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おまとめローン審査がゆるいとこはあるのか?おまとめローンおすすめランキング【2024年】

おまとめローンおすすめランキング

「おまとめローンでおすすめの銀行はどこ?」
「審査がゆるいおまとめローンはあるの?」

まとまったお金を借りられるならば、必ず借りられるおまとめローンを探したくなってしまいます。

大手の消費者金融であるアイフルプロミスアコムといった、有名どころの消費者金融系おまとめローンの他にも、労金や中小消費者金融など全国に数多くおまとめできる金融機関がありますので、よく吟味した上で申し込みしましょう。

銀行おまとめローンで審査に通らない人でも、中小消費者金融やおまとめローン専門業者に相談すれば審査基準が異なるため、おまとめが成功する可能性もあります。

ここでは「貸金業登録番号」と「日本貸金業協会会員番号」に正規登録されている貸金業者のみを掲載しておりますので、ご参考ください。

目次

おまとめローンおすすめランキング

スクロールできます
ちばぎんカードローン
クイックパワー〈アドバンス〉
横浜銀行カードローンイオン銀行カードローン東京スター銀行おまとめローン西日本シティ銀行NBCおまとめローンauじぶん銀行じぶんローン楽天銀行スーパーローンろうきん(東北労働金庫)おまとめローンアシスト500
借入限度額10万円〜800万円10万円~1,000万円(10万円単位)10万円〜800万円30万円以上1,000万円以下(1万円単位)
※お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。
10万円以上500万円以内(1万円単位)100万円〜800万円
(カードローンau限定割借り換えコース)
800万円500万円
金利年1.4%〜14.8%年1.5%〜14.6%(変動)年3.8%〜13.8%年率9.8%・12.5%・14.6%(固定金利・保証料込)
※当行所定の審査により決定いたします。
年4.5%~年15.0%
(固定金利・保証料込)
年0.98%〜12.5%
(カードローンau限定割借り換えコース)
年1.9%〜14.5%年5.0%
WEB完結××
契約期間1年(1年ごとの自動更新)1年(1年ごとの自動更新)※満70歳以降はあらたなお借入りれはできません。ご返済のみのお取り引となります。1年(1年ごとの自動更新)10年無担保型
6ヶ月以上15年以内
(1ヶ月単位)
1年(1年ごとの自動更新)1年(1年ごとの自動更新)10年
公式サイト千葉銀行カードローン横浜銀行カードローン
銀行のおまとめローン比較表
スクロールできます
アイフルおまとめMAXアコム借換え専用ローンプロミスおまとめローンレイク de おまとめORIX MONEY中央リテールフクホーいつもキャネット
借入限度額1万円〜800万円1万円〜300万円最大300万円1万円〜500万円最大800万円最大500万円最大200万円最大500万円最大300万円未満
金利年3.0%〜17.5%年7.7%〜18.0%年6.3%〜17.8%年6.0%〜17.5%2.9〜17.8%年10.95%〜13.0%年7.30%〜15.0%年4.80%〜18.0%年9.0%〜20.0%
WEB完結××××××
契約期間10年12年3ヶ月10年10年最終借入日から最長12年3ヵ月 / 1回~147回10年10年5年7年
公式サイトアイフル中央リテールいつも
貸金業者のおまとめローン比較表

千葉銀行の「ちばぎんカードローン」は派遣・パート・アルバイトの方も申込可能

ちばぎん カードローン
ちばぎんカードローン
限度額10万円〜800万円
金利年1.4%〜14.8%
利用条件<次の条件をすべて満たす個人の方>
・ご契約時の年齢が満20歳以上満65歳未満
・安定した収入(パート・アルバイトを含む)がある
(年金収入のみの方はお申込みいただけません)
・原則、千葉、東京、茨城、埼玉、神奈川(横浜市、川崎市)お住まいの方。
・エム・ユー信用保証(株)の保証が受けられる方
・他にクイックパワー、クイックパワー<アドバンス>のカードローンをお持ちでない
契約期間1年(1年ごとの自動更新)
おまとめ対象となる債務使いみち原則自由
追加借入可能

ちばぎんカードローンはおまとめにも利用できる銀行カードローンです。

千葉県・東京都・茨城県・埼玉県の全域と、神奈川県(横浜市、川崎市)に住んでいる方が利用することができます。

またカードローンの他に、おまとめ・借換えにも利用できる「ちばぎんフリーローン」があります。こちらはフリーローンのため借り入れの際は一括入金、追加借入はできませんので注意しましょう。

千葉銀行カードローンの公式サイトはこちら⇒

横浜銀行カードローンは審査結果が最短即日

横浜銀行カードローン
限度額10万円~1,000万円(10万円単位)
金利年1.5%〜14.6%(変動)
利用条件・契約時満20歳以上69歳以下の方
・安定した収入のある方、およびその配偶者
パート・アルバイトの方も可。学生の方は不可。年収には年金を含む
・次の地域に居住またはお勤めの方
神奈川県内・東京都内全地域、前橋市、高崎市、桐生市
・保証会社の保証が受けられる方
・横浜銀行と保障会社の個人情報の取り扱いに同意される方
※SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
契約期間1年(1年ごとの自動更新)※満70歳以降はあらたなお借入りれはできません。ご返済のみのお取り引となります。
おまとめ対象となる債務使いみち原則自由※事業資金を除く
追加借入可能

横浜銀行カードローンは、他のローンやクレジットカードのリボ払いなどのおまとめでも利用できるカードローンです。

地方銀行ですが、神奈川県、東京都、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市)に住んでいるか、勤め先があれば利用可能です。

即日は無理ですが審査結果が最短即日と早いため、急ぎでおまとめしたい場合にもおすすめです。

横浜銀行カードローンの公式サイトはこちら⇒

イオン銀行カードローンは年中無休で申し込める

イオン銀行カードローン
イオン銀行 カードローン
限度額10万円〜800万円
金利年3.8%〜13.8%
利用条件以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
 (1)日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方 
(2)ご契約時の年齢が満 20 歳以上、満 65 歳未満の方
(3)ご本人に安定かつ継続した収入の見込める方
パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)は申込可能。学生は不可。
(4)保証会社の保証を受けられる方
※イオンクレジットサービス(株)またはオリックス・クレジット(株)
おまとめ対象となる債務使いみち原則自由
追加借入可能

イオン銀行のカードローンは、メガバンクが審査を行わない土日祝日でも審査を進めてもらえるローンです。さまざまなメリットがあるので、数ある銀行カードローンの中でもおすすめ度が高いです。

おすすめのポイント
  • 年会費・入会金0円
  • コンビニATM手数料0円
  • 返済・借入が1,000円から可能
  • イオン銀行の普通預金口座を持っているなら、振込融資も利用できる

「消費者金融よりも銀行を選びたいけど、土日に審査を受けたい」という要望を持っている方におすすめできます。

また 融資額が400~490万円になれば、最低金利が13.8%から8.8%に引き下げられるのも見逃せません。低金利ゆえに、おまとめローンのように利用することも可能です。

東京スター銀行おまとめローンは銀行ならではの利用しやすい金利

東京スター銀行 おまとめローン
融資額30万円以上1,000万円以下(1万円単位)
※お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。
金利年率9.8%・12.5%・14.6%(固定金利・保証料込)
※所定の審査により決定いたします。
利用条件・申し込み時、満20歳以上65歳未満の方
・給与所得者の方(正社員・契約社員・派遣社員の方)
・年収200万円以上の方
・保証会社の保証が受けられる方
※株式会社東京スター・ビジネス・ファイナンスまたはアイフル株式会社
アイフル株式会社の保証の場合は商品名称は「スターフリーローン」となります。
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務金融機関(銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・
信販会社・カード会社・消費者金融会社等)のローン
追加借入不可(返済専用)

