MENU

カードローン借り換えおすすめランキング【厳選11社比較】

カードローン借換え ランキング

お金を借りているカードローンに負担を感じている場合、今よりも何をよくすれば返済や毎日の生活の負担が減るのでしょうか。
自分にとって何が負担になっているのかをまずは知りましょう。

「返済額が高すぎて負担になっている」

「金利が高くて利息を多く払っているのが不満」

「返済方法が不便で積極的に返済ができない」

「このまま返済を続けてもいつ完済ができるのか見通しがつかない」

このような負担がある場合、お金借りる方法の一つの選択肢としてカードローン借り換えを検討してみることがおすすめです。

しかし、借り換えることで生じるメリットデメリットをあらかじめ理解したうえで借り換え先を選ばなければ、「前よりも返済総額が増えてしまった」なんてことにも繋がりかねません。

ここではおすすめの借り換えカードローンのほか、借り換えするメリットデメリット、借り換えの流れや注意点などについて詳しく解説していきます。

目次

カードローン借り換えおすすめランキング11選【厳選11社比較】

スクロールできます
金利限度額口座開設不要借り換え専用
アイフルのおまとめローン
かりかえMAX
3.0%〜17.5%800万円
アコムの借換え専用ローン7.7%〜18.0%300万円
みずほ銀行
カードローン
2.0%〜14.0%800万円××
楽天銀行
スーパーローン
1.9%〜14.5%800万円×
auじぶん銀行
カードローン
(借入利率13%以上)
1.48%〜17.5%800万円
横浜銀行
カードローン
年1.5%〜14.6%(変動)10~1,000万円(10万円単位)××
千葉銀行
ちばぎんフリーローン
1.7%〜14.8%800万円××
西日本シティ銀行
おまとめローン
4.5%〜15.0%800万円×
JCB CARD LOAN
FAITH
4.4%〜12.5%500万円×
ろうきんカードローン
マイプラン
(中央労働金庫)
3.875%〜8.475%500万円×
アイフル注釈
  1. ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。
  2. お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
  3. 公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

カードローンの借り換えとは?

カードローンの借り換えとは?

カードローンの借り換えとは、今借りているカードローンより条件のよい業者に乗り変えることです。

例えば今借りている金利18%のA社のカードローンを15%のZ社のカードローンに借り換えすれば、返済負担を少なくすることができます。

借り換えとおまとめの違いは?

まず勘違いしがちなのはカードローンの「借り換え」と「おまとめ」の違いです。
違いを図で解説しましょう。

※現在の借入先からより条件のよいカードローンに変えることが「借り換え」です。

※複数の借入先を1社にまとめることが「おまとめ」です。

借り換えカードローンはおまとめにも有利です。借り換えに選ばれるということはおまとめの際にも条件がよいカードローンであるということ。複数社の借入を一本にまとめるときにも参考になります。

消費者金融から借り換える場合はどこがいい?

消費者金融から借り換える場合はどこがいい?

金利が高い消費者金融から借り換えたいのであれば、やはり低金利な銀行カードローンを検討する方が多いでしょう。

カードローンは資金使途が自由なため、借り換えにも利用することができます。しかし、金利を今より下げて借り換えたいのであれば他にも選択肢はあります。

消費者金融→銀行
・銀行カードローン
・地方銀行のカードローンや目的別ローン など

消費者金融→ろうきん
・ろうきんのカードローン など

消費者金融→消費者金融
・消費者金融のカードローン
・消費者金融の借り換え専用ローン など

消費者金融→信販会社
・信販会社のカードローン など

低金利で借り換えしたいなら「銀行カードローン」

低金利で借り換えしたいなら「銀行カードローン」

消費者金融の金利は上限が18.0%なのに対して、銀行カードローンの金利の多くは上限14.5%程度。

金利が低ければ「利息の負担が軽減」され、返済期間を借り換え前と同じように計画すれば返済額が少なくすみます。

例えば金利18%の消費者金融と14.0%の銀行カードローンで50万円を3万円ずつ返済した場合のシミュレーションで比較してみましょう!

50万円を3万円ずつ返済した場合返済回数毎月返済額総返済額利息総額
消費者金融
18%
20回30,000円579,706円79,706円
銀行カードローン
14.5%
19回30,000円561,719円61,719円
※消費者金融はアコム、銀行カードローンは三井住友銀行カードローンの返済シミュレーションを使用

返済総額に差が出て、その差は17,987円。借入額、返済額が同じであれば、金利が低いほうが大きく利息を軽減することができるため返済総額に違いが出てきます。

ただし、銀行カードローンでの借り換えは現在、審査が厳しい傾向があります。

2018年1月から、銀行審査、保証会社の審査に加えて、預金保険機構も審査を行うこととなりました。

預金保険機構は警察庁と専用回線でつながり申込者に問題がないか確認をします。この審査には長ければ2週間ほどがかかり入念審査を行います。

これまでおまとめローンやカードローンの借り換えに積極的といわれていた銀行カードローンですが、現状は柔軟とは言いがたい状況になっています。

金利が明確で大口融資に向いている銀行カードローンという魅力をいかんなく発揮できるのは、「これまでの債務に大きなトラブルはない場合に限られる」と考えたほうが良さそうです。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローン

