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つみたてNISA(ニーサ)おすすめ銘柄・ファンドランキング[2022年]

2018年にスタートして、投資家に人気となっているのが少額投資非課税制度である「つみたてNISA(ニーサ)」です。

日本では貯金をしている人の割合が多く、投資は一部の人しか利用していない状態が続いています。
しかし、超高齢化社会に進みながら人口も減少傾向になり、年金などの不安も広がりつつあり、若年層の将来への不安も高まっています。

そこで政府が、初心者でも安心して資産運用や投資ができるように「厳選した投資信託」を活用して、資産形成を行えるように税制優遇制度を整えたものが「つみたてNISA」です。

つみたてNISAの口座を開設して、いざ積み立て投資を始めようと思っていても、実際にどんな投資信託を購入したらいいのかで悩む方が多いようです。

このページでは、投資初心者の方でも、つみたてNISA口座を有効活用できる金融商品の選び方を紹介し、それぞれの投資スタイルに合わせたおすすめ銘柄・ファンドを紹介しています。

目次

つみたてNISA(ニーサ)の特徴

投資といえば、「プロが何台ものパソコン画面を見ながら、売買を繰り返す」ようなイメージがありませんか?

つみたてNISAは、そのような短期トレードとは全く違う仕組みです。
最初の設定さえ済ませれば、大体はほったらかしでも資産形成ができます。

また、通常は利益に対して約20%の税金が課されるのが非課税なる等のメリットも大きいです。

つみたてNISAの具体的なメリットを見てみましょう。

1.利益が非課税

通常、貯金や投資で得た利益には、20.315%税金が発生します。

例えば、1年で10万円の利益が出た場合、税金で20,315円がひかれ、手元に残るのは79,685円となります。

つみたてNISAの口座で利益が出た場合、この税金が引かれませんので、10万円がそのまま利益として手元に残るのです。

2.少額から積立投資できる

NISA口座では投資金額の上限が決まっていますが、必ず使わなければならない訳ではありません。

証券会社によっては、最低の積立金額が「100円」からでも購入が可能です。

証券会社最低投資金額
SBI証券100円
楽天証券100円
マネックス証券100円

3.分散投資でリスクを低くできる

株式投資の場合は、1銘柄の購入単価が最低でも数万円以上と高くなっているので、ひとつの銘柄に投資資金が集中してしまいます。
すると、購入した銘柄の価格が下落した場合は、資産全体が値下がりすることになります。

投資信託は、複数の銘柄に分散した商品なので、下落してしまった銘柄があっても、他の上昇した銘柄で損失をカバーすることができます。

また、複数の資産や複数の国に投資することで、リスクを軽減できる効果があります。

(引用:あおぞら銀行

つみたてNISAと一般NISAの違い

つみたてNISANISA
投資金額上限(年間)40万円120万円
非課税運用期間20年間5年間
制度終了予定2042年2023年
※2024年から新制度のNISAに移行
投資対象金融庁の条件を満たした一部の投資信託・ETF株・投資信託・ETF・REIT
購入方法継続的な積み立て一括購入
資産の引き出し自由自由

つみたてNISAを活用する商品選びのポイント

つみたてNISAは、金融庁の厳しい審査基準をクリアした、長期的な資産運用に適した投資信託とETFのみが投資の対象となっています。

1.投資対象と運用手法

市場平均を目標とするインデックスファンドと、市場平均を上回る事を目標とするアクティブファンドから、自分が取れるリスクと希望するリターンを考えながらファンドを選びましょう。

インデックスファンドの特徴

・TOPIXや日経225など、指数に連動するような動きになるようにプログラムが投資先を決定します。
・投資対象となる商品は分散されて、市場全体の値動きに連動します。
・販売手数料が無料のノーロードが利用できる。

アクティブファンドの特徴

・投資先はファンドマネージャーが決めて運用します。
・ファンドマネージャーの能力によって成績が変わります。
・ファンドマネージャーの手数料がかかるのでコストが高い。

インデックスファンドとアクティブファンド

インデックスファンドとアクティブファンドのどちらが成績が良いのでしょうか?

