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2020.7.25
資産運用・投資

いまから始める資産運用!初心者でも失敗しない方法とは?

こんにちはFPバンク編集部です。

皆さんは何かしら資産運用に取り組んでいらっしゃいますか?

資産運用って、「お金が増やせるかも」というワクワク感と「損したら嫌だな」という不安が、どうしてもついて回りますよね。

ある程度経験を積むと、この気持ちのバランスをうまく取れるようになりますが、初心者の方にはなかなか難しいと思います。

でも安心してください。実は、初心者の方でも資産運用で失敗しないためのコツがあるんです。

それが分かればあなたの資産運用ライフも、きっと楽しいものになるはずです。

1. 資産運用の初心者がお金を増やすには?

(1)資産運用とは?

資産運用について理解を深めるため、まずは言葉の意味から考えてみましょう。

資産運用とは、文字通り、自分の資産を運用することです。

「運用」という言葉自体に「ものをうまく使うこと」「増やすこと等を目的にして、金銭を他の財産形態に変えること」との意味がありますので、資産運用は「自分の持つ資産をうまく使って、資産を増やすこと」という意味になりますね。

資産運用とほぼ同じ意味で使われるのが「投資」ですが、正確には「投資」は資産運用の手段のひとつになります。

年金不安や働き方が変わる現代では、自分の保有する資産の全てを有効活用することが大切でしょう。

(2)資産運用のメリット・デメリット

次に資産運用のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリットは資産を増やせること、お金について考えるきっかけになることの2つが挙げられます。

収入と支出を工夫するだけでは限界がありますが、資産運用であれば初心者だとしても資産を増やせる可能性があります。

また、資産運用に興味をもつと自然とお金のことを考えるようになり、家計の見直しや自分の消費行動全体の見直しにも繋がるでしょう。

デメリットはやはり、元本割れの可能性があることです。資産運用は必ず資産を増やせるという確約がありませんので、結果次第では、資産を減らすことになってしまう可能性もあります。

このマイナスの可能性とどう向き合うかが、資産運用の初心者にとって、最初の大きな壁になるかもしれません。

(3)資産運用の初心者がお金を増やすには?

資産運用には、「このやり方をすれば誰でも勝てます!」「この株は必ず儲かります!」といった裏ワザはありません。初心者もプロも、同じマーケットで資産運用に取り組んでいます。

一見すると、初心者がプロに勝って資産を増やすことは難しいように見えてしまいませんか?それでも、初心者であってもしっかり資産を増やせている人はいます。

その理由は、彼らが失敗しないためのポイントを知っていたからです。このポイントを知っているかどうかが、初心者が資産運用を成功させられるかに大きく関わってくるのです。

次項から詳しく解説していきます。

2. 初心者が資産運用で失敗しないための5つのコツ

(1)長期的な目線で考える

1つ目のポイントは「長期的な目線で考える」です。

近年は「つみたてNISAやiDeCo等で老後の資産形成に取り組みましょう」といった話をよく聞きます。

この2つの制度の共通点は「長期・積立・分散」ができる仕組みになっていることです。長期投資のメリットとしては「複利効果」があります。

複利とは、儲かった分も元本に加えて運用していくやり方です。雪玉を転がしていく様子を想像してもらえればイメージしやすいと思います。

時間をかければどんどん増えて大きくなるわけです。

これに「積立・分散」も加えてもらえれば、価格の上下の振れ幅を抑えることができるので、初心者でも大きく儲ける可能性がある資産運用の王道的手法なのです。

(2)お金の色分けをする

次に気を付けたいのが、資産運用に回すお金のバランスです。これを考えるにあたっては、「お金の色分け」という方法があります。

自分のお金を、目的ごとに流動性資金・確実性(安定性)資金・収益性資金の三種類に分けるのです。どのような分け方になるかは下の図1をご覧ください。

こうやって分けておけば、運用にお金を回しすぎて生活費が圧迫されたり、急にお金が必要になって損失だけど泣く泣く解約せざるを得なかったり、という事態が防げます。

資産運用に回す資金をきちんと計画することは、初心者が長く資産運用を続けるために大事なステップなのです。

図1 お金の色分け

(3)どんな商品で運用をしているか憶えておく

資産運用がうまくいかない、という相談を受けたときに多いのが、「自分がどんな商品で資産運用しているかわからない」というパターンです。

ネットに書いてあるのをそのまま買った、友人・知人が持っていたから真似をした等で陥るケースです。

そこに共通するのは「初心者でよく分からないから」という理由です。

自分ではよく分からないものに大事なお金を賭ける、これってただのギャンブルと言えませんか?自分がどんなものにお金を出しているか、どんな商品で資産運用しているかは、大事なことなのでしっかりと把握しておきましょう。