メガバンクの一つ、みずほ銀行のカードローンは上限金利14.0%と低金利が魅力ですが、住宅ローン契約中の場合はさらに0.5%引き下げになります。

利用には口座開設の必要がありますが、口座をお持ちの場合には手続きが短縮されるため、みずほ銀行の口座をお持ちの方におすすめです。

金利2.0%〜14.0%
限度額800万円
利用条件以下のすべての条件を満たす個人の方
① 契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方
② 安定かつ継続した収入の見込める方
③ 保証会社の保証を受けられる方
※ 外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※ 審査の結果によっては利用できない場合も
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネットバンキング
最長返済期間1年ごと自動更新

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは口座開設の必要がなく利用できるカードローンです。

公式サイトでも借入の見直しに前向きな姿勢が見られるため、借り換えの選択肢の一つとして検討していいでしょう。

金利1.9%〜14.5%
限度額800万円
利用条件以下の全ての条件を満たす方
① 満年齢20歳以上62歳以下の方(※1)
② 日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
③ お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
④ 楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けることができる方 (※2)
※1 但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
※2 楽天銀行が認めた場合は不要
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネット返済
最長返済期間1年ごと自動更新

auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローン
auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行のカードローンは、1.48%~17.5%と決して金利が低いカードローンではありませんが、auIDをお持ちの方にお得です。

auIDをお持ちなら、au限定割として最大年0.5%の金利優遇、借り換えコースは年0.98%~12.5%で利用することができます。

金利1.48%〜17.5%
限度額800万円
利用条件以下の条件を満たす方
① 契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の方
② 安定継続した収入のある方(自営、パート、アルバイトを含む)
③ 保証会社であるアコム(株)の保証を受けられる方
※外国籍の方は永住許可を受けている場合に対象
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・ATM
最長返済期間1年ごと自動更新

低金利かつ地元ならではの柔軟審査「地方銀行のカードローン・目的別ローン」

低金利かつ地元ならではの柔軟審査「地方銀行のカードローン・目的別ローン」

銀行への借り換えでは、都市銀行やネット銀行のカードローンの他に地方銀行があります。

地銀の場合、その銀行の営業エリアに勤務または居住していることが利用条件となるため、誰もが利用できるわけではありません。

しかし、地域密着の金融機関であるために利用者のニーズに柔軟に対応してくれる場合もあります。

また都市銀行などと比べると、カードローン以外に借り換えローンやおまとめローンなど、借り換えに利用できるローン商品が多数用意されている傾向があります。

注意カードローンと借り換えローン、フリーローンでは使い道や借入の仕組みが違ってくるため、選ぶ際はその点を注意しましょう。

使いみち追加借入
カードローン自由限度額内なら何度でも借入可能
フリーローン自由不可。追加借入希望の場合は
再度審査が必要
借り換え・おまとめ
専用ローン
現在利用中のローンの返済資金不可。返済専用。

横浜銀行カードローン

画像:横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンは借入限度額が最高1,000万円です。

おまとめ利用についても、公式サイトで「他のローンやクレジットカードのリボ払いなどを横浜銀行カードローンで1つにまとめることができる」としていて積極的な姿勢が見られます。

金利年1.5%〜14.6%(変動)
限度額10~1,000万円(10万円単位)
利用条件次の条件をすべて満たす方
① ご契約時満20歳以上69歳以下の方
② 安定した収入のある方、およびその配偶者(パート・アルバイトの方も可。学生の方は不可。年収には年金を含みます)
③ 次の地域に居住またはお勤めの方
神奈川県内全地域/東京都内全地域/群馬県内の以下の市(前橋市、高崎市、桐生市)
④ 保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる方
⑤ 横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意される方
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・ATM
契約期間1年(1年ごとの自動更新)※満70歳以降はあらたなお借入りれはできません。ご返済のみのお取り引となります。

千葉銀行ちばぎんフリーローン

ちばぎん カードローン
画像:ちばぎんカードローン

千葉銀行には借り換えやおまとめに利用できる「ちばぎんフリーローン」があります。

パートやアルバイトの方でも安定収入があれば利用可能で、返済期間が最長15年と長いのが特徴です。またフリーローンなので、一括で資金を借りたあとは返済のみで、追加融資はできません。

また、千葉銀行のカードローンも、借り換えにも利用できる使いみち自由なカードローンです。

金利1.7%〜14.8%
限度額800万円
利用条件次の条件をすべて満たす個人の方。
① ご契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満の方。
② 安定した収入(パート・アルバイトを含む)のある方。ただし年金収入のみの方は申込不可。
③原則、千葉、東京、茨城、埼玉、神奈川にお住まいの方。
(インターネット支店をご利用の場合は、お住まいの所在地がインターネット支店の営業地域内にある方。)
※一部地域を除く
④ エム・ユー信用保証(株)の保証が受けられる方。
※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・インターネット
最長返済期間15年

