理想のマイホームを探すためのモデルハウスの見学のコツ【チェックリスト付き】

リビングルーム

理想のマイホームを探すための第一歩は「モデルハウスの見学」から始まると言っても過言ではないでしょう。戸建てにしろ、マンションにしろ、マイホームの購入は結婚や出産と同じくらい人生の中でも大きなイベントです。

特にマイホーム購入は、
「出来上がってみたら思っていたものと違った・・・・」
「実際に住んでみたら色々と不便なことが出てきている・・・収納が使いづらい、夏がとにかく暑い」
「支払いプランを失敗し、ローンの支払いがきつい・・・」
となってしまったとしても簡単に直せるわけではないので大変ですよね。

このように今後のライフプランに大きな影響を与えるものだからこそ、しっかりとした準備をしていく必要があります。そこで今回は理想のマイホームを手に入れるための第一歩であるモデルハウス見学のコツについて、取り上げてみました。

実は理想のマイホームを手に入れるためには、このモデルハウス見学の段階で、しっかりポイントを押さえて、住まいのイメージや確認すべきポイントをクリアにしておくことが、理想のマイホームを手に入れ、快適な生活を送るために非常に重要です。

今回のコラムでは、モデルハウス見学の流れ、モデルハウス見学をするための5つのポイント、モデルハウスを見学するために必要なアイテム、5つのポイント以外にも押さえておきたいポイント、購入を決める前に考えておくべきことを解説していきます。

現在、マイホームを検討中の方も、将来はマイホームを購入したいと考えている方も、理想のマイホームを手に入れるための予習として、また各種チェックリストもぜひ有効にご活用いただければと思います。

ここで紹介するチェックリストは、現役FPの私が多くのお客様の相談を受けている中で目の当たりにした、成功事例や失敗事例、住宅メーカー、工務店担当者から得た情報を元に作成いたしました。※ここでは一般的なモデルハウス見学の流れをご紹介いたします。会社によっては異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。

目次

1.効果的なモデルハウス見学の流れを知ろう

マイホームを手に入れたいと思ったら、まずは、今から紹介する以下のモデルハウスに訪れる前の流れを押さえましょう。

効果的なモデルハウス見学の流れ

1-1.家族の要望をまとめよう

最初に、家族がどんな家に住みたいのか要望を集めるところからスタートしましょう。
家族団らんの後に、白紙とペンを用意して、「どんな家に住みたいか」を紙に思いつくものすべて書いてもらいましょう。

その後、書いたものを家族でシェアし、同じ要望はまとめるなどして整理すると良いです。「子供部屋が欲しい」「床暖房がいいよね」「木のぬくもりが感じられる家がいいなあ」などなど、要望がたくさん出てくることでしょう。

住宅メーカーによっては、対応できるところと対応できないところも出てきます。あらかじめ見学前に要望を集めることで、見学したいモデルハウスを選択しやすくなります。

1-2.見学するモデルハウスを選択しよう

まず、モデルハウスのタイプには2種類あります。
・住宅展示場タイプ
・分譲タイプ

・住宅展示場タイプ
住宅展示場タイプのモデルハウスは、複数のメーカーのモデルハウスをまとめて見学し、比較検討できる点が最大のメリットです。

また、最新の設備を導入しているモデルハウスを目にすることで、家づくりのトレンドを理解できるというメリットもあります。専門家による家づくりのお役立ち情報や、資金計画相談会、インテリアコーディネーターによるインテリアのアドバイス、暮らしに役に立つ金融セミナーなどのイベントが開催されていることもあります。

・分譲タイプ
分譲タイプのモデルハウスは、分譲地の一画に建築されており、ある程度の期間が経つと、一般公開後に購入できるようになるというものです。すでに設置されている備品設備を把握した上で契約することが可能で、すぐに住み始めることができる点が最大のメリットです。

宿泊体験ができるモデルハウスもあるので、実際に住んでみて住み心地をつかみたい人、すぐに住みたい人におすすめです。モデルハウスを選択する際、自分たちの要望に合わせて、複数メーカーをまとめてみて比較したい場合は住宅展示場タイプ、購入後すぐに住みたいと考えている場合は分譲タイプがいいでしょう。

