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CFD取引におすすめ証券会社【2022年】CFDとは?分かりやすく解説

現物株式や金・銀、株価指数などさまざまな資産に投資できるCFD

「レバレッジを利かせて効率的に取引できる」「24時間いつでも売買できる」「少額取引にも対応」と、さまざまな特徴がある金融派生商品です。

ただ、他の金融商品と比較して知名度で劣ることもあり、情報が上手く集まらないのがネックといえます。

今回は投資初心者の方に向けて、CFDの基本的な仕組みやメリット・デメリットを紹介しつつ、CFD取引におすすめの証券会社をランキング形式で紹介します。

目次

CFDとは?

CFDとは、Contract for Differenceの頭文字をとった金融派生商品(デリバティブ)の一種です。

日本語では「差金決済取引」といいます。

CFD:差金決済取引
差額だけのやり取りが発生する取引のこと。現物での受け渡しを行わず、反対売買によって出た金額の差で決済を行う。

一般的に、現物の株式を売買する場合、以下のような流れになります。

【現物株】現金で株式を購入・保有。売却時に株式を手放して現金を受け取る

一方のCFDは「差額決済取引」なので現物の売買は発生しません。
現物を直接購入せずに取引できるのが特徴です。

【CFD】証拠金を預け、銘柄を売買する。最終的には差額のみを決済する

世界中の金融資産が対象になる

CFDの投資対象は世界中の【CFDの投資対象】
株価指数:日本225、米国NAS100など世界各国の株価指数
商品:金、銀、原油など
FX(外国為替):米ドル/円 など金融商品に及びます。

現物株でもおなじみの日本株や米国株以外にもイギリス、ドイツ、韓国などの先進国や中国を始めとした新興国など、世界中の株価指数が投資対象に含まれます。

ほぼ24時間、何らかの投資ができることも特徴です。

日本の株式市場は平日の9~15時までしか開いておらず、一般的な会社員が取引に参加することは簡単ではありません。
CFDなら仕事終わりの夜間や休日に取引に参加することも容易です。

原資産の価格の方向を予想して取引を行う

CFD取引は投資対象の原資産が、いずれの方法に値動きするかを予測して取引を行います。
通常の株式と同様に買いポジションで始めれば、原資産が上昇したあとに売ることで利益が得られます。

今後の価格が下落すると判断した場合は、売りポジションを建てたあとの差金決済で利益を得ることも可能です。

レバレッジをかけることで効率的な取引が可能

CFDでは先物取引やFXのように、レバレッジをかけたうえでの取引が可能です。

レバレッジは(Leverage)を日本語に直すと「てこの原理」のことですが、金融市場では以下のような意味合いで使われます。

レバレッジ取引
資金を借り入れすることで、自己資金のリターンを高めること

たとえば10倍のレバレッジをきかせられる株価指数の場合、約10倍までの取引が可能です。

現物取引で必要になる約10分の1の資金で同様のリターンを狙えます。

取引するには「手数料」「スプレッド」の負担が必要

CFDも現物の株取引と同じく、取引の際に一定のコストを投資家が負担します。
その際に必要になるのが「手数料」「スプレッド」です。

取引手数料は無料という証券会社も少なくありませんが、その場合でもFX取引などと同様、買値と売値の差額であるスプレッドが実質的なコストになります。

スプレッドとは
買値と売値の差のこと。CFDのレートが「1015~1020」となっていれば、スプレッドは5円ということになる。

基本的には手数料が安い業者ほどスプレッドが大きくなる傾向があり、両方を総合して比較しないとコストの安さは分かりません。

CFDのメリット

CFDのメリットとして代表的なものを解説します。

世界中の資産に投資できる

CFDは株価指数、商品、株式のカテゴリー分けのなかでさまざまな商品に投資できます。

日経225や米国NAS100、米国S500、金・銀、原油、コーンなど、取引できる種類は枚挙にいとまがありません。

投資銘柄が多いということは、現状値上がりしている資産にすぐ投資できるということです。機会損失を防ぎ、リターンの最大化を目指しやすくなります。

少ない手数料で取引できる

手数料が安い証券会社を選ぶことで、CFD取引のコストを最小に抑えることも可能です。

  • 各種手数料が無料
  • スプレッドが狭い

このような特徴を持つ証券会社であればコストを抑えた取引ができるでしょう。

ただし、現状では証券会社ごとに取扱うCFDの種類が異なるため、単純な比較はできません。
他のメリットを比較して総合的に決めていきたいですね。

価格の上昇でも下降でも利益を出せる

CFDはFXと同様、売りから始めることで市場の下降局面でも利益を出せるのが強みです。

その性質を利用することで、現物資産の下落による損失をカバーするような取引もできます。

たとえば米国株の株価指数である「NYダウ」「S&P500」などに連動するETFを現物取引で持っているとしましょう。

日本の土日や祝日に海外で大きな経済イベントが発生して休日明けの東京市場が暴落すると予想できたとしても、現物株式を保有している人は市場がオープンするまでは推移を見守ることしかできません。