西日本シティ銀行のおまとめローン

NCBおまとめローン
NCB おまとめローン

西日本シティ銀行のおまとめローンは返済期間最長15年とゆとりある期間で返済したい人にもおすすめです。

安定した収入のあるパート・アルバイトや新入社員の方、さらに配偶者に安定収入があれば専業主婦でも申し込みが可能です。

返済方法の記載がありませんが、繰上げ返済手数料が無料なのは今後長期間返済していく上でも嬉しいポイントです。ただし、繰上げ返済は近くの支店で手続きとなっているため、返済の利便性という点ではやや劣るかもしれません。

金利4.5%〜15.0%
限度額800万円
利用条件① 申込時の年齢が満20歳以上満75歳未満で、完済時の年齢が満80歳以下の方
※ただし、個人事業者の方は税金の滞納や延滞がないことが必要。
② お取扱店のお近くに居住の方
※東京都内、大阪府内の店舗では取り扱いなし。
③ 保証会社の保証が受けられる方。
資金使途現在利用中のローン等の返済資金
返済方法
最長返済期間15年

利用者が限定される「ろうきんカードローン」

ろうきん(中央労働金庫)
画像:ろうきん(中央労働金庫)

金利が低いと人気のろうきんのカードローンを利用して借り換えもできます。

ただし借り換えを目的とした利用には「団体会員の構成員であること」が条件になっています。
団体会員構成員とは、労働金庫に出資している以下の団体の構成員、従業員を指します。

  • 労働組合
  • 国家公務員
  • 地方公務員
  • 勤労者のための複利共済活動を目的とする団体で一定の条件を満たすもの

自分の勤め先が労金の団体会員かどうかは勤務先かろうきんに問い合わせると確認ができます。

カードローン(マイプラン)

ろうきんのカードローン(マイプラン)は非常に低金利なカードローンです。
金利は「団体会員の構成員」か「組合員」か、「一般勤労者」かなど会員の種類によって適用金利が異なります。

金利3.875%〜8.475%
限度額500万円
利用条件中央労働金庫に出資のある団体会員の構成員、
または自宅もしくは勤め先(事業所) が中央労働金庫の事業エリア内
(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川 県・山梨県)にある給与所得者の方で、次の条件に全て該当する方
① 申し込み時の年齢が満 20 歳以上かつ契約時の年齢が満 65 歳未満である方
② 同一勤務先に 1 年以上勤務されている方
(自営業者等の給与所得以外の方は 3 年以上)
③ 安定継続した年収(前年税込み年収)が 150 万円以上ある方
④ 当金庫所定の保証協会の保証を受けられる方
※契約社員・パート社員の方、自営業者等の方も一定の条件を満たせば利用可能。
※中央労働金庫は労働組合がない会社に勤める方でも利用可能。
資金使途自由。
※事業性資金、投機目的資金、負債整理資金、賃貸の用に供する不動産の取得・リフォームに係る資金(借換資金含む)等には利用不可
団体会員の構成員に限り、他行・信販・消費者金融からの借換え資金として利用可能(2023年3月31日実行分まで)
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネット返済
最長返済期間1年ごと自動更新

柔軟な審査対応の「消費者金融のおまとめ・借り換え専用ローン」

柔軟な審査対応の「消費者金融」

大手消費者金融のカードローンであれば利便性は高いですし、また無利息期間もあるため短期間で返済できる場合にはメリットがあるかもしれません。

しかし、基本的には金利が高いので、長期間の借入の場合は借り換えするメリットがそれほどありません。

アコムやアイフルといった大手消費者金融では、カードローンの他に借り換えローンも扱っています。

消費者金融のおまとめローンは「顧客の利益の保護に支障を生ずることがない貸付」として総量規制の例外貸付に分類されるため、年収の3分の1を超える貸付も可能です。

消費者金融で借り換えても金利が高くメリットがないと感じるかもしれませんが、消費者金融のおまとめローンには2種類あり、それぞれ法的に次のような特徴があります。

貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号
・1ヶ月の負担額が借換前の負担額より上回らない
・借換前より総返済額が軽減する
・担保・保証に係る要件が借換前の条件より厳しくならない
・借換対象は銀行や貸金業者、クレジットカードのショッピングリボ等

貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2

・借換後の金利が借換前の金利を上回らない
・1ヶ月の負担額が借換前の負担額より上回らない
・約定に基づく返済により、段階的に残高を減らしていく
・担保・保証に係る要件が借換前の条件より厳しくならない
・借換対象は貸金業者のみ

引用:e-GOV法令検索 貸金業法施行規則(昭和五十八年大蔵省令第四十号)

一般的に、消費者金融のおまとめローンは貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2のみに基づく商品が多くなっています。