なお、モデルハウスの見学には1件あたり、少なくても1~2時間は必要です。モデルハウスが集まっている総合展示場の場合、仮に1日中モデルハウス見学に充てたとしても、3~4件が限度でしょう。

まずは、家族の要望と、カタログやホームページなどの情報を照らし合わせて、集めた要望を叶えられそうなメーカーを探しましょう。見つけられたら、当日見学したいモデルハウスを選択しておきましょう。さらに事前に予約をしておくと、モデルハウス側も準備をしてくれているので、スムーズに案内してもらえますので、効率がいいです。

1-3.質問したいことをリストアップしよう

<参考>質問リスト

No.カテゴリー質問項目
1会社の体制ハウスメーカー、フランチャイズ、工務店の3つのタイプのうちどのタイプに属する会社なのか。(施工やアフターメンテナンスの体制が異なるため)
工法・構造耐震・耐久・断熱性はどのようになっているのか。
アフターメンテナンスや保証アフターメンテナンスや保証内容についても、どのようになっているのか。
間取りやプラン広さや高さはどのくらいか。
吹抜けの大きさや光の入り方、気配や音が上下階にどの程度伝わるのか。
動線水まわりの動線、玄関から居室への動線、子供の動線はどのようになっているか。
(自分の家ではどんな動線になっていると使いやすいのかを意識)
商品の細かい内容決められた仕様やオプション、目安となる建築費(坪単価など)、推奨する間取りはどのようなものか。
その他宿泊して住宅性能を確かめてみることはできるのか。

モデルハウスに見学にいくと担当者の方が案内をしてくれます。
ここでただ案内されてみているだけなんてもったいないです。せっかく担当者の方がいますので、いろいろ質問しましょう。カタログやホームページではわからない、目から鱗な情報が得られることも多いです。

ただやみくもに質問するのではなく、モデルハウスで絶対に見ておきたい場所や、担当者に聞きたいことなど、気になる点があれば見学当日までにあらかじめ質問したいことをリストアップすると便利です。思いつくことは事前にメモをしておくと、重要なポイントの見落としを防げます。また、複数の比較をするときに大変参考になります。

1-4.受付でアンケートに答えよう

モデルハウスに着いたら、まず受付でアンケートを求められます。家族構成や収入、予算、購入時期などいくつかの項目がありますが、すべて必ず回答しなくても問題ありません。答えられる範囲で回答しましょう。モデルハウス担当者はアンケートをもとに限られた時間の中でも、要望にできるだけ添えるように説明をしてくれます。

とはいうものの、ムダな営業はされたくない、ゴリゴリ営業されるのは怖いので正直書くのには抵抗あるという方もいるのではないでしょうか。それでもやはり抵抗がある場合は、正直に「アンケートは書きたくありません」と伝えてみましょう。言いにくい方は、「アンケート書かなくてもモデルハウスは見学できますか?」と聞いてみてください。

「書かないとモデルハウスの見学はできないです」といってくる担当者はいないはずです。

1-5.モデルハウスを実際に見学しよう

受付が終わったら、いよいよモデルハウスの見学が始まります。担当者の案内についていって、説明を受けましょう。気になる事がありましたら適宜、担当者に質問していきましょう。

ここでマイホームに求める家族の要望についても、土地の制約や予算などさまざまな条件によっては叶えられるのか、叶えられないのかを担当者に確認しておきましょう。そのためにも、次の項目に関しては優先順位をつけておくと、後々になって住宅メーカーとの打ち合わせがしやすくなります。

<優先準備をつけておくべき項目>
・絶対に譲れない条件(例)床暖房は必須・・等
・できれば叶えたい項目(例)リビングに暖炉をつけたい・・等

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2.効果的にモデルハウス見学をするための5つのポイント

モデルハウスの見学にいくと、素敵な間取りやおしゃれな家具、最新設備が配されたモデルハウスはキラキラ輝いて見え、モデルハウスを回っていくうちに気分もテンションも上がります。理想のマイホームを手に入れるためにも、ここはぐっと堪え、惑わされないように今から紹介する5つのポイントを押さえて見学しましょう。