株価等の値動きを予測することはプロでも至難の業です。スタンダード・アンド・プアーズ・グローバル社の調査で「2001年~2016年では、アクティブ運用の約92%がインデックス運用に負けている」というデータが発表されています。

「アメリカ大型株に投資するアメリカ国内のアクティブファンド」と、アメリカの大型株の「インデックス S&P500」を比較した場合は、以下のようになっています。

運用期間負けたアクティブファンドの割合
5年88.30%
10年84.60%
15年92.15%

(参考:SPIVA®Japan Scorecard(2016)

コストが高く、さらに運用成績も負けているアクティブファンドですが、一部には高いリターンを生み出しているアクティブファンドも存在します。

日本株に関しては米国株よりもアクティブファンドの勝率が高いとされているので、分散投資の投資先として検討できる可能性があります。

アクティブファンドで運用する場合には過去のリターンをインデックスファンドと比較して、商品の選択を慎重に行いましょう。

2.手数料、コストの考え方

つみたてNISAで購入できる投資信託は、購入手数料が無料のノーロードのファンドが厳選されています。
また、毎月発生する信託報酬も、低水準のファンドが選ばれています。

しかし、最長20年に渡って運用する商品に発生する手数料なので、少しでも安い手数料のファンドを選びましょう。

(引用:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」

上記の場合、100万円の資金を1.5%と2.5%の「1%」違う信託報酬で20年運用したケースでは、約33万円の違いが発生しています。
信託報酬はなるべく安価なファンドを選びましょう。

3.過去の実績は良好か

特に「アクティブファンド」を選択する場合、ファンドによって過去の成績は明らかに変わります。

日本株を投資対象にしたアクティブファンドのうち、代表的な商品のリターンを以下にまとめました。

アクティブファンド過去5年の騰落率
フィデリティ・日本優良株・ファンド55.21%
ひふみプラス45.17%
SBI-SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ41.93%
厳選投資[スパークス・新・国際優良日本株ファンド](スパークス)47.64
日興-年金積立 Jグロース62.89%