東京スター銀行のおまとめローンは最高1,000万円までのおまとめが可能です。年収制限を設けていて、年収200万円以上の方でなければ利用できません。

属性も給与所得者の方に限っており、パートやアルバイト、自営業などで生計を立てている方は利用できないなど、お得な金利だけに利用できる方が限られます。

西日本シティ銀行の「NCBおまとめローン」は不動産を担保にできる

NCBおまとめローン
NCB おまとめローン
融資額・無担保型10万円以上500万円以内(1万円単位)
・不動産担保型200万円以上1,500万円以内(1万円単位)
金利・無担保型年4.5%~年15.0%(固定金利・保証料込)
・不動産担保型銀行の審査により、以下のいずれかを決定。
変動金利 … 年 6.80%
変動金利 … 年 9.00%
固定金利 … 年12.00%
固定金利 … 年14.50%
利用条件お申込時の年齢が満20歳以上満75歳未満で、完済時の年齢が満80歳以下の方
ただし、個人事業者の方は税金の滞納や延滞がないことが必要です。
お取扱店のお近くにお住まいの方東京都内、大阪府内の店舗ではお取扱いしておりません。
保証会社の保証が受けられる方
返済期間(最長)・無担保型6ヶ月以上15年以内(1ヶ月単位)
・不動産担保型5年以上20年以内(1ヶ月単位)
おまとめ対象となる債務現在ご利用中のローン等のご返済資金※個人間の貸し借りは対象外

西日本シティ銀行のNCBおまとめローンは、「無担保型」「不動産担保型」から自由に選択できるので、ご自身の状況に合わせたサービスを受けられます。

不動産を担保にできれば返済不能になっても担保の売却で相殺できるため、審査の信用度が上昇することが考えられます。

最大で1,500万円の融資を受けることもできるので、高額融資を希望するなら不動産を担保にできないか検討してみると良いでしょう。

auじぶん銀行じぶんローンはauユーザーに金利優遇

じぶんローン
じぶんローン
融資額100万円〜800万円(カードローンau限定割 借り換えコース)
金利年0.98%〜12.5%(カードローンau限定割 借り換えコース)
利用条件・契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の方
・安定継続した収入のある方(自営、パート、アルバイトを含みます)
・保証会社であるアコム(株)の保証を受けられる方
※外国籍の方は永住許可を受けている場合に対象
契約期間1年(1年ごとの自動更新)
おまとめ対象となる債務使いみち原則自由
追加借入可能

au自分銀行のじぶんローンには「カードローンau限定割 借り換えコース」があり、auユーザーの方なら金利優遇で0.98%~12.5%という低金利でおまとめできます。

楽天銀行スーパーローンは不定期で金利半額キャンペーンがある

楽天銀行 スーパーローン
楽天銀行 スーパーローン
限度額800万円
金利年1.9%〜14.5%
利用条件・満年齢20歳以上62歳以下の方(※1)
・日本国内に居住している方
(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
・お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方または専業主婦の方、
楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けられる方 (※2)
※1 但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
※2 楽天銀行が認めた場合は不要
契約期間1年(1年ごとの自動更新)
おまとめ対象となる債務使いみち原則自由
追加借入可能

楽天銀行スーパーローンは資金使途自由のため、おまとめにも利用できます。

100万円以上のおまとめになる場合の借入利率が最大14.5%で、他の銀行カードローンと比べてあまり下がらない印象がありますが、消費者金融の金利よりはメリットがあります。

楽天銀行スーパーローンでは、不定期に期間限定「金利優遇キャンペーン」を行っています。

その場合には期間限定ですが年0.95%~7.25%とかなりの低金利になるため、審査に通れば利息をかなり節約できるかもしれません。

アイフル「おまとめMAX」はWEB完結で郵送物なしも

アイフル おまとめMAX
アイフル おまとめMAX
融資額1万円〜800万円
金利年3.0%〜17.5%
利用条件満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務【貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号】に基づく借換えの場合
銀行や貸金業者からの借入債務
(クレジットカードのショッピングリボも含む)
【貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2】に基づく借換えの場合
貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

アイフルには「アイフルを利用中の方」と「アイフルが初めての方」とで2つのおまとめローンがあります。どちらも貸付条件は同じ内容です。

アイフルのおまとめローンで特筆すべきは、「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号」または「第1号の2」に基づいたおまとめローンを展開している点です。

消費者金融やクレジットカードのキャッシングを対象としたおまとめのほか、銀行カードローンやショッピングリボ債務も対象となります。

また、アイフルのおまとめローンは申込みから契約までWEB・電話で可能で、WEB契約なら郵送物なしなのも大きなポイントです。

アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」は来店不要

アコム借換え専用ローン
アコム 借換え専用ローン
融資額1万円〜300万円
金利年7.7%〜18.0%
利用条件
返済期間(最長)12年3ヶ月
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

アコムのおまとめローンは、「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2」に基づくおまとめローンです。

金利は7.7%~18.0%と大手消費者金融の中ではわずかに金利が高いですが、おまとめした結果100万円を超える場合には利息制限法により、どこを選んでも上限金利が15%なのでそれ以下になります。

プロミス「おまとめローン」は担保・保証人不要

プロミス「おまとめローン」
プロミス おまとめローン
融資額最大300万円
金利年6.3%〜17.8%
利用条件年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方
主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込いただけます。
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

プロミスのおまとめローンは、担保・保証人不要で利用できる「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2」に基づくおまとめローンです。

そのため、おまとめ可能なのは消費者金融やクレジットカードキャッシングなど貸金業者からの借入に限ります

銀行カードローンやクレジットカードのショッピングリボはおまとめの対象に入りませんので注意しましょう。

レイク「レイク de おまとめ」は新しいおまとめローン

レイク de おまとめ
レイクdeおまとめ
融資額1万円〜500万円
金利年6.0%〜17.5%
利用条件満20歳~70歳までの安定した収入のある方
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務他社借入金の返済
追加借入不可(返済専用)

「貸金業法に基づくおまとめローン レイク de おまとめ」は、レイクで提供しているおまとめローンです。

レイクは以前に「完済応援プラン」という借換えローンを扱っていましたが、2019年3月26日で取り扱い終了となりました。

貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号および第1号の2」に基づくおまとめローンになります。

ORIX MONEY(オリックスマネー)おまとめローンは繰り上げ返済しやすい

ORIXMONEYおまとめローン
ORIXMONEYおまとめローン
融資額最大500万円
金利5.0〜17.8%
利用条件1. 日本国内に居住
2. 年齢満20歳以上64歳まで
3. 毎月定期収入がある方
返済期間(最長)最終借入日から最長8年 / 12回~96回
追加借入自由

ORIX MONEY(オリックスマネー)おまとめローンは、24時間365日いつでもWEBから申し込みできる「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2」に基づくおまとめローンです。

契約枠は50万円~500万円のコースから選ぶことができ、多く借りるほど適用金利を抑えられます。

さらに、公式アプリ「ORIX MONEY」を使って、セブン銀行ATMやインターネットバンクから繰り上げ返済することも可能です。

ろうきんの「おまとめローンアシスト500」という選択肢もある

おまとめローンアシスト500
おまとめローンアシスト500
融資額500万円
金利年5.0%
返済期間(最長)10年
追加借入

銀行のおまとめローン以外の選択肢として、「ろうきん」も選択肢になることを知っておくと良いでしょう。

東北労働金庫のおまとめローン「アシスト500」は高齢者への融資にも前向きで、76歳までの人が申込できます

ろうきんは銀行と違って営利を求めておらず、5.0%の低金利で借金を1つにまとめられるのもメリットです。

ただし、申し込み条件が細かく指定されているのには注意が必要になります。東北労働金庫のアシスト500の「ご利用いただける方」の記載を見てみましょう。

当金庫に加入頂いている団体会員の方で、次の条件に該当する方

お申込時の年齢が満18歳以上の方完済時年齢が満76歳未満の方勤続年数が1年以上の方安定継続した年収(前年税込年収)が150万円以上の方

引用元:ろうきん東北労働金庫|おまとめローン「アシスト500」

そもそも、団体会員であることが条件なので、消費者金融のように、その日に申し込んですぐ借りられるものではありません。

また東北労働金庫のアシスト500の金利は5.0%ですが、地域のろうきんによってサービス名や金利が異なります。

労働金庫の例融資限度額金利
北海道労働金庫「フリーローン」500万円固定金利:年7.6~7.7%
最大引き下げ金利:年0.8%
中央労働金庫「フリーローン」500万円変動金利:年5.825~6.325%
固定金利:年7.0~7.5%
最大引き下げ金利:年0.2%
北陸労働金庫「おまとめ名人」1,000万円変動金利:年7.7%
東海労働金庫「会員限定ローン パートナー」2,000万円変動金利:年1.8%
2022年11月時点