効果的にモデルハウス見学をするための5つのポイント

2-1.間取りは今の生活を思い浮かべながらチェック

<参考>間取りチェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1間取り間取り 将来の家族構成まで想定し、部屋数が足りるのか □
2老後も快適に過ごしやすい間取りか □
3来客対応できる場所はあるか □
4家事動線家事動線 リビングにはどの部屋からも行きやすいか □
5キッチンで料理はスムーズにできそうか □
6洗濯機と洗濯物干し場は離れていないか
71日の行動1日の行動 朝、トイレと洗面所で家族が渋滞していないか
8洗濯が完了した音がキッチンまで聞こえないか
9買い物から帰ってからキッチン収納まで遠いか
10泥だらけで帰って来た子供がお風呂にたどり着くまでのルートはスムーズか
11来客時に家族がリビングを経由しないと部屋にいけないか
12コミュニケーションコミュニケーション 部屋と部屋をつなぐ経路で、人が出会いやすいか

2-1-1.間取り

まずは、間取りです。
・将来の家族構成まで想定し、部屋数が足りるのか
・老後も快適に過ごしやすい間取りか
・来客対応できる場所はあるかなど、
部屋数や間取りは確認しましょう。特に間取りを確認するときは、実際の生活での家事を想像することが大切です。

2-1-2.家族動線

家事動線が上手くいっているかどうかは、普段の家事の効率に大きく影響します。ここが自分や家族のライフスタイルとかみ合っていないと、不便を感じてしまい、生活にストレスが出てしまうこともあるためです。
・リビングにはどの部屋からも行きやすいか
・キッチンで料理はスムーズにできそうか
・洗濯機と洗濯物干し場は離れていないか
など、自分たちの生活や日頃の家事をイメージしながら導線に不便がないか、実際にいつもと同じように動いて確認をしてみましょう。

2-1-3.一日の行動をシュミレーションする

確認方法としては、実際にそこで1日の行動をシュミレーションするのがおすすめです。
起床→洗面所→トイレ→朝ごはんの支度→食事→洗濯→掃除機かけて部屋掃除→洗濯物干し→買い物→お昼の準備・・・などこのように一連の流れをシュミレーションしてみましょう。その際に、自分だけではなく、家族の動きも考えてみましょう。
・朝、トイレと洗面所で家族が渋滞している
・洗濯が完了した音がキッチンまで聞こえない
・買い物から帰ってからキッチン収納まで遠い
・泥だらけで帰って来た子供がお風呂にたどり着くまでのルート
・来客時に家族がリビングを経由しないと部屋にいけない
など、実際の生活を想像し、不便がないか、生活導線のチェックをしましょう。ほかにも、子どもがいる場合は、家族間のコミュニケーションがとりやすい間取りかどうかも考えておきましょう。部屋と部屋をつなぐ経路で、人が出会いやすい環境だと、家族間のコミュニケーションが多くなる傾向にあると言われています。

実際に暮らし始めてから、不便を感じたため、直そうとすれば、お金と時間がかかってしまいます。後悔しないためにも自分や家族のライフスタイルとかみ合っているかチェックしましょう。今の生活を思い浮かべながら、使い勝手のよいところや改善して欲しいところなどメモしながら進めると、後で検討しやすくなります。

2-2.備えられている設備は実際に触れて使い勝手をチェック

<参考>設備チェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1ドア・サッシ
クローゼット・収納棚
ドアやサッシ、クローゼット、収納棚などのドアや扉は重たくないか
2ドアやサッシ、クローゼット、収納棚などのドアや扉は閉めたら他の部屋に響いていないか
3ドアやサッシ、クローゼット、収納棚などのドアや扉は開けた後のスペースが狭くないか
4家電のコンセント掃除機
5コーヒーメーカー
6炊飯器
7ウォーターサーバー
8トースター
9テレビ
10ゲーム機
11パソコン□ 
12無線LAN機器
13ホットカーペット
14ドライヤー
15スマホ充電
16その他エアコン設置のコンセント
17テレビアンテ付きのコンセント
18電話線用のコンセント
19インターネット用のコンセント

2-2-1.設備をチェック

各部屋の扉や造り付けの家具、コンロや蛇口といったキッチン設備、照明のスイッチ、浴室のサイズ、コンセントの位置、電話やネットの配線など設備関係を確認しましょう。モデルハウス見学の良い所は、実際に触れてみることができることです。

