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2019.12.13
住宅相談

転職前に知っておくと困らない!住宅ローンのワンポイントアドバイス

「転職」も「住宅購入」も、どちらも失敗したくない人生の一大イベントですよね。2つ同時に一大イベントを迎えた時でも、どちらも諦めたくない。そんな人のために転職と住宅ローンの関係についてお伝えします。

1.住宅ローンの審査が通ったら転職しちゃいけないの!?

答えはNOです!
転職しても問題ありません。
ただ、転職をするタイミングには注意しなければならないポイントがあります。ここではそのポイントについてお伝えしていきます。

(1)転職したら住宅ローンに影響があるの?

住宅ローンの「審査中」か「返済中」か、どのタイミングで転職を行うかによって、大きな違いが出てきます。転職のタイミングが審査中か返済中かで影響も対策も異なったものになりますので、きちんと把握しておくことが肝要です。

(2)住宅ローンの審査中に転職する際の注意点

審査中に転職された場合はその旨、金融機関に連絡を入れて審査自体をやり直す必要があります。よって、転職以前は審査が通る見込みであったものが、転職する事によって審査が通らなくなるなんて事もあるのです。また、転職の事実を偽り審査が通ったとしても、あとでその事実が発覚すれば一括で返済を求められるような恐ろしい事にもなりかねません。虚偽の申告は取り返しのつかない事態を招きます。

(3)住宅ローンの返済中に転職する際の注意点

住宅ローンの審査の告知は、あくまでも借入れ時点で住宅ローンの審査に通るかどうかを決めるためのものです。
返済開始後に転職して状況に変化があったとしても、住宅ローン自体、基本的には影響はありません。毎月きちんと返済があれば、金融機関側からしても特に問題がありません。金融機関は利息という利益をきちっと回収できていますからね。
ですので、転職後の住宅ローンへの影響に関しては、気にする必要はありません。
転職した事を金融機関に報告するだけで構いません。
報告を行わなくても住宅ローンの支払いが滞らない限りはペナルティを受けることはないでしょう。
FPとしては何事もきちんと報告する事をオススメします。

2.勤続年数が短いと住宅ローンが通らないの?

(1)住宅ローンの査定において勤続年数の目安は?

住宅ローンの借入要件には「勤続1年以上」や「勤続3年以上」という一般的な項目があります。勤続年数があまりにも短いとこの要件を満たしていないことになり、住宅ローンの審査に通らない可能性が高いです。
理由としては、勤続期間が短いと、現在の収入が将来に渡り安定的に継続すると判断する材料に不安がある為です。その結果、金融機関からの借り入れが出来ない事があります。
もちろん例外もあり、勤務先の規模等によっては短い勤続期間でも貸し出しはしてくれるのですが、一般的な借入可能金額に比べ、大幅に減額されたり、金利が高くなるケースも見受けられます。

(2)キャリアアップの転職でも住宅ローンの査定においてはマイナス評価に?

「キャリアアップの転職で、年収が上がるから住宅ローン審査には影響がない。」と考える方もいます。実際は、キャリアアップかどうかの判断は金融機関により異なります。 つまり、転職により年収が増えても住宅ローンが借りられないケースがあるということです。
例えば転職後の職種が異業種の場合などです。
年収が増えても金融機関に「キャリアチェンジ」という見方をされるケースは、住宅ローン審査においてはマイナス査定になる可能性があります。ただ、「キャリアチェンジ」でも転職先の会社の規模が大きい場合などは、マイナス査定にはならないケースもあります。
一方、転職後の職種が同業種の場合にはキャリアの一貫性があり、年収が増えるケースでは「キャリアアップ」とみなされ住宅ローン査定に影響がないケースもあるので、金融機関や専門家に事前に相談することをおすすめします。

(3)勤続年数に関係なく借入ができる住宅ローンは?

「フラット35」という住宅金融支援機構の住宅ローンは勤務年数に関係なく借入が可能です。年収要件はありますが、「勤続何年以上」という要件はありません。つまり、転職後一月以上勤めると、1か月分の給与を年収に割り戻すことで年収要件を満たすことができるケースもあります。

3.まとめ

転職を考えている方は「住宅ローンの審査を通す」という観点からみれば、審査に通った後に転職した方が良いかもしれません。
ただし、転職後に収入が減少する可能性がある場合には慎重な決断が必要になります。仮に転職によって収入が減少したとしても、住宅ローンの返済は待ってくれません。そうならないためにも、事前に今後のライフプランを踏まえることが大切です。

住宅購入は新たな生活のスタートです。今後の生活を安定して送ることを念頭に住宅購入を考えていきたいものですね。

2019年12月13日
text by 久保田 正広
FPバンク

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