CFDなら24時間いつでも取引できるため、海外市場で相場が下落しているとき「売り」を行うことで保有株式の下落をカバーすることができます。

CFDのデメリット

CFDはメリットが多い金融派生商品ですが、メリットばかりというわけにはいきません。

以下のようなデメリットもあることを理解したうえで取引に参加しましょう。

レバレッジによるリスクがある

すでに紹介したように、レバレッジをかけることで取引価格の10分の1程度の元手で大きな利益を上げられる可能性があるのがCFDの魅力です。

ただし、逆をいうと、それだけリスクも高くなるということでもあります。

もし原資産が立てたポジションと反対の値動きをした場合、元手は10分の1でも10倍の元手と同様の損失を被るということです。

軽い気持ちで取引に参加してしまうと、投資可能な資金を大きく超える損失につながることもあります。

レバレッジの倍率は自身のリスク許容度に収まる範囲で設定することが大切です。

追証発生の可能性

レバレッジをかけて取引する場合、証券会社に「証拠金」を預ける必要があります。
CFDの評価額が一定の証拠金の金額を割り込んだ場合、FXのように「追証」が発生する点に注意が必要です。

追証を期日までに入金できない場合は強制的に決済されるため、CFDの取引では常に証拠金の維持率が一定以上かを意識しないといけません。

また、投資する前に「損切り」のラインを決めておくことが非常に重要です。
初心者の場合「もうすぐ戻るだろう」と根拠なく損切せず保有してしまうことがありますが、これが余計な損失を生んでしまうことに繋がります。

もし価格が予想に反してずるずると下がっていくと損失が大きくなるばかりか、追証が発生して追加入金ということになるのです。

そうならないためにも事前に損切りラインを決め、そのラインを超えたら問答無用で決済することを心がけましょう。

損失が確定してしまいますが、それ以上の損失を防ぎ、取引できなくなってCFDを辞めざるを得なくなる事態を避けられます。

他の投資より情報が少なめ

「投資」と聞くと、どのような取引を想像するでしょうか?

投資を少しでも調べた事がある人の多くは、以下のようなものを想像するのではないでしょうか。

【「投資」と聞いて思い浮かべ安い商品】
株式投資(日本株、米国株、新興国株など)投資信託(ETF、REIT、つみたてNISA、iDeCo)FX仮想通貨

投資の候補として、CFDを思い浮かべる人は少ないでしょう。

実際のところ、CFDを取り扱っている証券会社でも上記のような投資と比べて CFDのページは影が薄いようにみえます。

投資としての歴史が浅く、熱心な投資家が少ないということは、有益な情報が得にくいということでもあります。

関連書籍も少なく、始めるときの情報収集に苦労する可能性があります。

CFD取引を行う証券会社の選び方

CFD取引を行える証券会社はいくつかありますが、どれも取引できる種類や手数料体系に違いがあります。

1社を選ぶ際に参考にしてほしい選び方のポイントを解説します。

スプレッド(手数料)の狭さ

まず気にしたいのは、CFDに関する「コスト」です。
コストが高いほど手元に残るお金は少なくなってしまいます。

せっかくレバレッジを使った高リスクな投資を行うのですから、できるだけリターンが手元に残る証券会社を選びたいものです。

CFD向けの証券会社を探す際、以下の2つのコストを比較しましょう。

  • 取引手数料(売買手数料):CFDを取引するときにかかる手数料
  • スプレッド:買値と売値の差額

銘柄にもよりますが、CFDはFXと比較して取引量が少ない銘柄が多く、値動きが激しくなる傾向があります。

値動きが激しいときでも狭いスプレッドで利用できる証券会社が狙い目です。

取引銘柄の豊富さ

取引できる銘柄の数や種類も大切です。

CFDは世界中の金融商品を取引できるのがメリットで、似たようなレバレッジ取引ができるFXと比較するとそのメリットが際立っています。

金融商品取引できる資産
FX米ドル/円・ユーロ/円などの通貨ペア
CFD金・銀・プラチナ・原油・ガソリン・軽油・コーン・大豆・コーヒー豆などの各種商品
日経平均・NYダウなどの株価指数
債券・ETF

実際には取り扱っている銘柄はCFD業者によって変わるため、証券会社を選ぶ際は「どれだけの銘柄を取引できるか」に注目しましょう。

取引ツールの充実度

株式投資やFXにも共通して言えることですが、業者の選び方として「取引ツールの充実度」を見るのは非常に大切です。

PCツールだけでなくスマホアプリにも対応している業者であれば、いつでもどこでもCFD取引をチェックできます。

PCツールは「自分が用意したいテクニカル指標が使えるのか」「自分の好きなようにカスタマイズできるのか」といった点もチェックしたいところです。

CFD取引におすすめの証券会社ランキング

CFD取引ができる証券会社はいくつもありますが、今回はその中でもおすすめできる証券会社を5つご紹介します。

楽天証券

おすすめポイント
日本人に馴染みのネット証券大手銘柄に関係なく取引手数料が不要MT4という取引ツールを利用できる

楽天証券は口座開設数が700万を超えている、SBI証券に次ぐネット証券の大手です。

CFDに関しては「全銘柄で取引手数料が無料」という、SBI証券にもないメリットがあります。銘柄に関係なく取引手数料がかからないため、コストを最小限に抑えて最大のリターンを追求できます。