第1号も1号の2も、どちらも「月額返済額が軽減する」ということが法的に保証されています。銀行での借り換えほど大きな利息の軽減は難しいかもしれませんが、審査も比較的柔軟なため借り換えるメリットはあるわけです。

アイフルのおまとめローン「おまとめMAX・かりかえMAX」

アイフル おまとめローン
アイフル おまとめローン

アイフルを利用したことがある方は「おまとめMAX」、アイフルを利用したことがない方は「かりかえMAX」が利用できます。

返済専用となりますが口座引き落としの返済だけではなく返済用のカードが発行されるためATMからの追加返済も自由に行えます。 そもそも借り換えを対象とした専用ローンとなるため申し込みやすいローンです。

アイフルのおまとめローンは貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号または第1号の2、どちらにも対応している商品ですので、銀行からの借入も複数まとめたいという場合でも利用できます。

金利3.0%~17.5%
限度額800万円
利用条件アイフルを初めて利用する方
満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方でアイフルの基準を満たす方
資金使途銀行や貸金業者からの借入債務のほか、クレジットカードのショッピング債務等
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネット返済
・振込
最長返済期間10年
アイフル注釈
  1. ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。
  2. お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
  3. 公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

アコムの借換え専用ローン

アコム借換え専用ローン
アコム 借換え専用ローン

アコムの借換え専用ローンは貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2に基づく商品であるため、資金使途は消費者金融からの借入とクレジットカードキャッシングに限られます。

上限金利も通常のカードローンと変わらない18%ですが、貸金業法に基づく借り換え専用ローンであるため、借換後の金利が借換前の金利を上回りません。

金利7.7%~18.0%
限度額300万円
利用条件18歳以上(高校生を除く)の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方
資金使途貸金業者債務の借換え
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネット返済
・振込
・スマホATM
最長返済期間12年3ヶ月

中小消費者金融のおまとめローン

消費者金融系では大手消費者金融の他にも中小消費者金融でもおまとめローンを取り扱っています

中小消費者金融というと、大手より金利が高いこともありますが、「貸金業法に基づくおまとめローン」であれば先に解説したように金利は借換前の金利を上回らないことが法的に定められています。(貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2の場合)

中小消費者金融は大手と比べて独自の審査基準を設けているため、大手の審査に落ちた場合などは検討してみてもいいかもしれません。

低金利なものもある「信販会社のカードローン」

低金利なものもある「信販会社のカードローン」

信販会社系の場合にはカードローンによって金利の違いがあり、消費者金融並みのものも多いですが、低いものは銀行カードローン並みに低金利です。

JCB CARD LOAN FAITH

JCB CARD LOAN FAITH
JCB CARD LOAN FAITH

JCBのカードローンFAITHは年利が最大でも12.5%と、大変低金利なカードローンです。さらに入会後特典として、最大2.5ヶ月分の利息実質0円キャンペーンを行なっています。

借り換えやおまとめも可能で、最短即日審査とスピーディ。ATM利用手数料も月3回まで無料と、借り換えることでメリットが大きいカードローンです。

ただし、こちらも最低返済額が高めに設定されており、また個人事業主や学生、パートアルバイトの方は利用できないなど一般的なカードローンと比べて利用条件が厳しくなっています。申し込みの際は事前に条件をしっかりと確認しましょう。

金利4.4%〜12.5%(キャッシング リボ払いの場合)
限度額500万円
利用条件20歳以上58歳以下で、本人が仕事で毎月安定した収入のある方。
※個人の給与収入を示す書類を持っていない方(個人事業主の方など)は対象となりません。
※学生、パート・アルバイトの方は対象となりません。
※現在のお借入合計残高(住宅・自動車ローンは除く)が年収の3分の1を超えている方は対象となりません。
資金使途自由(事業性資金は除く)
返済方法・自動引落
・ATM
・インターネット返済
・振込
最長返済期間12年1ヵ月

カードローンを借り換えするメリット

カードローンを借り換えするメリット

カードローンの借り換えをすることのメリットをまとめると以下の3つに分かれます。

  • 月々の返済額を減らせる
  • 返済総額を減らせる
  • 返済方法が便利になる

月々の返済額を減らせる

適用される金利が減ることで、毎月の返済額が減少することが期待できます。

ただし、「借入残高に応じた毎月の最低返済額」が定められているローンでは、毎月の返済額はさほど大きく変わらないか全く変わらないこともあります。

例えばアイフルの場合、30万円を金利18.0%と17.5%でそれぞれ借りた場合の返済回数は36回、最低返済額は11,000円と同じです。

返済回数毎月返済額総返済額利息総額
18.0%36回11,000円388,872円88,782円
17.5%36回11,000円385,315円85,315円
30万円を返済回数36回で借り換えした場合
アイフル注釈