モデルハウスには暮らしをイメージした設備や家具が備えられています。モデルハウス担当者に確認の上で、ソファや椅子、床に座る、ベッドに寝転ぶ、バスタブに入るなどしてみましょう。実際に触れてみると目線が変わり、間取りや家のデザインの見え方が変わったりします。さらに、ドアやサッシ、クローゼット、収納棚などのドアや扉は、全て開け閉めしてみましょう。

ドアが重たい、閉めたらほかの部屋に響く、開けた後のスペースが意外に狭いなんて発見があるかもしれません。

2-2-2.家電のコンセントの数をチェック

つい、忘れがちなポイントがあります。それは、「コンセントの数」です。我が家にある家電と、これから購入予定の家電、そしてコードレスかどうかなども大事です。冷蔵庫や洗濯機などはまず安心ですが、それ以外の家電はチェックが必要です。
・掃除機
・コーヒーメーカー
・炊飯器
・ウォーターサーバー
・トースター
・テレビ
・ゲーム機
・パソコン
・無線LAN機器
・ホットカーペット
・ドライヤー
・スマホ充電
など、その家での生活をシュミレーションし、どんな家電を使っているのかを洗い出しましょう。スマホ充電をどこでするかなども重要なポイントです。ここを確認しないと、延長コードやたこ足配線で見苦しいお部屋になってしまうこともあります。

2-2-3.その他チェックしておくこと

また、後々リフォームで仕切りを設ける可能性がある部屋は、エアコン設置のコンセントが両方にあるのかも見ておかないと、片方はエアコンなしの部屋になってしまいます。加えてテレビアンテ付きのコンセントや、電話線用のコンセント、インターネット用のコンセントなど、それぞれのライフスタイルも想定してチェックしましょう。

そして、扉や家具などで建付けが気になる個所などがあれば、改善の有無について担当者に確認することも大切です。モデルハウスに備えられている設備は、料金込みのものなのか、別料金のオプション品なのかを把握しましょう。ダイニングテーブルやベッドなどの家具がオプション品という事は想像できますが、インテリアや設備などに関しては、あると思ったら別料金だったという失敗談はよく聞く話です。

特にモデルハウスは、「このモデルハウスを見て、我が社に決めてもらう」ための家のため、モデルハウスには各社の最新技術を盛り込んでいます。予算オーバーにならないようにするためにも、どこまでその値段でついてくるのか、設備・オプションの確認も必ずしておきましょう。

2-3.収納は使いやすい場所にあるかチェック

<参考>収納チェックリスト

Noカテゴリーチェック項目(現在の生活以上の収納量が確保できるか)チェック欄
1収納ウォークインクロゼット
2階段下収納
3床下収納
4天井裏収納
5シューズインクロゼット
6パントリー
7自分の趣味に対応できる収納があるか
8ベビーカーの置き場があるか

玄関、リビング、寝室など各空間に設置されている収納の量と場所もチェックしましょう。いくら収納は豊富でも、使いやすい場所になければ部屋が散乱しやすくなります。広々とした見晴らしの良い素敵なリビングも近くに収納がなく、帰る場所のないモノたちが散乱しみっともない空間になってしまっては残念ですよね。

生活パターンをイメージしながら、確認していくことが重要です。実際に住んでから収納スペースが足りない、奥行きを深くしすぎて出し入れしにくいといった失敗をしないよう、あらかじめ使い勝手をシミュレーションしておきましょう。

今の住まいと比較し、今持っているものをどこにしまうかなど具体的に考えると、必要な収納がどの程度なのか見極めることにつながります。

最低限必要な収納量は、現在の生活以上の収納量です。引越しの際にある程度断捨離をする予定でも、最低限今よりも収納量を確保しておきましょう。
また、最近は、
・ウォークインクロゼット
・階段下収納
・床下収納
・天井裏収納
・シューズインクロゼット
・パントリー
など、収納の種類も豊富です。「スニーカーを集めるのが趣味」「料理大好き」という方ですと、自分の趣味に対応する収納があるかもチェックするとよいでしょう。

また、子育て世代の方ですと、「ベビーカーの置き場」があるかもチェックすると良いでしょう。また、長く快適に住めるマイホームですから、将来的に家族が増えたときのことも考え、余裕を持った収納スペースを確保しておくと良いでしょう。

