「独立系FP」にこそ漠然としたお金の不安や悩みを相談すべき理由

このような漠然としたお金の不安や悩みを抱えてはいませんか?

「家計のやりくりは今のままで良いのかな・・・」
「自分たちの身の丈に合うマイホームの予算はいくらくらいかな・・・」
「子どもの教育費を工面しつつ、自分たちの老後資金はどう準備したら良いのかな・・・」

将来こんなことがしたい、実現したい夢がある・・・思い描く理想の未来はあるけれど、その実現のためには、お金とその計画が欠かせません。

そうはいっても、何からどう手を付けたら良いのかわからない、誰かに相談したいけど、誰に相談したら良いのかわからない・・・

もし、あなたがこのような漠然としたお金の不安や悩みを抱えているのであれば、立系のファイナンシャルプランナー(以下、FP)に相談することをおすすめします。

独立系FPとはどんなFPなのでしょうか。また、本コラムではなぜ独立系FPをおすすめしているのでしょうか。

このようなことについて本コラムで解説していきます。本コラムをご覧いただくと、次のようなことが分かるようになります。

本コラムで分かること

  • 独立系FPとはどんな存在か
  • 独立系FPがおすすめな理由
  • 良い独立系FPの選び方

本コラムが、あなたが良い独立系FPと出会えるきっかけになれば幸いです。

そもそもFPにはどんな相談ができるのか知りたい場合は、こちらで詳しく解説しています。
ファイナンシャルプランナーには何を相談できるのか?選ぶべきは「あなたが課題を解決してくれるFP」

1. 独立系FPとは、金融機関などの企業に所属していないFPのこと

一般的にFPというと「独立系FP」と「企業系FP」の2種類に大別されます。

独立系FPとは、銀行や保険会社、証券会社といった金融機関に所属していないFPです。 金融機関とは資本関係がなく、金融機関から完全に独立していることから、「独立系」といいます。

一方、金融機関に所属しているFPを「企業系FP」といいます。FP資格を保有し、「○○銀行」「△△生命」など、金融機関に勤務しつつファイナンシャルプランナーと名乗っている社員が企業系のFPです。

なお、「独立系FP」は全FPの中でおよそ7%程度というデータがあります。

CFP®・AFP認定者 業種別属性・年代別属性データ

(出典:日本FP協会 データで見るFP資格 CFP®・AFP認定者 業種別属性・年代別属性データ

世間で言われる、いわゆるFPとよばれる人たちの大半は、金融機関を中心とした企業に所属する「企業系FP」であるということがわかります。

ちなみに、FPの資格を持ちながらも、FPとして相談業務は行っていない人もいて、その割合は全体の12%程いると推定されます。
例えば、学生や主婦(主夫)で資格は持っているけれど相談業務は行っていない人、あるいは、SNSでお金に関する知識・情報を配信している人などが挙げられます。

彼らも企業に属してはいないため、広義では独立系FPといえるでしょう。また、FPは税理士や弁護士といった業務独占資格ではないため、「私はFPです」と名乗っても法的には問題ありません。

ですが、本コラムで採り上げる独立系FPとは、相談業務等いわゆるFP業務を行っている人と定義します。そういった前提で考えると、独立系FPは全体の約7%程度であるといえます。

「独立系FP」と「企業系FP」・・・何をもって、どちらが絶対良いと言い切るのは難しいかもしれません。しかし、もしあなたが相談したいと考えていることが「漠然としたお金の悩みや不安」ということであれば、独立系のFPに相談することをおすすめします。

その理由は、独立系FPは顧客本位の提案をしやすいからです。次章で解説していきます。

2. 独立系FPは顧客本位の提案をしやすい

前章の通り、もしあなたが「漠然としたお金の悩みや不安を解消したい」とお考えであれば、より顧客本位の提案をしやすい環境にある独立系FPに相談することをおすすめします。

なぜ、そういえるのか。その理由は、次の3つです。

独立系FPは顧客本位の提案をしやすい環境にあるといえる理由

  1. 独立系FPは商品の販売ありきになりにくい

  2. 独立系FPは解決の手段が豊富

  3. 独立系FPは担当者が変わることがない

このような理由から、独立系FPは比較的、顧客本位の提案をしやすい環境にあるといえます。独立系FPなら、あなたの漠然としたお金の不安や悩みにも、より顧客本位の観点でアドバイスをもらえるでしょう。