※公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

「貸金業法に基づく借り換えローン」を利用すれば借換前の返済額を上回らないことが約束されていますが、大幅な削減とはいかないでしょう。

カードローンごとに毎月の最低返済額の設定は変わりますので、毎月の負担を楽にしたい場合には事前にその点をチェックしておくといいかもしれません。

最低返済額借入残高10万円借入残高20万円借入残高50万円
アイフル4,000円8,000円13,000円
アコム5,000円9,000円15,000円
プロミス4,000円8,000円13,000円
レイク4,000円8,000円14,000円
SMBCモビット4,000円8,000円18,000円
みずほ銀行
カードローン
2,000円4,000円10,000円
楽天銀行
スーパーローン
2,000円5,000円10,000円
auじぶん銀行
カードローン
(借入利率13%以上)
2,000円4,000円10,000円
横浜銀行
カードローン
2,000円4,000円10,000円
JCB CARD LOAN
FAITH
(残高スライド元金定額払いの場合)
15,000円+利息15,000円+利息15,000円+利息
ろうきんカードローン5,000円5,000円10,000円
※返済方法等により実際の返済額と違うことがあります。
アイフル注釈

※公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

返済総額を減らせる

利息の計算式は「借入残高×金利÷365日×日数」です。借り換えを利用することで今よりも金利が減るわけですから、他の条件が全て同じであれば理論上は利息が減り、返済総額が減ることになります。

それでは、借入残高と返済回数を同じ条件で借り換えをした場合にはどのくらい返済総額が変わってくるのかを確認しましょう。

返済回数毎月返済額返済総額利息総額
消費者金融
18%
58回13,000円751,268円251,268円
銀行カードローン
14%
58回12,199円
△801円
695,301円
△55,967円
195,301円
※消費者金融はアイフル、銀行カードローンはみずほ銀行カードローンの返済シミュレーションを使用

50万円を同じ58回の返済回数で借り換えた時、18%の消費者金融と14%の銀行カードローンでは返済総額でおよそ5万5千円ほどの差が出ます。

毎月の返済額は800円程度とそこまで減りませんが、4%金利が変わることで返済総額を大きく減らせることがわかります。

返済が便利になる

借り換え先のカードローンが借り換え前のカードローンよりも多くのATMなどに対応している場合、返済の利便性が上昇します。例えば、銀行カードローンは提携ATM手数料を無料とする銀行が多いです。

もし現在、コンビニATM返済で返済手数料が毎月発生している状態なら、提携ATM手数料無料のカードローンに借り換えれば節約になります。信販系カードローンも低金利ですが、ATM返済手数料はかかることがわかります。

自社ATM提携ATM【借入】提携ATM【返済】
大手消費者金融無料110円〜220円110円〜220円
銀行カードローン無料無料無料
信販系カードローンなし110円〜220円110円〜220円
ろうきんカードローン無料110円〜220円
(一部無料)
110円〜220円
(一部無料)
  • 提携ATMは各カードローン毎で異なります。
  • 上記はあくまで全体的な傾向です。ATM手数料は各カードローンによっても異なります。

また、各カードローンごとに返済方法が異なります。自動引落の他にATM返済やインターネット返済など、返済しやすい方法が多くあることで、今後の追加返済がしやすくなるなどのメリットもあるのです。

カードローンを借り換えするデメリット

カードローンを借り換えするデメリット

借り換えにはメリットもあればデメリットもあります。
借り換えがすべてうまくいくかといえばそうではなく、欠点を理解しておくことも重要です。

  • 逆に返済総額が増える
  • 総量規制で借り換えできない場合がある
  • 審査が厳しく借り換えできないことも

逆に返済総額が増える

借り換えのメリットとして「返済総額が減る」と紹介しましたが、仕組みを理解しておかなければ逆に返済総額が増えることもある点に注意が必要です。

メリットのところでは他の条件が全て同じであれば返済総額が減ると解説しましたが、借り換え後の返済方式や最低返済額によっては毎月の返済額が今より大きく減る場合もあります。

反面、毎月の返済額が減ればその分返済期間が延びるため、結果として返済総額が増えるというデメリットもあるわけです。

具体的な例で見てみましょう。金利18%のアイフルと金利14%のみずほ銀行、金利12.5%のJCBカードローンFAITHでそれぞれ50・100・200万円を借りたときにかかる利息をシミュレーションし、最低返済額だけ返済していった場合の返済総額を比較してみます。

50万円を借り換えた場合のシミュレーション

返済回数毎月返済額返済総額利息総額
アイフル
18%
58回13,000円751,268円251,268円
三井住友銀行
カードローン
14.5%
78回10,000円
△3,000円
771,542円
+20,274円
271,542円
みずほ銀行
カードローン
14%
200回12,000円〜2,000円
△1,000円〜11,000円
955,525円
+204,257円
455,525円
JCBカードローン
FAITH
12.5%
34回23,219〜5,051円
+10,219円〜
△7,949円
592,525円
△158,743円
92,525円
アイフル注釈

※公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

みずほ銀行カードローンは三井住友銀行と同程度の金利ですが、返済方式の違いにより返済期間が200回にも増えてしまい、結果として総返済額も20万円程度増えてしまいました。

