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2019.7.2
資産運用相談

未だ間に合う? 50代から2,000万円を貯める方法をご紹介します。

子供が社会人になってやっと教育資金から解放されたので、「これからは私達の老後資金を本格的に準備するぞ。」という方も多いのではないでしょうか?最近は2,000万円とも言われる老後資金ですが、今回はその老後資金の貯め方をお伝えします。

1.老後資金2,000万円を、これから貯める貯蓄術

(1)1年あたりの目標額を確認

耳が痛い話になるかもしれませんが、貯金が全く無いけれど老後資金が2,000万円必要な方が、今から会社をリタイアするまでに残り10年間で目標金額を貯めようとすると、毎年200万円ずつの貯金をしなければなりませんね。
ご夫婦共働きであれば、毎年100万円ずつ貯めていけば良い計算となります。

(2)家計の見直しから

「毎年200万円も貯金するなんて無理。」と思われた方、諦めるのはまだ早いです。
まずは「家計の見直し」から始めてみましょう。
家計の見直しと言っても、ここでは「毎月の生活費」を見直しするのではなく、「金額の大きな固定費」に絞って見直してみましょう。
その一例として、子供が成人するとファミリータイプの大きな車を持つ必要がなくなるかもしれませんね。車をダウンサイズするだけでも、自動車税や任意保険の保険料が大きく変わる可能性があります。
また、子供が生まれてからずっと同じ保険に継続加入している場合には、子供が成人した後は保障額を減らしてもいいケースもあるかもしれません。
ここでのポイントは、昔は必要だったものでも今は不要になっているものが多くあるかもしれないということです。
ここまで「今の」家計の見直しの話をお伝えしましたが、セカンドライフにやりたい事が山ほどある方は、「将来」の支出を見直してみてはいかがでしょうか。
具体的にはセカンドライフでやりたい事に優先順位を付けてみて、「毎年、絶対にやりたい事」、「一生に一度はやりたい事」、「機会があればチャレンジしたい事」のようにグループ分けすると支出の見直しだけでなく、ご自身のセカンドライフの理想像もより鮮明になると思います。

(3)生涯現役という選択肢!?

家計の見直しをしたうえで、セカンドライフでやりたい事を厳選してもなお、目標金額まで貯金できない方はどうすればいいでしょうか。

例えば老後を迎えた時に、目標金額の2,000万円まで600万円足りなくても、もしセカンドライフの中に月5万円程度稼げるお仕事を入れられる方なら、10年で老後資金の不足分600万円を解消することができます。

ここでのポイントは、老後資金は老後に切り崩ながら使うお金なので、「セカンドライフを迎えた時に必ずしも全額を用意しておかなければならない。」という訳ではありません。

このようにセカンドライフを迎えた後も、仕事に対する働きがいを持ち続けたい方や、老後も仕事を通じて社会とつながりを持ち続けたい方、または周りから必要とされ続けてなかなかリタイアできない方は、体に無理のない程度で働き続けるという選択肢もあるかもしれません。

(4)セカンドライフで絶対に働きたくない人は・・・・

セカンドライフに絶対に仕事をしたくない?方は、代わりに「お金に働いてもらう」のはいかがでしょう。先程もお伝えしましたが、老後資金は切り崩しながら使っていくものなので、その特徴を活かして、例えば10年以内に使うお金と10年以上先に使うお金を分けて、10年以上先に使うお金については運用するという方法です。

ここでのポイントは、投資目的を履き違えない事です。投資目的は「老後資金を可能な限り増やす事」ではなく、あくまで「老後を楽しく過ごす事」が目的であると言うことです。お金を増やすという意味では同じように聞こえてしまうかもしれませんが、「老後を楽しく過ごす事」が目的であれば、あなたが許容できる最低限のリスクで投資をすることが前提になってくるのではないでしょうか。

(5)失敗しない貯金の方法

最後に、毎年200万円の貯金を「絵に描いた餅」にしないために重要なポイントをお話します。収入-支出で余った金額を貯金するのではなく、貯蓄額を予め金融機関の口座振替などの天引きで貯金する仕組みを利用すると、毎月定額で貯金ができるので、目標金額まで自動的に、かつ確実に貯める事ができると思います。

2.老後資金を貯める奥の手!?

今までの方法でも老後資金の目標貯金額2,000万円を到達できない方には、「奥の手」をお伝えします。賛否両論あると思いますが、お子様が社会人になったら毎月生活費を受け取るのはいかがでしょうか。
お子さんの勤務地等の都合で別居になるケースは、お子様ご自身の生活もあるので難しいと思いますが、同居する場合は生活費として毎月家に一定金額を入れてもらいます。
その金額を貯金しておけば、老後資金を貯めるチャンスになるかもしれません。
ここでのポイントは、お子さんが入社したタイミングで毎月家に入れる生活費の金額を相談して決めておく事だと思います。相談した結果、お互い納得した金額であれば今後親御様に定期収入が入る仕組みができます。
子供からお金をもらうのは申し訳ないと思う方は、将来のお子さんの結婚資金を援助するなどの名目で、貯金してあげてもいいかもしれないですね。。

3.まとめ

順調に老後資金の貯金ができれば、理想のセカンドライフが叶う可能性は高まりますね。人によっては、セカンドライフを「何十年と頑張って仕事や家事、育児をしてきた後にやってくる人生のご褒美のようなもの」と考える方もいます。
最近は人生100年時代と言われるなかで、男性の平均余命は81歳*、女性は87歳*まで伸びてきました。幸せなセカンドライフを送るためにも、今からしっかりと準備しておきたいものですね。

<出典>* 厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/index.html
閲覧日:2019.6.21)

 

2019年7月2日
text by 久保田 正広
FPバンク

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