それぞれどういうことか、解説していきます。

2-1. 独立系FPは商品の販売ありきになりにくい

前述の通り、独立系FPは主に金融機関などの企業と資本関係がありません。 そのため、商品販売をしなければならないといった縛りもありません。

したがって、売る商品(解決策)が決まっていて、それを販売することが大前提となる金融機関よりも、独立系FPは商品の販売ありきになりにくいため、顧客本位のアドバイスがしやすい環境にあるといえます。

たとえば、「こんなに住宅ローンを借りて大丈夫か?」との疑問に対し、住宅会社のFPは「借りない方がいい」とは言わないでしょう。また、購入か賃貸の選択に迷う時に「賃貸の方がいい」とも言わないと思います。

このように金融機関や住宅会社に勤務しているFPの場合、自社商品が一番という立場を取らざるを得ないため、商品販売が相談の前提になってしまう可能性が高いでしょう。

企業系FPと独立系FPの違い

これできる点は、相談者にとっても最大のメリットといえるでしょう。

2-2. 独立系FPは解決の手段が豊富

独立系FPは一つの金融機関に所属していることがないため、多角的な観点から解決策を提示したり、アドバイスすることが可能になります。

たとえば、教育資金の積み立てに学資保険を検討しようと思った際、保険ショップなどで複数の保険会社の学資保険を比較検討することは当たり前の時代になりましたね。

保険会社の比較

でもちょっと待って下さい。積立を検討するのであれば、保険商品以外にも手段があります。保険商品の場合、元本割れすることもありますので、銀行の積立定期預金の方がいいという場合もあります。証券会社にいけば増える商品もあります。もっと言うと、積立てをせずに住宅ローンの繰上返済を優先した方がいい場合もあります。

金融機関の比較

学費の積立て1つ検討するにしても1つの業種にとどまらず、複数業種の商品まで選択肢を広げて比較・検討するのが理想的です。

その点において独立系FPは、一つの企業に所属していないため、複数業種の商品まで選択肢を広げて提案することができるのです。複数の選択肢と、その選択権が顧客にあるため、独立系FPは顧客本位といえるでしょう。

2-3. 独立系FPは担当者の変更がほとんどない

独立系FPの場合、基本的に転勤や異動によって担当者が定期的にころころ変わるということはありません。(※注1)そのため、相性の良い素敵なFPと出会えたら、基本的にそのFPにずっと担当し続けてもらうことができます。

一方、金融機関に所属している企業系FPは転勤や異動がつきものですので、担当者がころころ変わるということが起こり得ます。筆者も過去に金融機関で勤務していたことがありますが、2~3年に一度は転勤や異動がありました。

もちろん、担当者が変わっても、あなたの氏名や年齢、住所といった基本的なデータは問題なく後任へ引き継がれていくでしょう。 しかし、データだけではどうしても引き継ぎしきれない部分があります。

どうしても引き継ぎしきれない部分・・・それは、担当FPとの信頼関係です。
信頼関係だけは長い月日をかけて積み重ねていくものなので、一長一短に引き継げるものではありません。

今まで担当してくれていたFPは、

  • 「状況だけでなく、想いや価値観など、気持ちの面でも、よく話を聴いてくれた。」
  • 「その上で、自分に合った解決策を提示してくれたので、内容にも納得、満足できた。」
  • 「いつも明るく話しやすい雰囲気で、誠実で丁寧でスピーディーで、親身に相談に乗ってくれた。」

だから信頼していた。

後任の担当FPはどうでしょうか・・・。
今までの担当FPと同じくらい、深い信頼関係を築くことができるでしょうか・・・。

お金の相談は、その相談相手との信頼関係がとても大切です。状況だけでなく、あなたの気持ちや想い、価値観までも深く理解してくれる信頼できるFPと出会えたら、これからもそのFPにずっと相談し続けたいですよね。