気になる方は、お住まいの地域のろうきんがどんなおまとめローンを提供しているか確認してみると良いでしょう。

中央リテールのおまとめローンは審査まで最短2時間・低金利

中央リテールおまとめローン
中央リテール おまとめローン
融資額最大500万円
金利年10.95%〜13.0%
利用条件
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

中央リテールはおまとめ専門の中小消費者金融で、金利が10.95%~13.0%と消費者金融としては低金利です。

中小消費者金融は大手や銀行とは審査基準が異なるため、他でおまとめローン審査が通らなかった場合の選択肢となりえます。

デメリットは契約時に来店の必要があることです。大手のように全国に店舗や無人契約機があるわけではありませんので、中央リテールの所在地である東京都渋谷区まで来店できる方は検討してみてもいいかもしれません。

フクホー「貸金業法に基づく借換えローン」は低金利だが必要書類はやや多め

フクホーおまとめローン
フクホー
融資額最大200万円
金利年7.30%〜15.0%
利用条件20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方
返済期間(最長)10年
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

フクホーは大阪にある創業50年の老舗消費者金融です。融資額は200万円までと、おまとめローンの融資額としては少なめですが、上限金利が15.0%と銀行おまとめローン並みに低くなっています。

必要書類が多いので、急ぎの際は注意しましょう。

また、以下のような人については契約できないと明記されています。

《注意》以下に該当する方はご契約できません。
■他社のご返済が現在延滞中や過去のお借入れを放置されている方
■自営業主、会社役員、現在お仕事をされていない方
■健康保険証をお持ちでない方
■20歳未満66歳以上の方
■ご本人以外からのお申込み(他人名義でのお借入れ)

フクホー「新規申込み(お申込時の確認事項)

いつも「おまとめローン」は返済期間最長5年

いつもおまとめローン
いつもおまとめローン
融資額最大500万円
金利年4.80%〜18.0%
利用条件年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方
返済期間(最長)5年
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

いつもは高知県にある中小消費者金融です。インターネット申込み後、契約書類はセブンイレブン店内のマルチプリンタで出力し、記入の上FAXまたはPDFをEメールで送信し融資という流れになります。

返済期間が最長5年と他社と比較してかなり短いので、その点は注意が必要です。

キャネット「おまとめローン」は利用条件がやや厳しい点も

キャネットおまとめローン
キャネットおまとめローン
融資額最大300万円未満
金利年9.0%〜20.0%
利息制限法に基づき、貸付金額によって変動
加重平均利率が15.0%程度のときは14.6%
利用条件・申込時の年齢が、満20歳以上60歳未満の方
・本人の源泉徴収票、所得証明等で、年収の証明ができる方
・日本国内にご在住の方
・貸金業者」又は「みなし貸金業者」(廃業して現在登録のない業者)の貸付けにかかる残債務のまとめ(借換え)に限る。
・おまとめを行う他社貸付契約の1ヶ月のお支払総額が、弊社でおこなう貸付契約の1ヶ月のご負担額を上回らないこと
・他社を含め、従前の貸付利率(加重平均した貸付の利率)を上回らないこと。
・おまとめローンによる貸付金の残高が、段階的に減少が見込まれること
・保証人及び担保は徴収しないこと。
・上記1~8の要件をすべて満たしている場合。
返済期間(最長)7年
おまとめ対象となる債務貸金業者からの借入債務
追加借入不可(返済専用)

キャネットは九州地方を中心に青森から沖縄まで全国8店舗を構える消費者金融です。金利は9.0%~20.0%と他社と比べてもかなり高い印象があります。

しかし、利息制限法に基づき100万円以上は15.0%、また、貸金業法に基づいて加重平均利率を下回る利率設定となるよう、加重平均利率が15.0%程度の場合は14.6%というように、適用金利が元の金利を上回らないような設定になります。

注意点は契約書に添付する印紙代が別途必要なところです。契約金額が100万円超~500万円以内のときの印紙代は2,000円必要になります。

また、使用用途については以下のような一文があるため契約後はすみやかに他社ローンの返済が必要です。

※ご融資後に他社への返済がおこなわれたかの確認があります。
おまとめ対象の他社債務に関しては、ご融資後のご自身で完済して頂きますが、万一、他社への返済を直ちに(一両日中)されない場合は、ご融資額全部に損害金を付して一括にて返済頂きます 。

おまとめローン | キャッシングのキャネット

まとめローンとは「複数社からの借入を一つにまとめる」こと

おまとめローンとは

複数社からの借入を一つのローンにまとめることができるのが、「おまとめローン」です。

おまとめローンは金利や月々の返済額の引き下げなどを目的としています。

また、一つにまとめることで毎月複数あった返済日が一つになり、返済の精神的な負担も軽減することができます。

おまとめローンは総量規制の対象外

消費者金融では総量規制により、個人の借入総額は年収の3分の1以内と制限されます。

しかし、おまとめローンや借り換えローンの場合は総量規制の例外にあたる「顧客に一方的有利となる借り換え」になり、総量規制対象外として扱われます。

おまとめローンで年収の3分の1を超える借入を希望した場合、超えた部分について、返済ができると判断できれば貸付けをしてもよいということになります。

おまとめする方法
  • おまとめ専用ローンでまとめる
  • 通常のカードローンやフリーローンでまとめる

「おまとめ専用」ローンでおまとめする

おまとめする場合には、「おまとめ専用」の商品を使うのが一般的です。

おまとめローン専用商品であれば、ターゲットは「すでに複数の借り入れがある人」であるため、あまりに件数が多すぎなければ多重債務が不利になることがありません。

ただし、「返済専用」に設定された商品の場合は追加での借入には対応していません。

通常のカードローンを利用しておまとめする

通常のカードローンは原則資金使途が自由のため、これを利用して複数ある借入を集約することもできます。

ただし、この場合は総量規制の例外貸付には該当しないため、年収の3分の1を超える借入をすることはできません。

複数社で借り入れている金額がごく少額である場合に限り、検討できる方法といえそうです。

また、カードローンは利用限度額の範囲内であれば繰り返し借入できるため、返済途中でも追加借入が可能なのが大きな違いです。

「借換え」と「おまとめ」の違いはどこにある?

おまとめローンの他に、似たサービスとして「借換え」を提供している金融機関もあります。

両者は似たような名称ですが、全く異なるシステムです。

  • おまとめ:複数の借入を1つにまとめること
  • 借換え:1つのローンを別のローンに切り替えること

おまとめは、専用に設計された「おまとめローン」などを使って、複数のローンをひとまとめにするサービスのことです。

A社から金利18.0%で80万円、B社から金利18.0%で20万円を借入している場合、C社のおまとめローンにまとめることで金利15.0%に引き下げることができます。

一方で借換えとは、金利18.0%のA商品から、金利17.5%のB商品へ乗り換えを行うことです。
単純に乗り換えるだけで、複数のローンをまとめることはありません。

専用商品を使うこともないので、乗り換え先の商品は自分で自由に設定することになります。

おまとめローンをおすすめするのはどんな人?

特に返済に困っていないなら、わざわざ「おまとめローン」を選択する必要はありません。

通常のカードローンの方が一般的に審査も柔軟に行われますし、申し込みから融資までスピーディに完結します。

一方、以下の条件のいずれかに当てはまるような場合は、おまとめローンを検討する価値があります。

  • 複数のカードローンを組んでいて返済が厳しい
  • 借入利率が18.0%以上に設定されている
  • これ以上借り入れを増やさず、コツコツと返済したい

まずは、自身がどれだけ「借金返済で困っているか」を考えてみるところから始めるのがおすすめです。

「借金返済の利息が多すぎて、返済すると生活が厳しい!」と考えている人であれば、検討する価値があります。

おまとめローンのメリット・デメリット

おまとめローン メリットデメリット

おまとめローンを考えている人は「何を目的に一本化するのか?」という目的をはっきりさせる必要があります。

実際におまとめローンを利用することでどのようなメリットがあるのか、現在支払っている借入残高や金利、毎月のお金の動きなどを、具体的にどのくらい変わるのか数値化して判断する事が大切です。

おまとめローンは使い方を間違わず、うまく利用できればあなたの助けになるはずです。

メリット

  • 毎月複数回あった返済日が月1回になる
  • 月々の返済額を少なくできる
  • 総返済額を少なくできる可能性がある
  • 郵送物をなしにできるおまとめローンもある