日本株といっても、それぞれの投資信託ごとに投資対象はさまざまです。

信託報酬も異なり、数多くの要素によって過去のリターンは変わります。

将来も全く同じリターンになるとは限りませんが、今後の参考として利用できます。

4.期待リターンで目標金額を達成できるか

長期投資での資産形成を狙うためには、その投資商品で目標額を達成できるかを計算することが重要です。

たとえば過去のリターンが1%と5%では、毎月3万円のつみたてを20年続けると以下のように元利合計に大きな差が生じます。

投資方法期待リターン1%期待リターン5%
・毎月3万円を積み立て投資
・投資期間は20年
・ボーナス積立は年4万円
元金800万円

想定リターン885.34万円
元金800万円

想定リターン1356.82万円

たとえば老後までに投資で貯める目標金額が1,000万円なら、期待リターン1%では不足してしまいます。

投資ではさまざまな商品を組み合わせて「ポートフォリオ」を作成しますが、期待リターンが目標を超えているか十分に検証が必要です。

つみたてNISAの銘柄・種類

ひとくちに「つみたてNISA」といっても、投資信託の銘柄にはさまざまな種類があります。

ここでは投資信託の中でも、代表的な種類について紹介します。

株式100%の投資信託

投資家から預かった商品について、全て株式で運用するタイプの投資信託です。

株式は後述する「債券」と比較してリスクもリターンも高い特徴があり、市場が好調な際には大きなリターンを期待できます。

ただし、「●●ショック」といった市場が混乱するタイミングでは大きく値を下げることもあります。

たとえば2020年に発生したコロナショック。米国の代表的な指数であるダウ平均は2020年2月から3月にかけて、1ヵ月そこそこの間に30%以上も下落しています。

コツコツと価格を上げても市場環境の悪化で一気に値下がりを続けるリスクがあることから、後述する債券と組み合わせてリスクをコントロールする投資家もいます。

債券100%の投資信託

こちらは集めたお金を国や企業が発行する債券に投資する投資信託です。

一般的に債券は株式に比べてリターンが低い反面、株式ほどの価格変動(リスクも低いとされています。

株価と債券は逆の値動きをする傾向にあり、株価が大きく下落した際に債券は上昇する可能性があるということです。

この性質を利用して、ポートフォリオに債券に投資する投資信託を混ぜることで、下落時に強いポートフォリオの作成が可能です。

ただし、あまりに債券の比率を高くしすぎると、好景気の際にリターンが見込みにくくなります。

リターンとリスクのバランスを考えて、株式と債券の比率を決めることが重要です。

他の資産が複合した投資信託

株式や債券など、複数の資産に分けて分散投資するタイプです。
混ぜる資産の数によって「3資産均等型」「6資産均等型」「8資産均等型」などと呼ばれることもあります。

すでに1つの投資信託のなかで資産の分散投資が完了しているので、いくつも投資信託を買わなくても良いメリットがあります。

リバランスも投資信託内で行われるので、本当の意味での「ほったらかし投資」に近づくでしょう。

ただし、自分のライフステージやリスク許容度によって、投資の比率を自由に変更できないデメリットもあります。

たとえば「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」では以下の投資比率になっています。

・国内株式:12.5%
・先進国株式:12.5%
・新興国株式:12.5%
・国内債券:12.5%
・先進国債券:12.5%
・新興国債券:12.5%
・国内リート:12.5%
・先進国リート:12.5%

たとえばリターンが物足りなく感じた時に、8資産均等型だけでは株式投資の比率を増やすことはできません。

別に株式投資信託を購入することになりますが、そうするとポートフォリオ内の資産比率の計算が面倒です。

バランス型に投資するなら、このような注意点も知っておきたいですね。

つみたてNISAおすすめの銘柄・ファンドランキング

運用スタイル別に、コスト、純資産総額やトータルリターンを考慮したおすすめランキングを紹介します。

【インデックス型】おすすめランキング

1.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス三菱UFJ国際投信国際株式・グローバル・除く日本(F)

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
2,894.72億円0.1023%以内18,525円

トータルリターン

1年3年設定来
26.08%19.30%87.03%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+21.52%+58.06%+86.86%

(2022年3月2日現在)(参考:三菱UFJ国際投信

2.ニッセイ外国株式インデックスファンド

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ・アセットマネジメント国際株式・グローバル・除く日本(F)

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
3,561億円0.1023%以内24,493円

トータルリターン

1年3年設定来
25.99%19.27%147.39%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+21.39%+57.90%+143.66%

(2022年3月2日現在)(参考:SBI証券

3.楽天・全米株式インデックス・ファンド

ファンド名(愛称)運用会社モーニングスターカテゴリ
楽天・全米株式インデックス・ファンド
(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
楽天投信投資顧問国際株式・北米(F)

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
4,731,69億円0.162%程度18,356円

トータルリターン

1年3年設定来
25.55%21.21%84.63%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+20.89%+65.58%+83.56%

(2022年3月2日現在)(参考:SBI証券

4.eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)三菱UFJ国際投信国際株式・グローバル・含む日本(F)
純資産信託報酬基準価額
4,201.73億円0.1144%以内15,730円

トータルリターン

1年3年設定来
21.10%17.31%59.00%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+16.67%+50.99%+57.30%

(2022年3月2日現在)(参考:SBI証券

5.SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))三菱UFJ国際投信国際株式・グローバル・含む日本(F)
純資産信託報酬基準価額
491.41億円0.1102%以内14,906円

トータルリターン

1年3年設定来
19.04%16.37%50.26%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+15.03%+48.07%+49.06%

(2022年3月2日現在)(参考:SBI証券

インデックスファンドまとめ

順位ファンド名
信託報酬純資産
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
0.1023%以内2,894.72億円
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.1023%以内3,561億円
3楽天・全米株式インデックス・ファンド
(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
0.162%程度4,731,69億円
4eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
0.1144%以内4,201.73億円
5
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
0.1102%以内491.41億円

(2022年3月2日現在)

【バランス型】おすすめランキング

1.三菱UFJ国際-eMAXSIS Slimバランス(8資産均等型)

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)三菱UFJ国際投信バランス

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
1,311.17億円0.154%以内13,042円

トータルリターン

1年3年設定来
9.72%7.99%32.12%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+6.11%+21.19%+30.17%

