうは言っても、運命の出会いはいつ起こるか分かりません。そんなときに結婚資金の準備で使えるのがブライダルローンです。ブライダルローンとは文字通り、結婚式や新婚旅行にかかるお金を貸してくれるローンです。

使い道が結婚関連に限定されているのが特徴で、例えば挙式・披露宴費用、衣装費、指輪代、新婚旅行などが挙げられます。ものによっては、新生活のための住宅入居費や家具の購入にあてていいタイプあります。

結婚式場によっては代金を前払いで請求されることがあり、ご祝儀をもらう前に支払いをする必要があるのでブライダルローンを利用したいと考える人もいるそうです。

前述のとおりブライダルローンは使い道が限られているため、一般的なカードローンに比べると金利が低いというメリットがあります。しかし、カードローンに比べると審査が厳しく提出書類も多いというデメリットもあります。

実際の利用者ですが、新婚生活がいきなり借金ありの状態からスタートするのは避けたい思いがあるからか、そこまで多くはないようです。しかし、事情があって資金を用意できないという人には心強い味方になりますね。

利用する際はしっかりと返済計画を立てて、新生活の負担にならないように十分に気をつけましょう。

ローンメリットデメリット

3. 結婚とお金の本番は式後から

(1)結婚後のライフイベントを知っておこう

さて、晴れて夫婦となった二人。新生活を、大きな期待とちょっぴりの不安を持ちながら思い描き、二人で力を合わせて過ごすことになるでしょう。

改めて思い出したいのが、結婚はゴールではなく二人の人生の新たなスタートだということです。新しい日々には様々なライフイベントが起こります。結婚とお金について考えるのは、実はここからが本番です。

ここで、これからのライフイベントと、どのくらいお金がかかりそうかを事前に知っておけば、実際にイベントを迎えるまでに準備しておくこともできるかと思います。一緒に確認してみましょう。

結婚後のイベントとして考えられること、まずひとつは出産が挙げられると思います。国民健康保険中央会の調査によると、出産費用は平均して約51万円前後かかるとのこと。

健康保険組合に加入している場合、申請すれば出産育児一時金を受け取ることができます。1児につき42万円支給されるため、実質負担額は10万円前後になります。

〈参照サイト〉公益社団法人国民健康保険中央会|出産費用平成28年度

奥様が仕事をしていると、出産にあたって産休または退職することが考えられますので、世帯収入が減ってしまいます。ですが、収入が減ったのに支出を抑えられないという話がよくあります。

きちんと対処方法を知っておかないと、コントロールできない状態が普通になってしまい、家計が赤字続きとなってしまうこともあるので注意が必要です。出産後も育休を取得することを考えると、それに備えた貯金が必要になるでしょう。

出産後はお子さんの教育費がかかりますね。教育費は人生の三大資金のひとつに数えられるほど、大きな金額になります。一般的には、保育園から大学まですべて公立なら約1000万円、私立なら約2000万円と言われています。

この間で一番お金がかかるのは大学進学時です。この点を踏まえると、高校卒業までに大学進学を見据えた資金の準備をしておく必要があると考えられそうです。

また、マイホームの購入を考える人も多いのではないでしょうか。住宅購入にかかるお金も、人生の三大資金に数えられています。多くの場合は住宅ローンを利用することになると思いますが、金額は様々です。

自分たちの家計の収支状況とライフプランをきちんと考えて適正な金額でローンを組まないと、人生の三大資金の最後のひとつである老後資金の準備にも影響を与えてしまいます。

ここに挙げたのは、結婚後にお金がかかる事柄の中で代表的なものになります。

(2)結婚は生命保険を見直すタイミング

このほか、結婚は生命保険を見直すタイミングと言われています。結婚して家庭を持ったら、独身時代と違い、もしもの時はパートナーや子供の生活のことまで考えないといけなくなるからです。

しかし若い世帯の場合、新居の準備も含めた結婚関連の出費もあり、十分な貯蓄ができていないケースが多いようです。そんな時に「もしも」が起こってしまったら、どうなるでしょうか?

すでに独身時代に保険に加入している場合、その保険のままでお金に関する不安を解消することができるでしょうか?もしくは保険に未加入の場合、これからも未加入のままで大丈夫でしょうか?せめて家族にはお金で苦労をさせたくない。

そう思う人が多いのではないでしょうか。保険は、条件を満たしていれば加入直後でも十分なお金を確保することができます。特に、貯蓄が少ない結婚初期には心強い味方になってくれるでしょう。

まずは、お互いが加入している保険のことを確認してみるのはいかがでしょうか?

4.まとめ

結婚準備から結婚後の生活まで、お金の動きを確認してみましたが、どうでしたか?結婚を通過すると、人生でお金がかかるイベントはたくさん出てきます。その時にお金がなかったら、色々なことを我慢しなくてはならなくなります。

そういった事態を避けるためには、お金のことを普段からしっかり考えておくことが重要といえるでしょう。また、先にあげた先取り貯金ですが、これは結婚資金の準備だけに限った話ではありません。

これからの人生に必要なお金を貯めていくためにも、普段から取り入れていただきたい方法です。目標額を決めて、計画的に準備することを心がけ、ぜひご自身の希望を叶えていってください。

2020年6月12日
text by 久保田 正広
FPバンク

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