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2019.5.18
ライフプラン

ライフプランニングによって変わる30年後の預貯金

ライフプランシミュレーションで分かることは何でしょうか。その答えの一つは30年後、あなたが老後を迎えたときの預貯金の額です。安心した老後を迎えるためにライフプランニングを活用して今後のシミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。

1.ライフプランニングを行う前に

ライフプランニングと聞いてもピンとこない方もいらっしゃると思います。まず、ライフプランニングとは老後まで生涯の人生を安心して生きていくために、いろんな視点から問題を見つけ課題解決していくことです。「具体的にどんな課題?」「本当に解決できるの?」と思われるかもしれませんがご安心ください。

(1)時代背景に合わせたライフプランニング

バブルが崩壊し不景気時代に突入、就職難や賃金低下が続き生活が安定しない。当然それにより結婚される方も減り、いわゆる少子高齢化が進んでいくわけです。そんなこれからの不安定な時代にはもっとたくさんの変化が起こることでしょう。その変化に対応するために30年、40年先まで見据えたシミュレーションを行い将来に向けて貯蓄計画を立てていきます。

(2)いつ、どのくらいのお金がかかるのか

シミュレーションを立てていくにあたりまず考えることはいつ・どのくらいの金額がかかるのかを想定することです。ライフプランシミュレーションを作成するタイミングは人それぞれですが、効果的なのは結婚・出産や住宅購入などのタイミングです。結婚した直後は夫婦の人生観をライフプランに反映してみるとお金に対する価値観を共有することができますし、出産のタイミングはこれからかかる教育費を早い段階で想定することができます。また住宅購入時は本当にその予算の住宅を購入してよいのかどうかを判断するツールとしてもライフプランシミュレーションは有効です。

2.ライフプランニングで重要なポイント

ライフプランニングを行ううえで重要となる部分は、30年、40年後の老後までを踏まえた具体的なキャッシュフロー(収支)とキャッシュストック(残高)を出していくことです。それにより改善すべき課題が浮き彫りになってきます。

(1)まずは現状を知ることから

人それぞれ資産や収支など状況が違います。また、独身なのか結婚しているのか、お子様が何名いらっしゃるかにもより今後のライフプランニングが異なってきます。まずは「いつ、どんなお金が必要か。それに対して年間の収入はいくらなのか」などの収入と支出を計算し年間の貯蓄残高を出してみましょう。

(2)課題を見つけ実行に移す

課題と言っても未来のビジョンは見えているが、それに対して何をどう解決していけばいいかわからないのが現状だと思います。まずは節約と浮かんでくるかもしれませんが、無理な節約はどこかでリバウンドがきます。収入面に関しては基本的には年齢とともに増える半面、お子様の成長とともに(大学進学がピーク)支出も増えていきます。将来使うお金(教育資金や老後資金)を明確にしできるだけ早いタイミングで準備を始めましょう。

3.老後はゆとりある生活を

老後に安定した生活を送っていただくためにも変わりゆく時代背景と向き合うことが大事です。その為にも定期的にライフプランニングを行い、改善していくことが大事です。

(1)老後に必要な資金とは?

平均寿命が延びてきている今の時代に必要な老後の資金ってどれぐらい必要だと思われますか?ちなみに60歳までに必要な貯蓄額としては3000万円ぐらいと言われています。「意外にけっこうかかる」と思われた方も多いのではないでしょうか?漠然と3000万円と言われてもなかなかピンとこないかもしれませんが預貯金以外にも資金作りの方法はいろいろあります。資金作りというのはもちろん簡単なことではありませんが、ライフプランニングにより抽出することはできますのでご安心ください。

(2)老後にかかってくるお金の問題

今の時代背景から老後にかかってくるお金の問題はいろんなことが想像できます。例えば年金が将来もらえるかという年金問題や、平均寿命※1の延びとともに病気や怪我で入院したりするリスクが高まり入院費や治療費がかかってきたりという問題などです。時代背景の移り変わりにより起こる問題を予測し、収入と支出のバランスを考えながら定期的にライフプランニングを行っていく必要があるのです。

〈出典〉厚生労働省 主な年齢の平均余命
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/01.html 閲覧日:2019.4.28

4.まとめ

ここまでがライフプランニングの大きな流れになります。いかがでしょうか?なぜライフプランニングが必要で、需要が多いのかがわかるかと思います。そこには一昔前とは違う社会や経済の大きな変化があり、それに伴い生活スタイルが多様化してきたという一つの原因があると思います。30年後の預貯金を今の内からライフプランシミュレーションで把握し、ゆとりのある老後生活のために今のうちから準備を始めてはいかがでしょうか。

2019年5月18日
text by 久保田 正広
FPバンク