毎月複数回あった返済日が月1回になる

複数社から借入がある場合、

A社:10日に4,000円
B社:20日に6,000円
C社:25日に6,000円

などというように、ひと月の間に複数回の返済日がやってきて返済日の管理が面倒です。

1社におまとめすることで、毎月の返済日が1回になって楽になり、また完済までの計画もわかりやすくなります。

月々の返済額が少なくできる

おまとめローンの目的の一つは、月々の返済負担を少なくすることです。
借換えたおまとめローンの金利が低ければ低いほど、月々の返済額を減らすことができます。

金利借入額返済回数毎月返済額
A社18%50万円36回18,026円
B社18%30万円36回11,000円
C社18%30万円35回11,080円
合計110万円40,106円
【現在借入中のカードローンの毎月返済額】
金利借入額返済回数毎月返済額
D社15%110万円36回38,131円
E社12%110万円36回36,535円
【おまとめローンをD社、E社でまとめた場合のそれぞれの毎月返済額】

総返済額を少なくできる可能性がある

現在の金利よりも低いところでおまとめすれば、総返済額を抑えられる可能性があります。

先述したケース(現在借入中のA~C社カードローンの合計、E社)の場合でそれぞれ総返済額がどのくらい違うか比較してみましょう。

金利借入額返済回数総返済額
A〜C社合計平均18%程度110万円1,425,522円
【現在借入中のカードローンの総返済額】
金利借入額返済回数総返済額
D社15%110万円36回1,372,729円
E社12%110万円36回1,315,273円
【おまとめローンをD社、E社でまとめた場合のそれぞれの総返済額】

18%のカードローンでそのまま借りている場合と12%のおまとめローンで借換えした場合で比較すると、総返済額は11万円もの違いがあります。

郵便物をなしにできるおまとめローンもある

「借金返済で苦労していることを、家族には知られたくない……」このように思っている方の場合、気を付けたいのが郵便物です。

カードローンはWEB完結による手続きが浸透しており、郵便物が届かないケースも増えていますが、まだ郵便物が自宅に届くタイプのカードローンもあるのが現状です。

おまとめローンも同様に郵便物が自宅に届く可能性があるので、事前に確認をしてバレたくないなら対策を行いましょう。

郵送物が自宅に届かないようにする対策
  • WEB完結のおまとめローンにする
  • 契約書を自分で取りに行く
  • 自動契約機で申し込み手続きを行う

WEB完結なら自分が自宅から動かなくても郵送物をなしにできるので、この中では特におすすめできます。

デメリット

  • 金利が思ったよりも低くならないことがある
  • 返済期間が長くなり総返済額が増える可能性がある
  • 追加借入ができない
  • 新たな借入を増やしてしまう可能性も
  • 用意するべき書類は通常のローンよりも多め

金利が思ったよりも低くならないことがある

おまとめローンで借換える時、当然の事ですが現在の金利より低い金利に借換えることがポイントです。

しかし、借換え先によっては、金利の差によるメリットがあまり見込めない事もあります。

多重債務という貸し倒れのリスクが高い申込者に対しては、金利が高くなる場合もあり、結果的に思っているほど金利が低くならなかったという事も少なくないようです。

返済期間が長くなり総返済額が増える可能性がある

おまとめをすることで毎月の返済額を少なくすることが可能になります。

しかし、返済期間が長くなるとその分今まで以上に利息が増えることになり、総返済額は今までより増えることになります。

メリットのところで例に挙げた、A社・B社・C社の借入をE社にておまとめした場合について、返済回数を変えて見てみましょう。

金利借入額返済回数毎月返済額総返済額
A〜C社合計平均18%程度110万円平均36回40,106円1,425,522円
【現在借入中のカードローンの総返済額】
金利借入額返済回数毎月返済額総返済額
E社12%110万円36回36,535円1,315,273円
E社12%110万円72回21,505円1,548,329円
【おまとめローンE社でまとめた場合の総返済額を返済回数で比較】

返済回数が36回でそのままの場合、金利が下がることで総返済額は110万円も引き下げられたものの、毎月返済額のほうは3,500円程度しか減らせませんでした。

一方、返済回数を72回と大きく延長することで「毎月返済額」は4万円から2万円に減らせますが、返済期間を長くしすぎることで「総返済額」はおまとめ前より12万円増えてしまっていることがわかります。

こうなっては、せっかく低い金利でおまとめしたメリットが少なくなってしまいます。

追加借入ができない

返済専用のおまとめローンを利用した場合には、カードローンのように追加でお金を借りることができません。

今後も追加の借入の可能性がある場合には、こうした返済専用のおまとめローンではなく、追加借入も可能なローン商品から選ぶようにしましょう。

新たな借入を増やしてしまう可能性も

精神的な問題もあります。月々の返済額が減ると、「借金が少なくなった」という錯覚がうまれたり、おまとめで一度に完済した業者から増枠の勧誘などが届き、誘惑に負けてしまうことで、同じことを繰り返すケースもあります。

消費者金融の「おまとめローン」を利用すると新たな借入は禁止されていますが、銀行カードローンでまとめると、そういった規制がないので特に注意が必要です。

用意するべき書類は通常のローンよりも多め

おまとめローンの場合、通常のカードローンと比較して必要な書類が多いというデメリットもあります。

消費者金融や銀行によっても違いますが、審査の際に必要になる主な書類は以下の通りです。

【おまとめローンで提出を求められる必要書類の例】
本人確認書類収入証明書他社借入書類銀行の口座番号や届出印

特徴的なのは、他社借入額を証明する書類を求められることでしょう。

おまとめローンは「複数社の借り入れを1つにまとめる」という機能を持つローンですから、「何社から借りているのか」「各社でいくらずつ借りているのか」といった情報を審査の際に提出する必要があります。

「毎月返済額」か「総返済額」どちらのメリットにも注意点がある

メリットデメリットを比較してわかるように、確かにおまとめローンを利用することで返済負担を減らすことはできます。

しかし、おまとめの際にはどちらのメリットにも注意点があることを忘れてはいけません。

毎月返済額を減らしたい場合の対策

総返済額が増えてもとにかく月々の返済負担を軽くしたい場合、毎月返済額を下げすぎると返済が長期化して総返済額が増えるというデメリットが発生することは先述しました。

その対策として、

  • 返済回数を増やしすぎない
  • 収入に余裕がある月に臨時返済する

こうした点に注意し、収入や支出のバランスを考え、無理のない返済計画を立てた上でおまとめローンを利用しましょう。

総返済額を減らしたい場合の対策

毎月の返済額はそれほど減らなくても総返済額を減らしたい場合には、元の借入とおまとめローンとの間にある程度の金利差がある必要があります。

そうでなければ、おまとめすることにほとんどメリットがないからです。

銀行系おまとめローンのメリット・デメリット

銀行 おまとめローン メリットデメリット

おまとめローン全体としてメリット・デメリットを紹介しましたが、銀行系のおまとめローンならではのメリット・デメリットもあります。

銀行系おまとめローンのメリット

銀行系おまとめローンのメリットとして、以下のようなものが考えられます。

  • 申し込み後の追加融資が可能な場合がある
  • 消費者金融系より金利が低い

銀行系と消費者金融系のおまとめローンは、両者のカードローンの特徴の違いに似ています。

銀行系カードローンの場合は消費者金融系よりも低金利になることが多く、毎月の返済額が小さくなりやすいです。

商品によっては申し込み後の追加融資を受けることもできます。返済計画をしっかり立てられる方なら、追加で融資を受けられるメリットは大きいでしょう。

銀行系おまとめローンのデメリット

一方、銀行系カードローンには以下のようなデメリットもあります。

  • 再度借入すると完済が遠のく
  • 審査が厳しい

銀行系のおまとめローンには再度借り入れできるものもありますが、追加で借り入れしてしまうと完済が遠くなります。

せっかく低金利で借りることができたのに、いつまでも完済できないのは本末転倒です。

追加融資を受けられるとしても、可能な限り返済の方に集中することをおすすめします。
また、金利が低い分だけ審査が厳しい傾向にあるのもデメリットです。

消費者金融系おまとめローンのメリット・デメリット

消費者金融 おまとめローン メリットデメリット

銀行系おまとめローンと同じく、消費者金融系おまとめローンにも独自のメリット・デメリットがあります。

消費者金融系おまとめローンのメリット

消費者金融系のおまとめローンのメリットをまとめると以下のとおりです。

  • 追加融資を受けられないので定期的に借入残高が減る
  • 審査から融資までがスピーディ

消費者金融系のおまとめローンの場合、基本的に追加融資を受けることはできません。

一度借りたあとは毎月返済をしていくのみですから、少しずつ確実に返済残高が減少していきます。

また、通常のカードローンと同じく審査がスピーディなのもメリットです。
金利が低い銀行系カードローンの場合、審査から融資まで数日~1週間以上の時間がかかることもあり得ます。