2-4.耐震性・耐久性・構造をチェック

<参考>耐震性・耐久性・構造チェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1構造基礎はどういう造りか
2屋根裏はどういう作りか
3床下はどうなっているか
4壁は防火・防音対策がされているか
5断熱性断熱性は問題ないか
6外気温と室温の差が激しくても問題ないか
7省エネ基準がどのくらいか
8耐震性耐震等級は3級か(住宅性能表示基準においては最高等級は3級)
9各階の外周部や間仕切り部分を「耐力壁」としているか
10力がかかる柱や梁、筋かいなど相互の接合部に構造用金物を設置しているか
11「水平構面」であるか(「ベタ基礎」が望ましい)
12耐久性(木造の場合)風通しの良い木造軸組み工法か
13(鉄筋コンクリート造の場合)部材の薄い軽量鉄骨造ではないか
14リフォームや増改築のしやすいか

耐震性や耐久性など、構造の確認もチェック項目の一つです。基礎はどういう造りか、屋根裏や床下はどうなっているのか、目に見えない部分についても担当者に質問して聞いておきましょう。

もし時間に余裕があるなら、攻めて外気温と室温の差が激しい冬か夏の見学をしておくといいでしょう。なぜなら、断熱性は、厳しい季節の暮らしの快適さを左右しますし、光熱費や冷暖房効率にも影響してきます。せっかく購入した夢のマイホームが一転、毎年冬と夏に憂鬱な空間になるのは避けたいですね。

また、冬か夏まで見学を待つ事が困難な場合でも、担当者に公式サイトの断熱方式や構造を確認しましょう。また、断熱は省エネ性にも影響されてきますので、省エネ基準がどのくらいなのかをチェックをすることでもある程度測る事ができます。長く快適に住めるマイホームを手に入れるためにもチェックしておきましょう。

2-5.ローンや資金調達などの無料相談イベントをチェック

モデルハウスの見学以外にもさまざまなイベントが開催されています。住宅ローンや資金計画の無料相談会、インテリア相談会など、気になっている方はぜひ足を運んでみましょう。

例えば資金計画の相談会であれば、土地の購入はもちろん、地盤調査や土地改良にかかる費用、不動産登記など手続きにかかる諸費用、家づくりに含まれない家具や家電の購入費用、入居の際の引越など、思っているより多いのがマイホーム建築です。

あらかじめ、入居までに支払う予算をシミュレーションしてもらい、最初にコストを知ることができたりしますので、活用しましょう。イベントに行くとその後営業されたらどうしようと心配な方は、「見学の目的や住宅購入に対する意欲を正直に伝えておく」と担当者も営業アプローチをかけてくることはありません。

3.効果的にモデルハウスを見学するために必要なアイテム

貴重な時間を割いて行くモデルハウス見学を有意義なものにするために、次に紹介する4つのアイテムを駆使すると良いでしょう。

モデルハウス見学アイテム

3-1.筆記用具

いくら記憶力に自信のある方でも、必ずメモを取るようにしましょう。見学数を重ねていくと、どんな構造だったか、どこが良かったか、部屋や廊下のサイズといった記憶が整理できなくなる可能性があります。

また、一般的に住宅を購入する場合は、複数のハウスメーカーや工務店と比較検討します。複数の会社と打ち合わせをしますので、その際にメモを取る事は今後のトラブル防止のためにも必須といってもいいでしょう。

今後、複数の会社と打ち合わせをすることを想定して、住宅メーカー、工務店ごとに分類できるよう、80枚以上はファイリングできるバインダーをおすすめします。突然の担当者からの電話でメモをとったときも、後からメーカーごとにファイリングできるので便利です。細かい部分ですが、ボールペンは2種類準備しましょう。

1つ目は、書いて消せるフリクションボールがおすすめです。特に黒・赤・青のタイプが良いでしょう。
メモは黒で、一番重要な内容は赤で、自分でまあまあ重要だと思うものは青で書くと情報の整理と活用ができるのでおすすめです。
2つ目は、黒の油性ボールペンです。なぜなら、住宅購入ではたくさんの重要書類にサイン等をします。フリクションボールペンは重要事項書類には使えないためです。たくさんの書類にサイン等をするため、自分の手になじむ書きやすい1本を用意しましょう。