毎月の返済額が抑えられた分、余裕のあるときに追加返済を行うことが必要でしょう。

また、JCBカードローンは返済方式により初めのうちは毎月の負担がかなり増えてしまいますが、返済期間も短くなり、その結果アイフルで借りているよりも16万円程度の節約になりました。

100万円を借り換えた場合のシミュレーション

返済回数毎月返済額返済総額利息総額
アイフル
15%
53回26,000円1,372,023円372,023円
三井住友銀行
カードローン
12%
111回15,000円
△11,000円
1,656,070円
+20,274円
656,070円
みずほ銀行
カードローン
12%
241回22,000円〜2,000円
△4,000円〜24,000円
1,794,676円
+204,257円
794,676円
JCBカードローン
FAITH
12.5%
59回36,438〜5,053円
+10,438円〜
△20,947円
1,293,598円
△78,425円
293,598円
アイフル注釈

※公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

100万円を借り換えた場合、三井住友銀行とみずほ銀行では金利12%と低金利ですが、返済回数が多いために結果としてアイフルよりも返済総額が増えてしまいました。

一方、JCBカードローンFAITHは149万円までは12.5%のため、50万円の場合と適用金利が変わりませんが、毎月返済額が高く返済回数も抑えられているために8万円近くの節約効果がありました。

200万円を借り換えた場合のシミュレーション

返済回数毎月返済額返済総額利息総額
アイフル
15%
96回36,000円3,436,846円1,436,846円
三井住友銀行
カードローン
10%
133回25,000円
△11,000円
3,309,451円
+20,274円
1,309,451円
みずほ銀行
カードローン
9.0%
257回42,000円〜2,000円
△4,000円〜24,000円
3,072,585円
+204,257円
1,072,585円
JCBカードローン
FAITH
10.5%
95回57,616〜10,089円
+21,616円〜
△25,911円
2,727,920円
△708,926円
727,920円
アイフル注釈

※公式HPで貸付条件の詳細をご確認いただけます

200万円を借り換えた場合、アイフルとJCBカードローンは返済回数は同程度ですが、返済方式の違いにより毎月返済額にかなりの差があります。金利も4.5%ほど差があるため、結果返済総額は70万円程度も節約できることがわかります。

200万円となると、そのまま返済をしていれば利息総額だけで100万円を超えてしまうことも少なくありません。

特に銀行カードローンは最低返済額が他より低めな設定のため、その分、積極的な追加返済が必要になります。

以上のように、単純に金利の低いカードローンに借り換えたとしても、利息が減るとは一概に言い切れないのです。

最低返済額だけ返済していてもなかなか元金は減りません。繰り返しますが、借り換えにより毎月の返済額が減った場合、余裕があれば余った分を追加返済に回すのが基本です。

余計な利息を支払わないためにも、返済総額は積極的に減らしていきましょう。
そのためにも

  • 金利
  • 返済回数
  • 毎月の返済額(最低返済額)
  • 返済総額(利息総額)

こうした点を返済計画表(返済シミュレーション)で事前にしっかり比較することが必要です。

総量規制で借り換えできない場合がある

総量規制は「総額で年収の3分の1以上の借入ができない」という貸金業法に定められたルールです。

カードローン同士の借り換えの場合、例えば50万円をA社のカードローンからB社のカードローンに借り換えをするケースを例にしてみましょう。

その場合、A社から50万円借りている状態でB社からさらに50万円借りて、A社の返済に充てることになります。

借り換え目的で一時的とは言え、合わせて100万円の借入をすることになるわけです。そして、この一時的な借入総額が年収の3分の1を超えてしまうと総量規制に引っかかることになります。
ギリギリの場合も、審査に影響はあるでしょう。

消費者金融の「貸金業法に基づくおまとめローン」を利用するのであれば、総量規制の例外貸付として年収の3分の1を超えていても借りることができます。

総量規制は貸金業法に定められたものであるため、本来であれば銀行カードローンには影響しません。

しかし近年、銀行カードローンも総量規制に類似する銀行独自の自主規制を設けており、年収の3分の1~2分の1程度の融資限度額の上限がありますので注意しましょう。

審査が厳しく借り換えできないことも

借り換えローンを利用するには、当然ながら新しく申込をする必要があります。そして、申込をしても、絶対に融資を受けられると決まってはいません。

銀行カードローンは多重債務問題が社会問題となってから、審査を厳格化しています。審査に落ちた場合は、また借り換え先をイチから探すことになります。

カードローン借り換えの流れは?事前準備や手順をチェック!

カードローン借り換えの流れ

カードローンの借り換えはどのような流れで行われるのでしょうか?