スピード重視であれば、消費者金融の方が選択肢になるでしょう。

消費者金融系おまとめローンのデメリット

消費者金融系おまとめローンのデメリットは以下の通りです。

  • 銀行系より金利が高い
  • いざという時に追加借り入れできずに困るかもしれない

消費者金融のデメリットも、メリットの裏返しになっています。

審査が柔軟でスピーディな分、設定される金利は銀行系よりも高めです。
毎月の返済額が銀行系よりも高くなりやすく、より計画的な返済が求められます。

また、追加返済ができないことで、万が一のピンチの際にも頼れないというデメリットもあります。

追加借り入れできない消費者金融のおまとめローンを使う際は、「もう金融機関には頼らずに完済させる」という決意が必要といえそうです。

おまとめローンはどう選ぶ?

おまとめローンを選ぶ際に重要なのは、「おまとめすると、どんなメリットがあるか?」でしょう。

金利がこれまでより低くなるかどうか

デメリットでも先述したばかりですが、おまとめローンを選ぶ上でこれまでより低い金利で借換えることは必須条件です。

特に、おまとめするなかに低金利なローンが含まれている場合には注意が必要です。

ただし、消費者金融のおまとめローンの場合には、改正貸金業法で次のように定められています。

「借換後」の金利が「借換前」の金利を上回ることがないようにする。なお、複数の債務をまとめる場合、「借換後」の金利は、「借換前」の金利を各債務の元本で加重平均した金利(注)を上回らないこととする。
(注)なお、加重平均した金利が利息制限法の上限金利を上回った場合には、上限金利以 下の金利での借換えのみが認められる(法第 12 条の8第 1 項)。

金融庁「改正貸金業法に関する内閣府令の改正の概要」

借換前よりも加重平均金利が上回らないようにすることが法的に決まっているため、これまでより金利が高くなることはないわけですが、問題はどの程度金利を引き下げられるかです。

金利差があまりない場合、「毎月返済額」「返済総額」ともに借換後のメリットが少なくなります。

【A・B・C社合計90万円のおまとめをした場合】

金利返済回数毎月返済額総返済額増減
A・B・C社
合計90万円
平均18%平均36回32,653円1,168,349円
D社で90万円
おまとめ
17.5%36回32,311円1,163,213円△5,136円
48回26,202円1,257,731円+89,382円
E社で90万円
おまとめ
14.5%36回30,978円1,115,229円△53,120円
48回24,820円1,191,331円+22,982円

まずD社をみてみましょう。金利18%の3社を17.5%にまとめても、総返済額も毎月返済額もほとんど変化がないことがわかります。

一方、金利14.5%と△3.5%の金利差でおまとめしたE社の場合には、5万円程度も総返済額を削減できます。

もし返済期間を伸ばしたとしても、金利が低い分、返済総額の増額を抑えることができます。

【利息制限法】おまとめして100万円を超える場合は15%以下に

画像:上限金利について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会

カードローンで100万円を超える借入は、利息制限法により上限金利年15%と法律で定められています。

利息制限法は融資を行う金融機関がお金を貸す際に遵守しなくてはならない法律です。

つまり現在18%程度で複数借入があって合計100万円を超えるような場合には、銀行でも消費者金融でもおまとめすることで確実に15%以下に金利引き下げになることが法律上決まっているということです。

【借入額】借入額が大きいほど低金利

借入額が大きくなればなるほど、適用金利は低くなります。

三井住友銀行カードローンの場合を例に挙げると、契約極度額ごとの借入利率は次のようになっています。

契約極度額借入利率
100万円以下年12.0%~14.5%
100万円超 200万円以下年10.0%~12.0%
200万円超 300万円以下年8.0%~10.0%
300万円超 400万円以下年7.0%~8.0%
400万円超 500万円以下年6.0%~7.0%
500万円超 600万円以下年5.0%~6.0%
600万円超 700万円以下年4.5%~5.0%
700万円超 800万円以下年1.5%~4.5%

借入額が100万円以下だと最大14.5%の金利が、100万円超えになると最大でも12.0%になっています。

まとめ
  • おまとめして100万円以上の借入になる場合は銀行・消費者金融ともに金利15%以下になる
  • 借入額が大きいほど適用金利が低くなる
  • 消費者金融の場合は借換前より加重平均金利が上回らないが金利は高め
  • 銀行でおまとめの場合、現在利用中のローンが低金利だとおまとめ後の加重平均金利が下回らない可能性も

② まとめたい借金がおまとめローンの対象になっているかどうか

実は、おまとめローンでも抱えている全ての借入をまとめられないことがあります。

おまとめしたい借入には次のような種類があるかと思います。

  • 消費者金融の借入
  • 銀行カードローン
  • クレジットカードのリボ払い
  • クレジットカードのキャッシング

消費者金融のおまとめローンには、貸金業法において2種類のおまとめローンがあり、どちらに基づくかによっておまとめ可能な借入が変わってきます。

貸金業法施行規則
第10条の23第1項第1号
貸金業法施行規則
第10条の23第1項第1号の2
借換えの対象となる債務・銀行からの借入
・貸金業者からの借入
・クレジットカードのショッピング債務
・ショッピングリボ債務 等
貸金業者からの借入債務に限る
金利と返済額毎月返済額および総返済額を軽減毎月返済額および金利負担を軽減
おまとめローンの例アイフル「おまとめMAX」・アイフル「おまとめMAX」
・プロミス「貸金業法に基づくおまとめローン」
・アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」

「第1号の2」はプロミスやアコムのおまとめローンが該当しますが、これらのおまとめローンの場合、銀行カードローンはまとめることができません。

銀行カードローンやショッピングリボもおまとめしたいという場合には、「第1号」のおまとめローンを選ぶ必要があります。

アイフルの「おまとめMAX」は、「第1号」「第1号の2」両方に基づくおまとめローンです。

本商品は、貸金業法に規定される「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に該当し、貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号または第1号の2に基づく商品です。 (現在のお借入れが年収の1/3を超えている場合でも審査可能です。)

アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX

銀行のおまとめローンの場合、おまとめの対象となる借入に対しこのような法的な定めはありませんが、クレジットカードのショッピングリボについては対象外のおまとめローンもあります。

各銀行、各金融機関によっておまとめ可能な範囲は異なりますので、あらかじめ自身の全ての借入がおまとめの対象かどうかを確認しましょう。

まとめ
  • 消費者金融はどちらの法に基づくかでおまとめの対象となる借入に違いがある
  • 銀行は4種ともおまとめ対象だがショッピングリボは対象外の場合も

③ 審査に通るおまとめローンかどうか

おまとめローンを利用するためには審査に通らなければなりませんが、おまとめローンは通常のカードローンよりも審査が厳しいです。

おまとめローンは複数借入がある人がおまとめするためのローン商品です。

そのため、利用する人は現時点で返済に困っていることも少なくありません。貸し倒れリスクを避けるためにも、審査が厳しくなります。

おまとめするからにはできるだけ金利の低いローンを利用したいですが、金利が低いほど審査は厳しくなっていきます。

おまとめローンで審査がゆるいのはどこ?