3-2.メジャー

モデルハウスに訪れる際は、部屋の大きさ・サイズを測っておくために巻取り式のメジャーがあると便利です。一口に6畳といっても、すべて同じ形ではありません。正方形や長方形、1辺の長さもそれぞれ違いますし、中には三角形にちかい特殊な形をした間取りもあります。いざ、引っ越ししたら、家具のサイズが合わず、泣く泣く手放したというケースも。

また、廊下のサイズは測っておきましょう。なぜなら、廊下の幅が狭いと、ソファやベッドなど大型の家具を目的の部屋まで運べなくなってしまう可能性があるためです。可能であれば、天井の高さも測っておきましょう。吹き抜けなど高い天井のデザインが人気ですが、リビング以外の場所でも天井の高さは解放感に大きく影響されます。
チラシなどの平面図ではわからない、リアルなサイズや解放感を体感しましょう。

3-3.カメラ

広範囲を一度に撮影できる広角レンズ搭載カメラがおすすめです。もちろん、デジカメやスマートフォンでの撮影でも大丈夫です。間取りや外観、壁紙の色、キッチンやリビング、トイレ、お風呂など、どんどん写真を撮っていきましょう。撮影したものは、それぞれのモデルハウスのメリット・デメリットを整理する時にも役に立ちます。さらにその時に記録したメモと連動して、より鮮明に記憶やイメージを呼び起こしてくれます。

撮影日も自動的に記録されますから、どの写真がどのモデルハウスの写真なのかも明確にわかります。床や壁紙の色を決めるときも、メーカー担当者に写真を見せれば、イメージもしっかり伝わるので打合せがスムーズに進むというメリットもあります。

サンプルをたくさん写真に残しておくことは、その後の家探しや家づくりに必ず役に立ちますので、どんどん撮影しましょう。ただし、モデルハウス内では撮影を禁止している場合があるので必ず担当者に確認しましょう。

3-4.マイバック

意外に思われるかもしれませんが、「マイバック」もあると便利です。特に帆布タイプはたくさんの資料を入れても破れにくいですし、いろいろなメーカーの手提げをいくつも持つとかさばってしまいますが、丈夫なマイバックがあれば、一つに入れてガシガシ持つことができ、おすすめです。なぜなら、現地では家のカタログ、設備メーカーのカタログなど、検討するうえで必要な資料が置いてあります。大切な情報を持ち帰る際にバックがあると便利です。

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4.効果的にモデルハウス見学をするためのその他押さえておきたいポイント

家のことももちろん大切ですが、長く快適に住めるマイホームを手に入れるためには、担当者や住宅メーカーについても押さえておくと良いでしょう。今から説明する内容は以下4点です。
モデルハウス見学ポイント

4-1.担当者

<参考>担当者見極めチェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1担当者誠実で疑問や調べてもらいたいことにも親身に対応してくれているか
2分からないことは分からないと正直に話しているか
3不明点はきっちり調べてフィードバックをしてくれるか
4最近のトレンド情報を教えてくれるか
5住んでから快適に過ごすテクニックを教えてくれるか
6豆知識を教えてくれるか
7聞いてもいない事をベラベラ話している
8年収やお金の事情を聞きたがる
9仕事内容や社歴をそれとなく聞いてくる

モデルハウスが気に入って契約に進んだ場合、案内してくれた担当者が設計から引渡し、さらにはアフターフォローまでの窓口となって担当することが多いです。担当者も人間ですから、担当者との相性が悪いとその後の家づくりに不安要素を残すことになります。安心してお任せできる担当者かもチェックしましょう。

担当者のミスマッチを防ぐには以下のポイントを押さえると良いでしょう。
・事前訪問予約時に、具体的にリクエストをする。
例えば、「ベテラン希望」や「30歳の夫婦だから同年代の担当者がいい」とリクエストしてみましょう。このように事前に要望を伝え予約をすれば、希望に合った担当者の接客を受けられます。
・誠実で、疑問や調べてもらいたいことにも親身に対応してくれる担当者
「知りません」「調べます」と分からないことは分からないことを正直に話してくれ、そして、きっちり調べてフィードバックをしてくれる担当者は誠実な仕事をしてくれますのでおすすめです。信頼できる担当者であれば、有効な情報をたくさん引き出す事ができます。