もちろん、担当者が退職してしまうという場合はその限りではありませんが、それは企業系FPでも同じことです。独立系FPならではの特徴でいえば、FPの所属する会社や事務所側の都合によって担当者がコロコロ変わってしまうということはありません。

このように、お客様一人ひとりと長くお付き合いできる立場にある独立系FPは、顧客本位であるといえるでしょう。

(※注1)FP事務所やFPの会社の方針によります。一般的な傾向として、独立系FPの場合は定例の転勤や異動がないため、担当FPが都度変わることはありません。

3. こんな独立系FPに相談しよう!良い独立系FPの特徴5選

前述の理由の通り、独立系FPの方が「漠然としたお金の不安や悩み相談」には適していると筆者は考えます。

しかし、独立系FPであれば、どのFP事務所でも良いというわけではありません。

独立系FPといっても、その業態は様々です。たとえば、確かに金融機関からは独立していても、扱っている商材が一つの分野(たとえば保険だけ、証券だけ等)に限られている独立系FPの事務所もあります。そのようなFP事務所の場合、たとえ独立系FPであっても、FPの提案があなたの相談の解決手段に合わない場合もあります。

特に、あなたが相談したいと考えていることが「漠然としたお金の不安や悩み」といった場合には、往々にしてこのようなミスマッチが想定されます。

それでは、独立系FPの中でも、どのような独立系FPの事務所が「漠然としたお金の不安や悩み」を解決できるFP事務所として適しているといえるのでしょうか。筆者が考える、「漠然としたお金の不安や悩み」を解決できる良いFP事務所の特徴を5つ紹介します。その特徴とは、次の5つです。

こんな独立系FPに相談しよう!
良い独立系FPの特徴5選

  1. FP6分野全てに偏りなく精通しているFPである
  2. 具体的な解決策の提案と実行支援ができるFPである
  3. ライフプランを軸に相談できるFPである
  4. FP会社や代表のビジョンに共感できる
  5. クチコミや紹介で期待感が持てる

このような特徴に該当する独立系FP事務所であれば、あなたの漠然としたお金の不安や悩みもきっと解決できることでしょう。

それでは、本章にてあなたが相談すべき独立系FP事務所の特徴5選と、その理由を解説していきます。

3-1. FP6分野全てに偏りなく精通しているFPである

FP6分野全てに精通しているFPであれば、複数の選択肢の中から比較した上であなたの相談内容の解決に最適な手段を選択することができるといえるでしょう。

FP6分野とは、どんな分野でしょうか。FP6分野とは、次の6つの分野です。

FPに相談できる6分野とは

  • ライフプランニング
  • 不動産
  • 資産運用
  • 生命保険・損害保険
  • タックスプランニング(税金の相談)
  • 相続・事業承継

前述の通り、独立系FPといっても保険だけ、証券だけというように、一つの分野に限られているFP事務所もあります。一つの分野に特化しているという見方もできますが、裏を返せば、解決手段が限られているというデメリットもあります。

たとえば、あなたの相談内容が「資産運用を検討したい。でも、どんな手段が自分に合っているのかわからないので、一からイロハを教わりたい。」というものだとします。

こういった相談を、保険のみに特化したFPに相談すると、基本的に解決手段は保険のみになります。

保険FP

もちろん、保険商品の中にも運用商品もあるので、あなたがその商品に納得できるのであれば問題はないでしょう。

しかし、一言に資産運用といっても、その手段は保険である必要はないのです。保険も含めて(あるいは除いて)、メリット・デメリットなど様々な選択肢の中から比較したいという場合は、保険以外の選択肢も検討すべきでしょう。

その点、6分野に精通しているFPであれば保険以外の選択肢もあるため、その分、解決策も豊富です。

ファイナンシャルプランナーに相談

あなたの相談内容次第ですが、相談したいことが「漠然としたお金の不安や悩み」の解決ということであれば、様々な選択肢の中から比較することで、より最適な手段を選択することができます。そういう意味では、6分野に精通しているFPの方が望ましいといえるでしょう。