審査 ゆるい おまとめローン

冒頭でも解説していますが、「審査が甘い」「審査なし」というおまとめローンはありません。

重視するポイント、つまり審査基準が違うのです。

例えば中小消費者金融は決して審査が甘いわけではありませんが、大手で審査落ちしている人がターゲットになっていることもあり、そうした人でも審査を受けられる可能性があります。

具体的な例を挙げると、大手では「過去に返済の延滞を起こした人=ブラック」の場合、基本は即座に審査落ちです。

一方、中小では現在の返済能力を重視する傾向があるので、現時点でしっかりとした返済能力があれば審査を通過できる可能性があります。

以上のように審査基準がそもそも異なるため、どこが審査に通りやすいかを比較するのは難しいのです。

しかし一般的に、金利というのは低ければ低いほど審査が厳しくなるものです。その考えでいくと、審査の通りやすさは次のような順になると言えます。

審査難易度金利金融機関
4.0%〜20.0%程度中小消費者金融
3.0%〜18.0%程度大手消費者金融
1.5%〜14.5%程度地方銀行
厳しい1.5%〜14.5%程度都市銀行

そもそもおまとめローンは審査が厳しく、銀行のように金利が低いおまとめローンほど審査の難易度が高い傾向があるのは確かです。

逆に言えば、金利が高めなおまとめローンのほうが審査が柔軟な可能性がある、ということです。

地方銀行おまとめローンのおすすめは?地方別5選

銀行おまとめローンの中には年収制限など利用条件がやや厳しいものもありますが、地方銀行となるとパート・アルバイトの方や年金収入、自営業者など幅広い方を対象としたものも少なくありません。

地方銀行カードローンは利用にあたりその地域に居住または勤務している必要がありますが、地域密着で大手よりも利用者のニーズに対し柔軟な対応を取ってもらえる可能性があります。

【北海道・東北地域の地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
北海道銀行
ベストフリーローン
固定:年3.8%〜14.0%300万円7年
北洋銀行
北洋フリーローン
変動:年4.9%〜13.5%500万円10年
七十七銀行
77ワイドローン
変動:年3.4%〜13.4%500万円10年
東邦銀行
とうほうお借換えローン
固定:年6.5%または9.8%500万円10年
秋田銀行
フリーローン
〈あきぎん〉スマートネクスト
固定:年5.8%〜14.8%500万円10年
2022年11月時点

【関東・甲信越地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
千葉銀行
ちばぎんフリーローン
(クイックパワー〈アドバンス〉)
変動:年1.4%~14.8%800万円1年(審査のうえ自動更新)
常陽銀行
常陽フリーローン
変動:年3.975%〜11.95%500万円10年
群馬銀行
フリーローン「おまとめ太郎」
固定:年4.6%〜14.5%500万円10年
第四北越銀行
おまとめローン
固定:年6.8%〜14.5%500万円10年
八十二銀行
はちにのフリーローン
固定:年3.6%〜14.2%500万円7年
2022年11月時点

【中部・北陸地域の地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
十六銀行
十六銀行フリーローン
固定:年3.6%〜14.6%1,000万円10年
静岡銀行
しずぎんフリーローン
固定:年4.5%〜14.5%500万円10年
百五銀行
百五多目的ローン フリープラン(目的自由形)
変動:年4.9%〜5.9%500万円10年
北陸銀行
ほくぎんフリーローン
固定:年1.8%〜13.5%1,000万円10年
福井銀行
フリーローン
固定:年2.9%〜14.6%1,000万円10年
2022年11月時点

【関西地方の地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
京都銀行
京銀フリーローン 
変動:年3.675%〜13.675%1,000万円10年
滋賀銀行
ジャストサポートフリーローン 
変動:年5.475%〜11.975%1,000万円10年
池田泉州銀行
フリーローン
固定:年4.5%〜14.5%500万円10年
南都銀行
〈ナント〉フリーローン
変動:年3.775%〜9.975%1,000万円10年
紀陽銀行
おまとめローン+
固定:年6.5%〜14.0%500万円10年
2022年11月時点

【中国・四国地方の地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
中国銀行
おまとめフリーローン
固定:年6.8%〜14.5%500万円15年
山口銀行
フリーローン
おまとめ!やまぐち君
固定:年4.8%〜14.3%500万円10年
百十四銀行
114フリーローン
固定:年5.3%〜13.5%500万円10年
阿波銀行
あわぎんワイドローン
フリープラン
固定:年7.3%〜14.3%500万円10年
四国銀行
フリーローン
固定:年5.5%〜13.0%800万円10年
2022年11月時点

【九州・沖縄地方の地方銀行おまとめローン】

金利融資額(最大)返済期間(最長)
福岡銀行
おまとめ・フリーローン
(ナイスカバー)
固定:年5.9%~14.0%500万円15年
西日本シティ銀行
おまとめローン(無担保型)
固定:年4.5%〜15.0%500万円15年
十八親和銀行
おまとめ・フリーローン
(ナイスカバー)
固定:年5.9%~14.0%500万円15年
肥後銀行
多目ローン(マイローン)
固定:年10.0%~14.0%500万円10年
沖縄銀行
フリーローン【チェキット】
固定:年4.25%〜14.6%500万円10年
2022年11月時点

銀行系おまとめローンの審査基準とは

銀行系のおまとめローンでは、具体的な審査基準は公表されることはありません。ただし、おおまかな審査内容としてわかっている部分もあります。

一般的な審査項目
  • 年齢・住所・電話番号などの「個人情報」
  • 家族構成や居住形態などの「生活情報」
  • 勤務先・年収・勤続年数などの「返済能力」
  • 他社借入件数・滞納の有無・金融事故の有無などの「信用情報」

特に重視されるのは、やはり返済能力です。

単に年収が高いだけでなく、「正社員かパートタイムか」「勤続年数は何年か」といった点で総合的に評価されます。さらに、家族構成や居住形態などの生活情報も審査でチェックされる項目です。

一般的に賃貸よりも一戸建てやマンションを所有している方が、独身よりも配偶者と子供がいるほうが審査で有利になりやすいと言われています。

加えて、上記の内容を間違いなく申告していることも重要です。誤りがある場合は確認の連絡が入ることで審査が遅くなるばかりか、間違いの程度によっては「虚偽の申告」と判断されて審査落ちになる可能性も否定できません。

おまとめローンは消費者金融か銀行カードローンどっちがお得?

おまとめローン商品を選ぶ際、「銀行にするか消費者金融にするか」で悩む人も少なくないと思います。

おまとめローンの違いについては、実際のところは各金融機関ごとでも違うため一概に比較できませんが、法的な違いや金利などには違いはあります。

銀行カードローン銀行おまとめローン消費者金融おまとめローン
金利1.5%〜14.5%程度1.5%〜14.5%程度3.0%〜18.0%程度
限度額500〜1,000万円500〜1,000万円300〜800万円
審査難易度審査が厳しい審査が厳しい比較的柔軟
おまとめ対象
となる借入
法的な定めなし法的な定めなし
(ショッピングリボは対象外の場合も)
貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号に基づく商品でなければ、銀行カードローンやショッピングリボはおまとめ対象にならない
追加借入可能不可(返済専用)不可(返済専用)

大きな違いは金利の高さ、そしておまとめ対象となる借入の範囲でしょうか。比較してみると、メリットが大きいのは銀行のおまとめローンです。特に

  • おまとめして100万円以下の場合
  • 今ある借入の中に低金利な銀行カードローンが含まれる

といった場合には、今よりも金利があまり低くならないため、消費者金融でおまとめするメリットは少ないかもしれません。

これは絶対!おまとめローンに通るための最低条件

おまとめローン 最低条件

おまとめローンでは所定の審査があり、誰でも通過できるわけではありません。

中でも、今回紹介する条件については絶対条件ともいえるもので、これらに引っかかると基本的には審査落ちになります。

債務整理など事故情報の履歴がない

過去に借りたカードローンで、金融事故情報が信用情報機関に記録されている場合は、いかに「おまとめローン」といえども審査通過は難しくなります。

金融事故として記録される条件としては、以下のようなものがあります。

  • 61日以上または3ヶ月以上の延滞
  • 任意整理・自己破産などの債務整理
  • 強制解約
  • 保証人が代わりに返済する代弁返済

他社借入の件数が3社以内

おまとめローンは複数社からの借入を1つにまとめられるローンです。ただ、何社も絶対にまとめられると決まったわけではありません。

原則で言えば、4社以上から借りている場合は審査で不利になると言われています。

あまりにたくさんの会社から借りてしまうと、「この人はきちんと返済してくれないのでは?」と返済能力に疑問符が付くからですね。

もし4社以上の借入が返済できずに困っている場合、3社以下になるまで返済を進めることが必要になります。

高い年収でなくても、安定した収入がある

年収が高いに越したことはありませんが、審査は年収の高い低いはそれほど重要ではなく、安定した収入の方を優先します。

パートやアルバイトといった比較的収入が低い人でも、同じ勤務先で長く勤めていれば、安定した収入があるということで、審査は有利になります。

おまとめローンの審査落ちになる人の特徴

おまとめローン 審査落ち

おまとめローンを利用したくても、希望した全員が利用できるわけではありません。

申し込み後はカードローンと同じく審査があるので、場合によっては審査落ちになってしまう場合もあります。

審査内容として主に見られるのは「返済能力があるか・ないか」ですが、これ以外にチェックされるポイントとして、以下の3つを紹介します。

  • 在籍確認が取れない
  • おまとめローンの申し込みが2回目以上
  • 異動情報が残されている

在籍確認が取れない

おまとめローンに限った話ではありませんが、在籍確認が終わらない場合には融資を受けられません。

カードローンのなかには「職場への電話連絡なし」というサービスもありますが、おまとめローンの場合は総量規制以上の借り入れになることもあることから、電話連絡による返済能力の調査が徹底されます。