例えば、
・断熱効果の高いペアガラスが常識
・家族が増えた時用に、リフォームで仕切りを作れる構造が人気
など、最近のマイホームトレンド情報
・この窓とこの窓を同時に開けると風が流れる構造
・24時間換気システムの活用方法
など、住んでから快適に過ごすテクニック。そして、ダイニング横に子供の勉強スペースを設けると頭の良い子が育つというような、豆知識なども得ることもできます。

とはいえ、反対に次のような担当者は要注意です。
見学して間もないにもかかわらず、
・聞いてもいない事をベラベラ話してくる
・年収やお金の事情を聞きたがる
・仕事内容や社歴をそれとなく聞いてくる
この場合は、注意が必要です。答えによっては態度がそっけなくなったり、逆にグイグイとセールスをされてしまったりします。

とはいうものの、必ずしもこういう担当者が悪いというわけではありません。ここでお伝えしたいのは、担当者やムードに流されて即決するのではなく、冷静に考えましょうということです。

4-2.住宅メーカー

<参考>住宅メーカー見極めチェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1担当者や社風との相性担当者が要望を聞き取ってくれるかどうか
2契約前に店長など責任者と挨拶ができ、万が一トラブルが発生した時に、責任を取る意思を感じられるか
3施工能力の有無建てたい家を建てられる技術があるか
4企業としての安定性保証制度(アフターフォロー)があるかどうか
5決算書などの財務資料の閲覧・確認ができるかどうか

長く快適に住めるマイホームを手に入れるためには、どの住宅メーカーにするかが大変重要になります。チェックリストを活用すると良いでしょう。

4-3.価格

<参考>価格チェックリスト

Noカテゴリーチェック項目チェック欄
1価格/見積もり標準仕様の部分はどこか
2土地の条件などによって価格は変わるのか
3外構(庭)費用はどのくらいか
4外構(庭)費用は見積もりに含まれるか
5地盤改良費用はどのくらいか
6地盤改良費用は見積もりに含まれるか
7家具費用はどのくらいか
8家具費用は見積もりに含まれるか
9外部給排水工事費用はどのくらいか
10外部給排水工事費用は見積もりに含まれるか

一般的にモデルハウスは、その住宅メーカーの最高ランクの仕様で建てられていることがほとんどです。チェックリストを活用し、確認しておくと、大幅に予算をオーバーしてしまったということを防ぐことができます。

5.モデルハウス見学を終えたら購入を決める前に考えておくべきこと

モデルハウスの見学が終わり、さあ、これで行こうと決めたら購入という段階に入ります。しかし、その前に大切なことがあります。家の購入は大きな買い物です。せっかく買ったのにローン返済ができず、泣く泣く手放すということがないように今からお伝えする3つのポイントを押さましょう。今から以下の3つのポイントについて解説していきます。

モデルハウス見学後購入

5-1.購入後のライフプランを立てる

まずは購入後のライフプランを立てることです。自分たちの家計状況や将来の家計状況を踏まえ、住宅ローンを無理なく返済し続けることができるのかを考えましょう。大切なお子様の教育資金や老後の蓄えまで使ってしまうということがないようにしたいですね。

5-2.住宅ローン返済中のライフイベント

特に気を付けていただきたいことが、住宅ローンを返済している間のライフイベントです。

例えば子どもがいる家庭の場合は将来かかる学費について、両親が高齢の場合は介護の可能性なども考えておく必要があります。家族構成をしっかりと念頭に置いたうえで返済プランを練ることが、無理のない住宅購入を実現させるためにはとても重要です。

忘れてはいけないのが、ライフプランはあくまでも何事もなく順調に進んだらという想定だということです。立てたライフプランにはいつ病気になるか、病気になって働けなくなった、今まで通りの働き方が出来なくなったら・・というものは含まれていないということです。そのため、ライフプランを立てる際は順調にいかない場合にどんな対策を取るかということも考えておくと良いでしょう。