借り換えの場合、通常のカードローンで借り換える場合と借換え専用ローンで借り換える場合がありますが、ここでは通常のカードローンに借り換える場合の流れについて解説していきます。

借り換えの基本的な流れ

その他、カードローンの借り換えをする前に事前準備をしておくべきことがあります。一つひとつ確認をしてチェックしていきましょう。

必要書類を用意する

  • 本人確認書類
  • 源泉徴収票などの収入を証明する書類
  • 現在の借入先の契約書、ない場合にはATMなどの利用明細書

カードローンの必要書類は一般的に「本人確認書類」、そして限度額によって必要になる「収入証明書類」です。

ただし借換え専用ローンを利用する場合には一般的なカードローンと違い、他社借入条件などが確認できる「現在の借入先の契約書」等が必要になります。

完済ができるカードローンがないかチェックしておく

借り換え専用のローンだからといって、現在の借入件数が何件でもOKというものではありません。複数の借入がある場合、できる限り借入件数が少ないほうが審査には有利になります。

例えば現在の借入件数が3社あり、それぞれの融資限度枠が30万円だとしましょう。その融資限度枠に余裕がある場合には借り換え前に借入件数を減らすこともできます。

  • A社から20万円
  • B社から10万円
  • C社から30万円

この場合、A社には10万円の融資限度枠が残っており、B社の借入残高をまかなうことができます。そこでB社の借入残高が0円となり完済、借入件数を3社から2社に減らすことができます。

借入残高が0円になっただけでは借入件数が減ったわけではありません。解約をして初めて借入件数が減ったことになります。

申し込み時の手間をちょっとでも減らしておく

ちょっとしたことではありますが、やはり手間は省きたいのは正直なところでしょう。それでは考えられる「申し込み時の手間」にはどのようなものがあるのでしょうか?

①口座開設に時間や手間がかかる

返済には口座引き落としが欠かせません。確実に返済をするためにも、口座引き落としは「基本の返済方法」として使いたいものです。

口座引き落としが原則となる銀行カードローンもあるため「口座開設が必須」というのは珍しい条件ではありません。

最近ではアプリなどで手軽に口座開設できる場合もありますが、来店や郵送での手続きが必要な銀行もあります。

②申し込みから融資実行までに時間がかかる

通常、銀行カードローンに申し込みをすると審査結果、融資実行までには早くても2営業日ほどかかります。また審査に時間がかかった場合にはそれ以上の期間になることもあり、余裕がない日程では安心できません。

ろうきんなど金利が低く審査に時間のかかるカードローンですと数週間かかることもあります。

現在の借入先への次回返済までには借り換えが完了しているように、余裕を持って申し込みをしましょう。

③申し込み方法が来店しかない

現在はインターネット申し込みが全国展開をしているカードローンであれば主流となりました。

しかし、まだまだ地方銀行などでは来店が必須となっていることもあります。むしろ来店が基本になると考えて良いでしょう。

銀行営業時間は平日の9時~15時程度となっており、通常は就業している時間に重なります。

WEB完結の申し込みが可能なカードローンを選べば、こうした手間を省くことができます。

カードローン借り換え先の選び方と注意点は?

カードローン借り換え先の選び方と注意点

カードローン借り換え先はどのように選んだらいいでしょうか?

今の借入先以上の成果を出せる借り換えでなければ意味のない借り換えになってしまいます。
まずは借り換えに失敗するケースを見てみましょう。

カードローン借り換えで失敗する6つのケース

借り換えによるメリットを見失ってしまうケースは非常に多くあります。注意点として、次の6つが挙げられます。

【金利】今よりも金利が高い

借り換えの意味がありません。借り換えは現状よりも改善するために行うものです。

銀行カードローンの場合、利用限度額により適用金利がある程度決まっていますが、消費者金融の適用金利は審査によって決定されます。そのため、事前に自身の適用金利を知ることができませんので注意が必要です。

【毎月返済額】今よりも毎月の返済額が多い(月々の返済が負担の場合)

今より金利が下がったのに、毎月の返済額が増えてしまう可能性はあります。

例えばアイフルからJCBカードローンへの借り換えのようなケースでは、今より金利が下がっても、最低返済額は今より上がってしまいます。

【返済総額】今よりも返済総額が増える(余計な利息を抑えたい場合)

今より金利が下がったのに、借り換えの仕方によっては返済総額は増えることがあります。借り換えにより月々の返済額を減らしてしまうと返済期間が長引き、結果、返済総額が増える可能性があります。

また、借り換えにより返済方式が変わることでも返済総額が増える可能性があります。

【返済】追加返済ができない

無理のない返済をしながらも余裕があるときには追加で返済ができなければ、完済の予定を早めることができません。

【利便性】返済の自由が利かない

返済では口座引き落としが基本ですが、それ以外の随時返済に自由が利かないケースがあります。

ATM返済やインターネット返済ができるカードローンは今後、追加返済していく際に便利です。

【手数料】手数料がかかる

返済の都度ATM利用手数料がかかるなど小さなコストが山積みになるケースもあります。

借り換えローン選びに成功するには?