3-2. 具体的な解決策の提案と実行支援ができるFPである

FP6分野に精通しているというだけでなく、その解決策の提案と実行支援までできるFPを選ぶと良いでしょう。

実行支援とは、実際にあなたの相談を解決する手段に着手し、解決するまでサポートする体制をいいます。

FP事務所によりますが、たとえば次のような実行支援ができる場合があります。

FP事務所を通じてできる、6分野の実行支援の例

  • マイホーム購入の相談
    →住宅ローンの審査の申し込み、借り入れができる
  • 不動産の適正な売買価格の相談
    →周辺の不動産相場から妥当性を判断できる(専門の不動産エージェントと連携)
  • 所得税や相続税など納税の相談
    →確定申告のサポートができる(税理士と連携)

ノウハウの提供だけでなく、実行支援ができるFPであればFPにその責任が生じるため、責任を持ってサポートしてくれるでしょう。一方、ノウハウの提供のみの場合、実際にその実行をするのはあなたですので自己責任となります。

特に、不動産や税務の相談は知識が必要で、手段を誤ってしまうと数百万円以上の損失になる場合もあります。そのようなリスクを回避するためにも、プロに任せる方が得策でしょう。

3-3. ライフプランを軸に相談できるFPである

ライフプランを軸に相談できるFPであれば、よりあなたの状況や価値観、ライフスタイルに合った最適な解決策を選択できるでしょう。

ライフプランとは、あなたの人生のビジョン(夢や希望)を叶えるための、お金に裏打ちされた人生設計です。あなたには、どんな人生のビジョンがありますか?

マイホームがほしい、子どもは2人ほしい、老後はいなかに帰ってのんびり暮らしたい・・・きっとたくさんあることでしょう。

これらの夢や希望を実現していくためには、お金とその計画が必要です。このお金の計画は、当然あなたのライフプランを実現するための計画である必要があります。そのために、具体的に今どんな計画を立てるべきなのか、その最適な選択肢を探るためにも、ライフプランを軸に相談できるFPに相談することが望ましいといえるでしょう。

こうすることで、商品ありきの相談にはなり得ないというだけでなく、あなたのライフプランに最適な選択肢を選択することが可能になります。

FP相談の主役はFPではなく、あなたです。あなたのライフプランを軸に相談を進め、ライフプランに合った最適な解決策を選択することが、本来のFP相談のあるべき姿であると筆者は考えます。FP相談において、ライフプランはもはや必須であるといえます。

ライフプランがどのようなものかについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ライフプランとは?お金の不安を解決する最強ツールを現役FPが解説

3-4. FP会社や代表のビジョンに共感できる

FP会社や代表のビジョンに共感できるかどうかも、FP事務所の選択においては重要な要素の一つといえるでしょう。

あなたが相談しようとしているFP事務所やその事務所の代表は、どんなビジョンを掲げていますか?そのビジョンに対し、あなたは共感を感じられるでしょうか。

そのFP事務所はどんな想いで創業され、どんな想いで今も存続し続けているのか。そこに共感を感じられれば、あなたと相性の良いFP事務所かもしれません。

相性の良いFP事務所であれば、後々も相談したり、関係を長く続けることができます。そのためにも、FPの所属する会社や事務所のビジョンは確認しておくとよいでしょう。

3-5. クチコミや紹介で期待感が持てる

第三者からの客観的な評価は、良いFPの見分けるための有力な判断材料の一つになるでしょう。

第三者からの評価で分かりやすいものが「クチコミ」です。インターネットで素敵なレストランや美容院を検索するとき、クチコミを参考に決めるという人も多いのではないでしょうか。FP相談も同じで、既に体験者がいる場合は、その評価を参考にするのも良いでしょう。

また、あなたが良く知る人からFPを紹介された場合であれば、心配も少ないでしょう。

多くの良い評判を得ていたり、自分の良く知る親しい人から紹介されたFPであれば、良いFPという期待が持てるでしょう。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

独立系FPとは、金融機関などの企業に所属していないFPです。企業との資本関係もないため、顧客本位の提案もしやすい環境にあります。

従って、漠然としたお金の不安や悩みの相談であれば、独立系FPがおすすめです。

しかし、独立系FPであれば、どこでも良いわけではありません。独立系FPの中でも、より良いFPと出会うために、良い独立系FPの特徴についても解説させていただきました。

そして、あなたにとって良い独立系FPが、弊社FPバンクであったら幸いです。

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