原則、職場への電話連絡を回避できないと思っていた方が良いでしょう。

職場バレを防ぎたい場合、個人名で電話をかけてもらえる消費者金融を選びましょう。

多くの金融機関では個人名での電話連絡に対応していますが、気になる方は申し込み前に確認しておくと確実です。

おまとめローンの申し込みが2回目以上

おまとめローンの申し込み条件を見てみると、「1回しか利用できない」という記載はありません。

一例としてアイフル「おまとめMAX」の貸付条件をみてみましょう。

貸付対象者

満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方

引用元:アイフル|おまとめMAX・かりかえMAX

条件を満たせば申し込むことができるので、過去におまとめMAXを利用したことがあっても、申し込むことは不可能ではありません。

ただし、おまとめローンにまた申し込むということは、「前回多重債務から脱却できたはずなのに、また多重債務になっている」ということを意味します。

個人同士でも、何度も借金まみれになっている人にお金を貸す人はいないでしょう。金融機関なら、なおさら審査は厳しくなると予想できます。

特に銀行の場合は審査落ちになる可能性が高いでしょう。

どうしても2回目のおまとめが必要であれば、消費者金融の方が柔軟な審査を受けられる可能性があります。

ただし、消費者金融といえども、「過去におまとめローンを完済している」という実績は必要です。

異動情報が残されている

おまとめローンの審査では、すでに抱えているローンに返済遅延の記録がないかどうかも確認されます。

個人が金融機関から借り入れた情報は信用情報期間に残されており、返済の遅延・延滞は「異動情報」として記録が残されます。

遅延のまま返済が進んでいない記録が残されている場合、返済能力を疑われてしまうでしょう。

完済していないとしても、遅延状態を解消して少しでも返済を進めている姿をみてもらうことが審査のポイントです。

おまとめローンの審査に通りやすくするには

おまとめローン 審査

上記の理由をクリアすれば審査に通りやすいと言われていますが、そのほかにもおまとめローン審査に通りやすくするためのコツがあります。

おまとめローン審査に通りやすくするための6つのコツ

  1. 金利が高いおまとめローンを選ぶ
  2. いま現在借入している金融機関に相談する
  3. 申込は1社だけにし、結果が出るまで他社へは申込まない
  4. おまとめローンの審査に通りやすい時期を狙う
  5. 虚偽の申告はせず不利な情報も正直に申告する
  6. 借入先を減らしておく

①金利が高いおまとめローンを選ぶ

おまとめローンといっても、適用される金利は金融機関の商品ごとに異なります。

基本的に低金利でまとめられるサービスほど審査難易度が高いと見て良いでしょう。

審査通過の可能性を上げたいなら、自分が許容できる範囲内で金利が高いサービスを狙うというのも選択肢になります。

貸金業者から見ても金利が高いほど、万が一返済できなくなった場合に高く受け取った利息で損害額をカバーできます。

②いま現在借入している金融機関に相談する

すでに利用している金融機関がおまとめローンを扱っていれば、そこに相談するというのも選択肢の1つになります。

「すでにその金融機関の審査を通過している」
「その金融機関で返済を進めているので信用が積み重なっている」

このような理由から、まったく知らない金融機関で借入するよりも、可能性は高いといえます。

③申込は1社だけにし、結果が出るまで他社へは申込まない

一度に複数の金融機関へ申込をする方がいますが、これは審査を受ける上でマイナスになるので、申込は1社だけにしておくことがポイントです。

いわゆる「申込ブラック」の場合、大手の消費者金融では原則として審査を通過できません。

④おまとめローンの審査に通りやすい時期を狙う

キャッシングの審査が、比較的通りやすくなると言われるのが年度末です。

どんな仕事でも同じですが、年度末の時期は年間の売上げを少しでも増やそうと追い込みをかける時期です。

これは金融業者も同じで、年間目標を達成していなければ条件を緩めてでも融資を増やし、売上げを確保しようとする動きが出てきます。

このシーズンは就職や転勤などで引っ越しが多くなるため、ローンの需要が増える時期でもあります。審査に通りやすい時期に、借換えを申込んでみるのも、一つの方法です。

少しでも可能性を高めたいなら、この時期まで待つことをおすすめします。

また、時期は関係ありませんが、おまとめローンや借換えローンを推奨しているカードローンを選ぶのもひとつの方法です。

⑤虚偽の申告はせず不利な情報も正直に申告する

おまとめローンに限った話ではありませんが、虚偽の申告は絶対にNGです。

ローンの審査では申込者の「返済能力」だけでなく、「信用」も重要な指標になります。信用は過去の返済遅れを発生させないことも重要ですが、その人の「誠実さ」も重要です。

虚偽の申告をした時点で「信用できない人物」と評価されることになり、審査落ちの大きな原因になります。

⑥借入先を減らしておく

おまとめ専用ローンだからといって、現在の借入件数が何社でも対応ができるというものではありません。やはり借入件数が多すぎると審査に通りづらくなるものです。

借入金額が少ないところを繰上げ返済で完済し、借入件数を減らし3件以内に抑える必要があります。
おまとめは多重債務の状態から解放されるために利用するのですが、借入件数が多いと審査ではねられてしまいます。

借入件数が多い場合は、借入先の件数を減らしておきましょう。

その方法として「プチおまとめ」があります。融資枠に余裕のある借入先で借りて他社の借入を完済し、完済したところは契約も解除して借入件数が減らせます。

きちんと返済している実績があれば信用度が上がりますし、おまとめローンを申し込む前に、こういった準備をしておけば、審査に通りやすくなるはずです。

おまとめローンの注意点

おまとめローン 注意点

おまとめローンは返済できない状態を解消できる救世主ともいえるローンですが、利用するには以下のような注意点があることも知っておきましょう。

  • おまとめで完済したクレジットカードは使えなくなる可能性がある
  • 借りたお金を自由に利用できるわけではない
  • 余裕ができた分を繰り上げ返済しないと意味がない

おまとめで完済したクレジットカードは使えなくなる可能性がある

おまとめローンで「クレジットカードの残債」をまとめた場合、そのカードは使えなくなる可能性がある点に注意が必要です。

おまとめローンのなかには、まとめる際の条件として「他社との契約を解約する」という条件がついている場合があるためです。

おまとめする対象が「ショッピング枠」でも「キャッシング枠」でも、解約すればいずれも使えなくなります。

たとえば長年クレジットカードを一定額以上使ったことで持つことができる特別なカードでも解約が必要です。

また、同じカードを持てるかはわからないため、おまとめには慎重にならないといけません。

ただし、おまとめローンの規約で、他社の解約についてルールが決められていない場合は解約する必要がありません。

気になる場合は、事前におまとめローンを提供する事業者に他社解約が必要かどうかを確認しましょう。

公式サイトを見ただけでは記載を見落とす可能性もありますから、電話でオペレーターに確認する方が確実です。

借りたお金を自由に利用できるわけではない

おまとめローンは、あくまでも「すでに借りているローンの返済に充てる」ためのお金を一括で借り入れできるサービスです。

おまとめローンを借りたあとは、既存のローンを完済したことが分かる証明書が必要です。

おまとめローンを借りてから数日~1週間程度での提出を求められるため、急いで既存ローンの完済を進めないといけません。

完済証明書が提出できないと規約違反としてペナルティがあるので、絶対に完済外のことに利用しないでください。

余裕ができた分を繰り上げ返済しないと意味がない

おまとめローンは返済総額はそのままに、複数のローンを1つにまとめることで金利を引き下げることができます。

金利が引き下がることで毎月の返済総額が少なくなるので、毎月の返済は簡単になるでしょう。

ただ、毎月の最低返済額だけ返済しても、返済総額はなかなか減りません。毎月の返済が減った分、繰り上げ返済に充てるのがおすすめです。

繰り上げ返済では全額が元金に充当されるので、通常の返済よりも効率的に返済残高が減っていきます。完済までの期間が短くなれば、利息を大幅に節約することもできるでしょう。