当初の目的をしっかりと確認しましょう。

  • 利息の負担を少なくしたい
  • 返済額を減らしたい
  • 早く完済したい

返済額を減らしたいのであれば、完済までは長引きます。完済を早めたいのであれば、返済額は高くしなくてはなりません

これらの特性を理解して借り換えをすることで現在よりも返済がしやすく負担の少ないローンに借り換えることができます。

カードローンの借り換えが完了したら完済した借入先は解約をしましょう。
借入件数が多ければそれだけ「今後も借入をしてしまう可能性」があり、さらには「今後のローン審査に件数が影響する可能性」があります。
住宅ローン、自動車ローンなどでも借入件数は審査で重要視される項目です。

カードローンの借り換えに向いている人

いま利用しているカードローンをどう感じているかによって、借り換えに向くかどうかも変わってきます。
まず、借り換えに向いている人の特徴を紹介します。

今の金利が高いと感じる人

今の金利について「高い」「少しでも安くしたい」と考えている人は、借り換えが選択肢になります。

特に現時点で金利が18.0%前後の場合にはカードローンの中でも高金利のため、借り換えをして15%程度の金利のカードローンにすれば借り換えのメリットは十分あるでしょう。

毎月の返済金額が高いと感じる人

借り換え元と借り換え先で返済方式が異なる場合、毎月の返済金額も安くなる可能性があります。

月々の返済額が安くなった分は追加返済に回すなど、柔軟な返済で負担を一気に和らげられる可能性があります。

カードローンの借り換えに向いていない人

向いている人の条件に当てはまらない場合は、借り換えには向いていない可能性があります。ここでは借り換えに向いていない人の特徴を紹介します。

銀行などの低金利ローンを借りている

すでに銀行のカードローンを借りている場合、借り換えは簡単ではありません。消費者金融の金利は基本的に銀行より高いため、借り換えの対象にならないためです。

もっと金利が安い銀行が借り換えの候補になりますが、低金利ゆえに審査が慎重に行われることが考えられます。

返済の負担をさほど感じない

現状の金利や毎月の返済額について特に不満がない場合、無理に借り換えする必要はありません。借り換えのための申込などの手間がかかるうえ、審査落ちになると信用情報に余計な情報が記録されてしまうためです。

次に別のローンに申込する場合に、残された審査落ちの情報が不利に働く可能性もゼロではありません。

カードローン以外の借り換えに関するQ&A

最後に、カードローンの借り換えに関する疑問と回答をQ&A形式でまとめました。

借り換え審査に絶対に通る方法はある?

借り換えの審査は通常のカードローンと同じく厳正に行われます。

一般的に、大手消費者金融ですとカードローンの成約率は30~40%前後。銀行カードローンは公表していないため不明ですが消費者金融よりは審査が厳しく成約率が低いと考えられています。

借り換え審査の場合は同等、あるいはそれ以上に難しい可能性があります。すでに他社借入がある人が対象のため、審査もさらに厳しくなることが考えられるからです。

リボ払いも借り換え可能?

クレジットカードのリボ払いも借り換えができるかどうかは、借り換えローンの種類によって異なります。例えばカードローンへの借り換えであれば、基本的に資金使途は自由ですので問題ありません。

問題は消費者金融の借換え専用ローンを利用する場合です。消費者金融の借換え・おまとめ専用ローンには2種類あります。

・貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号
・貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2

このうち、リボ払いも借り換え可能なのは貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号に基づく借換え・おまとめローンです。

たとえばアイフルの「かりかえMAX」なら、銀行カードローンもリボ払いもまとめて借り換えが可能です。

審査が甘いカードローンの借り換え先はあるの?

審査が甘いということはありません。どこの消費者金融でも銀行カードローンでも融資を行う以上返済が行わなければならず、「返済されない」というリスクを回避するために審査を行っています。

そのためどのような状況の人に対しても融資をするカードローンは存在せず、それがあるとすれば闇金です。しかし、中小消費者金融でも積極的に借り換えに対応しているところは独自審査を行っているため、相談と計画次第で十分に可能性があります。

銀行カードローンや大手消費者金融のコンピュータによる自動審査とは違って、中小消費者金融では独自の採点基準での審査を行っています。

中小消費者金融は知名度が低いのは仕方のないこと。そのため闇金との混同が心配されます。確実に正規の消費者金融であることを確認しましょう。

中小消費者金融の場合には金利に期待をすることはできません。同時に返済方法も便利なものが充実しているわけでもなく、大きな金額を借り換えるには利便性が高いとはいえないでしょう。
アイフルのかりかえMAXや銀行カードローンなど、安心できる大手の借り換えの審査に通らなかったときの保険として考えておくとよいでしょう。

FP監修者

慶應義塾大学を卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行。10年以上融資業務に携わリ、大企業向けファイナンスから不良債権処理まで幅広く経験。その後、ファイナンシャルプランナーの道を志し、外資系生保のコンサルティング、金融系ベンチャー企業の創業に参画。2009年に独立系のFP事務所FPバンクを設立し、現在に至る。

目次