(4)自分のリスク許容度を知っておく

また、自分がどのくらいの値動きまで許せるかを知っておくことも重要です。

これをリスク許容度と言います。資産運用をしていると気になるのが価格の上下ですが、その動きの幅は運用する商品によって違います。

自分が耐えられる値動きの幅を知っておいて、それに合う資産運用をすれば、「このくらいの値下がりなら気にならない」と気持ちに余裕を持つことができますよね。

長期目線の資産運用をするためにも、初心者の方は、どの商品がどのくらいの値動きをするのかを知っておくこと、自分のリスク許容度を把握しておくことが重要です。

(5)自分で知識を身につける

最後のポイントは、自分で知識を身につけることです。

(1)~(4)に書いたことは資産運用をする上で、特に初心者の方には知っておいてほしい事柄になります。

これらを資産運用しながら実際に体験して感じ取る、というのは難しいですよね。

幸いなことに、最近は資産運用に関するネット記事や書籍が多く出される時代になってきました。

知識を身につけすぎて損をするということはありません。一から勉強するのは大変そう、そんなに時間が取れないという意見もあるかもしれませんが、自分の大事な資産です。

しっかり守るためにも、自分から情報収集して知識をつけていきましょう。

<関連記事>投資初心者向け 投資に失敗しない3つポイント

3. 資産運用の種類

初心者の方に押さえておいてもらいたい5つのポイントはいかがでしたか?

本項からは、実際に取り組める資産運用の種類について、基本的なものを見ていきたいと思います。リスク・リターンのイメージは以下の通りです。

図2 資産運用の種類とリスク・リターン
資産運用の種類とリスク・リターン

(1)預金

預金とは、銀行や郵便局にお金を預け入れることです。近年は年利0.001%程度しかありませんが一応利息を得られるので、預金も資産運用のひとつになります。

一番の魅力は、やはり元本保証でしょう。これは他のどの金融商品にもない特長です。

預金以外で元本保証をうたっていたら怪しいと思っていいくらいです。

似たような言葉で「元本確保」がありますが、元本保証とは違うものなので初心者の方は注意してください。

預金はお金を増やすことよりも、お金を物理的に守ることに適していると憶えましょう。

(2)債券

債券とは、国や企業等が投資家からお金を借りたときに発行する証書のようなものです。

お金を貸す側である投資家は、貸している期間にはあらかじめ決められた金利による利息を受け取ることができます。

そして満期には貸したお金が全額返される仕組みになっています。

金利は、政策金利や借りる側の信用度、期間の長さ等によって変わりますが、一般的にはローリスク・ローリターンの資産です。

期間と金利が決まっているので、「○○万円を△年間運用して合計××円の利息をもらう」という運用計画が立てやすいという利点もあります。

初心者や、預金だと物足りないけどそんなに大きく増えなくてもいいという人には向いている資産運用でしょう。

(3)株式

株式投資は、資産運用を考えたときにまず思いつくものではないでしょうか。

企業が資金調達するときに発行する株券を売買することで差額を利益とする資産運用になります。

初心者も挑戦しやすいようなイメージがあるかもしれませんが、実は結構ハイリスク・ハイリターンな資産です。

発行した企業の業績や将来性、業界動向が値動きに関わってくるので、値動きが大きいことが理由です。

株式投資で重要なのは事業の将来性を先読みすることです。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざもあるように一見関係のない事柄が思わぬ形で影響を与えることもあるので、初心者でも、そういった連想ゲームが好きな人は向いている資産運用です。

(4)投資信託

投資信託とは、プロが運用してくれる金融商品です。

簡単に説明するなら、株や債券等が組み合わされたパッケージ商品といったところでしょう。

中身はどんな組み合わせにして、どんな方針で運用するか等は全てプロが管理してくれるので、初心者から上級者までおすすめの資産運用です。

元手が少なくても、国内外の株式や債券だけでなく、個人では取引できない外国の資産にも投資することができるので分散効果が高い運用ができるのも特長です。

(5)金

金は、世界で等しく価値が認識されている資産であり、いつでもどこでも現金に変えることができ、紙と違って保存力も高いことから、最強の現物資産と言われています。

他の金融商品と同じように日々値動きはありますが、そこまで大きく値動きはしませんので、短期でなく長期間の資産運用に向いている商品です。

金そのものを資産として持つのもいいですが、金を投資対象にした投資信託もありますので、初心者はまずそれから始めてみるのがいいかもしれません。

資金に余裕が出てきたら、金の現物を買っておくのも資産運用としては有効でしょう。

<関連記事>NISA、知らないと損する6つのデメリット

5.まとめ

資産運用には、上に挙げた以外にもたくさんの種類があります。

そして、どれが自分に合っているかを考える方法も様々なものがあります。

詳しく知りたい方はこちら→「おすすめの資産運用はどれ?初心者必見の資産運用ガイド」

初心者の方は、最初は何をどうしたらいいのか全く分からないかもしれません。

もしその状態でたまたま大きな利益を上げられたとしても、それを再現することは難しいと思います。

資産運用は、ビギナーズラックや、イチかバチかの賭けで儲けるものではありません。

失敗しないためのポイントを押さえてしっかりと知識をつければ、初心者でも資産運用を成功させられる可能性は十分にあります。

まずは、自分がどんな目的で資産運用をしたいのかを考えるところから始めてみるのはいかがでしょうか。

2020年7月25日
text by 久保田 正広
FPバンク

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