(2022年3月2日現在)

2.大和-iFree 8資産バランス

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
iFree 8資産バランス大和投信バランス

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
378.06億円0.242%14,169円

トータルリターン

1年3年設定来
11.88%7.57%44.06%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+7.45%+19.51%+41.63%

(2022年3月2日現在)

3.<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型

ファンド名(愛称)運用会社モーニングスターカテゴリ
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型ニッセイ・アセットマネジメントバランス

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
183.67億円0.154%以内13,893円

トータルリターン

1年3年設定来
8.42%8.52%39.80%

基準価額騰落率

1年3年設定来
+5.88%+23.41%+37.58%

バランスファンドまとめ

順位ファンド名
信託報酬純資産
1三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
0.154%以内1,311.17億円
2iFree 8資産バランス
0.242%378.06億円
0.154%以内<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
0.154%以内183.67億円

(2022年3月2日現在)

【アクティブ型】おすすめランキング

1.ひふみプラス

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
ひふみプラスレオス・キャピタルワークス国内小型グロース

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬基準価額
4,363.66億円1.078%%45,190円

トータルリターン

3年5年設定来
8.37%8.51%351.14%

基準価額騰落率

3年5年設定来
+20.65%+45.17%+351.90%

(2022年3月2日現在)

2.年金積立Jグロース

ファンド名(愛称)運用会社モーニングスターカテゴリ
年金積立 Jグロース(つみたてJグロース)日興アセットマネジメント国内大型グロース

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬 (税込)/年基準価額
484.60億円0.902%33,364円

トータルリターン

3年5年設定来
13.44%10.59%235.10%

基準価額騰落率

3年5年設定来
+41.13%+62.89%+234.91%

(2022年3月2日現在)

3.大和住銀DC国内株式ファンド

ファンド名運用会社モーニングスターカテゴリ
大和住銀DC国内株式ファンド大和住銀投信投資顧問国内大型バリュー

(引用:住信SBI証券)

純資産信託報酬 (税込)/年基準価額
250.46億円1.045%18,028円

トータルリターン

3年5年設定来
13.18%9.22%78.60%

基準価額騰落率

3年5年設定来
+44.26%53.35%+80.28%

(2022年3月2日現在)

アクティブファンドまとめ

順位ファンド名
信託報酬純資産
1ひふみプラス
1.078%4,363.66億円
2つみたてJグロース
0.902%484.60億円
3大和住銀DC国内株式ファンド
1.045%250.46億円

(2022年3月2日現在)

つみたてNISAを行うならネット証券がベスト

つみたてNISAは、店舗型の証券会社、銀行やネット銀行などの金融機関で始めることができます。

中でも取扱商品数や積立方法が豊富で投資信託の最低投資額が低いネット証券がオススメです。

ネット証券でもそれぞれ取扱商品やサービス内容が違いますので、違いを確かめて自分にあった証券会社を選びましょう。

楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券
インデックス型投信117本156本138本160本
アクティブ型投信63本22本14本13本
ETF0本0本0本0本
ポイントサービス
アドバイスツール
最小積立金額100円100円100円100円
積立設定毎日、毎月毎日、毎週、毎月毎月毎月