5-3.家族構成が変化したときの間取りや段差有無も考える

家族が増えたときや、お子様が独立して家族構成が変化したときの間取りや段差などの有無は、家を建てる前に考えておくことが大切です。

家族が増えたら、仕切りを設けて部屋を増やせるか、独立したら仕切りを外して部屋を減らすことができるかということも考えると良いでしょう。また、人間は年齢を重ねていくうちに、身体機能が低下していくため、自宅での生活のなかで次のような悩みが出てきます。
・階段の上り下りが難しくなる
・ドアの開閉がしにくい
・段差で転びやすくなる
・車いすで生活できるスペースがない
このような悩みを抱える事がないよう、間取りを変えられるか、トイレや取っ手に手すりを付けたり、段差をなくすということも想定しておくと後でこうすればよかったということを防ぐことができます。

6.モデルハウス見学でよくある質問

ここではモデルハウス見学にあたって、よくある質問について回答します。

6-1.モデルハウス見学をすると営業がしつこくつきまといそうで不安です。

“質問攻め”されるのではないか?数日後には営業担当者から「どうでしたか?」と購入意欲を確かめる電話が掛かってきて、あいまいな返答をしていると、ついには自宅にまでやってきた。そして、間髪入れず「ここに実印を押してください」と、強引に契約させられてしまうのではないかという不安な気持ち、よく分かります。

実は、モデルハウスの担当者は、2つの理由で営業攻勢をかけています。
・最初が肝心で、初回接客でその気にさせようとするため
・買う可能性があるのかどうかを判断するための情報を得ようとするため

マイホームの購入適齢期である30歳代~40歳代は未就学児がいる、共働きの場合も少なくありません。そのため、時間的にモデルハウスに再来場してもらうのは容易でなく、後日、改めて会えるチャンスが限られるため、一期一会とばかりに物件をセールスするのです。

同時に、担当者自身も売り込もうとします。不動産の営業は「毎月、何件契約して“なんぼ”」の世界です。歩合給では1件の契約が給料にまともに影響するのです。しつこい営業を回避するコツはただ一つ、「見学の目的や住宅購入に対する意欲を正直に伝えておく」ことです。

具体的には、以下のポイントを押さえるとスマートに回避できます。
・購入動機や物件の希望を明確にしておく
・資金(年収や頭金)に関しては見栄を張らずに正確に伝える
・本当に購入したいという意欲
・真剣さを見せる
・不安な点や疑問点は積極的に質問する
・気に入った点・気に入らなかった点を正直に話す
・マナー違反をせず、感じよく行動する
・知ったかぶり、冷やかし、営業マンを見下す行為は厳禁
何事も正直に伝えることが大切ですね。

6-2.モデルハウス見学するとすぐに購入を検討しないといけないの?

すぐに購入しなければならないということはありません。担当者も色々なメーカーを比較することは想定済みです。購入時期が決まっていないなら決まっていないことを正直にお話ししましょう。1件で気に入って購入を決心する方もいますが、3~5件比較して検討している方もいます。なかには10年近く検討している方もいます。長く快適に住むマイホームを手に入れるためには納得するまで検討しましょう。

6-3.購入ではなく、リフォームの参考にモデルハウス見学してもいいの?

もちろん大丈夫です。特にモデルハウスは、「このモデルハウスを見て、我が社に決めてもらう」ための家のため、モデルハウスには各社の最新技術を盛り込んでいます。リフォームの参考に最新技術を実際に見て触って確認することもできますし、床の色、壁紙の色の組み合わせ、インテリアなど参考になる最新の情報が詰まっています。担当者に「購入ではなく、リフォームの参考にしたい」と伝えると、担当者もリフォームを想定した説明をしてくれます。

6-4.モデルハウスが気に入りました。気に入ったモデルハウスを購入することはできるの?

モデルハウスは購入することも可能です。モデルハウス購入のメリットは、実物を見て購入することができ、プロがコーディネートし、インテリアも含めて“仕上がっている”オシャレ空間をそのまま手に入れられる、分譲タイプならすぐに住むことも可能ということが挙げられます。

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7.まとめ

モデルハウスは、ホームページやカタログだけではわからない情報を得る事ができます。実際に見て、触れて、感じて、長く快適に住める家か判断する決め手になります。すぐに購入するわけではなくても、リフォームの参考という方でも、間取りやインテリアの見せ方、最新の技術など参考になることもたくさんあります。納得し、満足のゆくマイホーム選びの為にも、ポイントを押さえて、憧れのマイホーム選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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