おまとめローンの申込前にやっておく事

おまとめローンは、いきなり申込をしても意味がありません。

おまとめローンのメリットを活かすためには、事前に以下のような点について試算し、考えておく必要があります。

  • 現在の借入先や借入残高を具体的に把握する
  • 現在各社へいくらの金利で借りているのかを確認する
  • いつまでに完済するという返済期間を決める

総量規制対象外のおまとめローンで借り換えができれば、これまで支払ってきた金利より低くなります。

借入額が大きいほど金利が影響するので、現在の借入金額を具体的に把握し、少しでも金利の低いキャッシング会社を選ばなければなりません。

しかし、低金利になったからといって、返済期間をこれまで以上に長くしてしまうと、金利を含めた返済総額が増えてしまう事もあります。

低金利だけに惑わされず、返済総額がいくらになるのかを確認する事が重要です。

おまとめローン審査に通らなかった時の対処法は?

おまとめローン 対処法

おまとめローン審査に落ちた時にもできる対処法があります。

① 増額申請する

現在利用中のカードローンで返済の遅れなく利用しているのであれば、増額申請をしてみましょう。

増額申請が通り限度額が増えれば、そのカードローンだけでも借りられる額が大きくなり、今ある他社の借入の一部を返済してプチおまとめできる可能性があります。

② 金利引き下げの交渉をする

現在利用中のカードローンで金利の引き下げをしてもらえないか、交渉してみるのも一つの手です。金利の見直しは利用状況や返済状況を考慮して決定されます。

ある程度の高額な限度額で1年以上返済の遅れなく利用している、また年収が大きく上がったといった理由があれば、金利引き下げの可能性はあります。

また、どうしても返済が苦しい場合に相談することで金利を下げてもらえるケースもありますが、この場合には返済能力がないと判断されるため、今後借り入れができなくなるなどの影響が出る場合もあります。

③ 毎月返済額を減らす

このままだと返済が滞ってしまうという場合には、カードローン会社に返済の相談をしてみましょう。

きちんと返済してもらえるのであれば、事前に相談の上で一時的に返済額を減らしたり利息のみの支払いに応じてくれる可能性があります。

Q. 返済金額は変更できますか?
少なめに返済したいお客様
返済必要額のお支払いが難しい場合には、一時的に当日までの「利息+その他費用※」の返済をお願いします。

アイフル「よくあるご質問」

④ 大手がダメなら中小のおまとめ専門業者を検討する

大手の審査通過がどうしても難しい場合、中小のおまとめローンも選択肢に入ります。

中小は銀行傘下の大手と違って独自の基準を設けている場合も多く、大手では瞬く間に審査落ちなのに中小ではあっさり審査通過できるケースすらあります。

ただし「返済時にATM返済ができない」「対面での審査が必要」などデメリットも多いため、どの中小消費者金融にするかは慎重な判断が必要です。

⑤ おまとめローンが無理なら「債務整理」も検討する

おまとめローンの審査をどうしても通過できない場合、いよいよ「債務整理」の検討が必要になる場合もあります。

たとえば任意整理では、金融機関と話し合ったうえで将来利息のカットや毎月返済額の軽減が可能です。毎月の返済額が減ることで、おまとめで得られる「おまとめ額次第で金利が下がる」というメリットを似た形で享受できる可能性があります。

ただし、「任意整理」「個人再生」「自己破産」いずれの方法も、一度行うと5年(自己破産は最長10年)の期間にわたって事故情報として記録される点に注意する必要があります。

【注意】絶対に審査通過できる「甘い」おまとめローンはない

今回は「おまとめローンの審査が通りやすい」と期待できるおまとめローンを紹介していますが、最初に1つ知っておいてほしいことがあります。

「審査が甘い」と断言できるおまとめローンはない、という点です。

貸金業法では顧客が「この会社は審査が甘い」と誤解するような表記をしてはいけないという決まりがあります。

貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。

引用元:e-GOV|貸金業法十六条

むしろ審査の「甘い」「厳しい」という点でいえば、おまとめローン審査の難易度は通常のカードローンを上回る可能性もあります。

それは、利用する人の属性を考えれば明らかです。

  • カードローン:初めてローンに申し込む人も多数
  • おまとめローン:何社も借りて返済できない多重債務者

すでに多重債務者になっている人に対して甘い審査を行う金融機関はありません。

加えて、おまとめローンは「複数のローンをまとめる」という性質から、借り入れ希望額が高くなります。

総量規制の対象外でもあるおまとめローンの場合、借入額が年収の3分の1以上の金額になってしまう可能性もあります。

そもそも、返済できていなくて多重債務者になっている方を引き受けるリスクがあるため、どうしても審査が厳しくなってしまうのです。

借入額が高いほど、金融機関は慎重に審査するのが原則です。

上記のような点を考慮すると、おまとめローンの審査は一般的なカードローンよりも厳しいと考えるほうが良いでしょう。

上記の法律を守らず、いかにも審査が甘いと取れる広告を配信している業者は闇金の可能性があります。

銀行系おまとめローンの審査が厳しいのはなぜ?

銀行系のおまとめローンの場合、審査が厳しい原因として「融資額が大きい」以外の理由も考えられます。

主に考えられる理由は以下の2つです。

  • 低金利での融資になること
  • 金融庁から返済能力が低い人に融資しないように指導されていること

まず、消費者金融に比べて単純に金利が低いことが原因の1つです。

金利が低いということは返済できない人が出た時の損失を利息でカバーできないため、自然と審査は厳しいものになります。

また、金融庁からの指導も大きな理由です。

以前の銀行では多くの人に積極的に融資をしていた時期があり、自己破産者の増加が問題になりました。

現在は金融庁の指導があったことで、個人向けの審査で返済能力が厳しくチェックされるようになっています。

消費者金融だからといって甘くはない

銀行の審査は厳しいけど、消費者金融なら甘いのでは?と考えるかもしれませんが、消費者金融とはいえ審査が甘いというわけではありません。

通常の消費者金融系カードローンの場合は総量規制の対象であり、融資額は最大でも年収の3分の1と決められています。

一方のおまとめローンは総量規制の対象に含まれないため、年収の3分の1を超えた金額でもまとめることが可能です。

審査が柔軟な消費者金融とはいえ、融資額が大きければ審査は厳しいものとなります。

通常のカードローンなら問題なく審査を通過していた人でも、おまとめローンで審査落ちすることはあり得ます。

「誰でも審査に通るおまとめローン」は闇金

最後に、あらためて「誰でも通るおまとめローン」はないということをお伝えしておきます。

上記の法律を守らず、いかにも審査が甘いと取れる広告を配信している業者は闇金の可能性があります。

おまとめローンも消費者金融の出すサービスである以上、貸金業法の決まりを超えた商品は提供できません。

貸金業法で「審査が甘いと誤認するような広告を出してはいけない」となっている以上、もし「誰でも融資」「審査不要」などの広告があっても合法ではありません。

どれだけ返済に困っていても、絶対に利用しないようにしてください。

まとめ

おまとめ専用商品や借り換え商品は一般のカードローンと比べて追加借入ができないために、いざというとき借り入れができず、使い勝手が悪く感じるかもしれません。

しかし、ついつい借りすぎてしまう人や計画的に借金を減らしたい人の場合には、追加借入ができないことは逆にメリットとなります。

おまとめローン商品は様々な金融機関で提供されていますが、審査の通りやすさを重視するのであれば消費者金融のおまとめローンがおすすめです。

FP監修者

慶應義塾大学を卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行。10年以上融資業務に携わリ、大企業向けファイナンスから不良債権処理まで幅広く経験。その後、ファイナンシャルプランナーの道を志し、外資系生保のコンサルティング、金融系ベンチャー企業の創業に参画。2009年に独立系のFP事務所FPバンクを設立し、現在に至る。

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