つみたてNISAで失敗しないポイント

つみたてNISAでおすすめの商品や証券会社を紹介してきました。
これから実際につみたてNISAを運用する人もいると思います。

運用するならできる限り損を少なく、利益を大きくしたいですよね。

そこで、知っておきたい注意点を解説します。

できるだけ多くの銘柄に分散できる商品を選ぶ

投資信託のおすすめは、世界中の国に投資している銘柄や、1つの国でもできるだけたくさんの銘柄に分散投資している銘柄です。

たとえばダウ平均は30社に分散投資できますが、「S&P500」では500社に分散投資できます。

投資する数が多いほど、1社の倒産や業績悪化による株価下落の影響を他の企業で分散しやすくなるでしょう。

もっといえば、「日本だけ」「米国だけ」ではなく、世界中の国と地域に分散投資させることで分散効果をもっと大きくすることができます。

もし米国経済が悪化しても、日本やEUが堅調であれば下落リスクを抑えられるわけです。

世界中に分散投資するなら、「全世界」「オールカントリー」と名前がついた投資信託が目印です。

信託報酬はできるだけ低い商品を選ぶ

信託報酬は、投資信託にかかるコストのなかでも代表的なものです。

投資信託ごとに設定された年率コストが日割り計算されて毎日差し引かれていきます。

ファンドによって信託報酬は異なるため、できるだけ信託報酬が低い投資信託を選びましょう。

特にコストを意識したいのはインデックスファンドです。

指数に連動させるように値動きをするので、対象の指数が同じならどの投資信託を買ってもパフォーマンスは変わりません。

よって、コストが低ければ低いほど、投資家にわたるリターンは大きくなります。

つみたてNISAの銘柄は組み合わせるべき?

つみたてNISAには多くの銘柄があることはすでにお伝えした通りです。

メインとなる投資信託が決まった後は「他にも投資信託を購入するべきか」が気になりませんか?

ここで分散投資の必要性について解説します。

組み合わせる銘柄を増やすほどリスク分散になる

つみたてNISAは最長20年間にわたって利益が非課税になる制度ですから、できるだけ長く保有することが望ましいです。

ただ、あまりに大きく下落してしまうと「これ以上損をしたくない!」という心理から早く売ってしまうことも考えられます。

ここで重要になるのが分散投資です。さまざまな資産・銘柄に分散投資することで、値動きの幅を小さくすることができます。

たとえば「株式投資信託」だけに投資する場合。銘柄の株が少ないほど、1社の下落の影響が大きくなります。

1つの国の一部の銘柄に集中投資するより国全体に投資する、もっといえば世界中に分散投資させるほうがマイルドな値動きになります。

さまざまな資産に分散させることもできる

株式100%で世界中に分散させる方法のほかに、別の資産に分散投資する方法もあります。

・債券
・金
・不動産 など

特に有名なのが債券です。

一般的に株式と逆の値動きをするとされていて、ポートフォリオに入れ込むことで株価の下落をマイルドにする効果があります。

また戦争・紛争など有事の際は「有事の金」と言われるほど現物資産である金に人気が集まります。

株式や債券と全く違う値動きをするので、分散投資効果が高まるのでおすすめです。

つみたてNISAの銘柄選びでよくある質問

最後に、つみたてNISAに関して、初心者の方が抱きやすい疑問と回答をまとめました。

どの証券会社でも投資信託の種類は同じ?

いいえ。証券会社ごとに「つみたてNISA」で買える投信の銘柄は異なります。一般的に証券会社は銀行や農協よりも取扱い銘柄数が豊富ですが、ネット証券のなかでも取扱い銘柄に差があります。

口座を開設する前に、ご自身が購入を検討している銘柄を扱っているかは必ず確認してください。

口座の変更はいつでもできる?

つみたてNISA口座は年単位で他の証券会社や銀行に変更することができます。

ただし、金融機関の変更を希望する場合は、タイミングに注意が必要です。

金融機関を変更したい場合、変更したい年の前年10月1日から、変更したい年の9月30日までに手続きしないといけません。

また、すでに変更前の金融機関のつみたてNISA口座で買付をしていると、最短で、次の年分からの変更となってしまいます。

まとめ

ひとくちに「つみたてNISA」といっても、証券会社によって扱う銘柄はさまざまです。

銘柄によってもリスク・リターン・コストが異なるため、まずは「どんな投資信託があるのか」「この投資信託はどんなものに投資しているのか」「過去のリターンは高いのか」といった基本的な内容を確認して、投資したい銘柄と金融機関を決定しましょう。

迷った時は「さまざまな国・地域・企業に投資する」「債券など別の資産も組み入れる」という分散投資から始めるのがおすすめです。

FP監修者

慶應義塾大学を卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行。10年以上融資業務に携わリ、大企業向けファイナンスから不良債権処理まで幅広く経験。その後、ファイナンシャルプランナーの道を志し、外資系生保のコンサルティング、金融系ベンチャー企業の創業に参画。2009年に独立系のFP事務所FPバンクを設立し、現在に至る。

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