また「MT4(メタトレーダー4)」という取引チャートを使えるのも特徴です。

  • システムトレード(自動売買取引)が可能
  • 多彩なチャート分析機能

といった強力な機能が搭載されていて、使えるテクニカル指標も移動平均線、RSI、ボリンジャーバンドなど基本的なものを含む50種類以上を手軽に利用することができます。

2021年5月から金・銀の取扱いをスタートしていて、ラインナップも拡充の傾向です。

証券会社名楽天証券
銘柄の種類・株価指数CFD:7銘柄
・商品CFD:3銘柄
レバレッジ・株価指数CFD:10倍
・商品CFD:20倍
取引手数料無料

SBI証券

おすすめポイント
ネット証券最大手の安心感取引手数料が業界でも最安クラスCFD以外の取引も充実

ネット証券最大手のSBI証券でも、CFD取引を提供しています。

「取引手数料が最安水準で設定」「レバレッジが効いた取引を始められる」など、CFDの基本的な機能は全て兼ね備えています。

銘柄が7つと絞り込まれているので上級者にとっては物足りなさを感じるかも知れませんが、初心者であれば迷わずに取引に参加しやすいメリットがあります。

SBI証券はCFD以外の取引が業界トップクラスに充実しているのもメリットです。

日本株や米国株のほか、中国、韓国、ロシア、ベトナム、シンガポールなどさまざまな国の現物株式に加え、つみたてNISA、iDeCoといった長期投資向けの仕組みにも対応しています。

「CFDだけでなく現物取引も最高の環境で取引したい!」という人には有力な候補になるでしょう。

証券会社名SBI証券
銘柄の種類・日経225リセット付証拠金取引・DAX®リセット付証拠金取引
・FTSE100リセット付証拠金取引・NYダウリセット付証拠金取引
・NASDAQ-100リセット付証拠金取引・金ETFリセット付証拠金取引
・原油ETFリセット付証拠金取引
レバレッジ20~60倍程度
取引手数料・日経225リセット付証拠金取引 :156円/枚(税込)
・DAX®リセット付証拠金取引 :156円/枚(税込)
・FTSE100リセット付証拠金取引 :156円/枚(税込)
・NYダウリセット付証拠金取引 :30円/枚(税込)
・NASDAQ-100リセット付証拠金取引:50円/枚(税込)
・金ETFリセット付証拠金取引 :未定
・原油ETFリセット付証拠金取引 :未定

GMOクリック証券

おすすめポイント
取引手数料が無料FXと同じチャート画面を利用できる

GMOクリック証券はFXでトップクラスのサービスを提供していることで有名です。そんなGMOクリック証券も、取引手数料無料で参加できるCFDを提供しています。

銘柄は約140銘柄とCFDに特化した企業と比較して少ないものの、どのCFD取引をしても手数料がかからないのは大きなメリットでしょう。

さらに FXと同じ「プラチナチャート」で取引できるのも特徴です。同じ画面でFXもCFDも取引できるため、わざわざツールを切り替える必要はありません。

FXもCFDもやりたい人にはGMOクリック証券がおすすめです。

証券会社名GMOクリック証券
銘柄の種類・株価指数CFD:32銘柄
・商品CFD:7銘柄
・株式CFD:85銘柄
・バラエティCFD:16銘柄
レバレッジ・株価指数CFD:10倍
・商品CFD:20倍
・株式CFD:5倍
・バラエティCFD:5倍
取引手数料無料

LINE CFD

おすすめポイント
0.1株から取引が可能LINEポイントを使って取引できるLINEに通知が届くので情報を見逃さない

LINE証券でも、差金決済取引ができる「LINE CFD」のサービスを開始しました。

「いちかぶチャレンジコース」なら米国株が0.1株から投資できるのが特徴で、資金が少ない初心者でも取引に参加できます。

金や原油、商品指数にも投資できるため、チャンスを逃さない幅広い取引が可能です。

さらにLINEの通知機能を使ってタイムリーに情報発信できるのも嬉しいポイントです。

LINE CFDならではのメリットとしては「LINEポイントを使って取引できる」ということも挙げられます。普段の買い物で貯まったLINEポイントを取引口座に入金することで、CFDの取引資金に充てられます。

証券会社名LINE CFD
銘柄の種類・指数CFD:25銘柄・バラエティCFD:8銘柄・商品CFD:7銘柄・株式CFD:100銘柄
レバレッジ・株価指数CFD:10倍・商品CFD:20倍
取引手数料無料

IG証券

おすすめポイントCFD営業収益世界No.1の企業0.1ロットからの取引が可能デビュー前のデモ取引にチャレンジできる

IG証券はIGグループの日本法人で、IGグループの財務情報によれば(2020年6月時点、FXを除いた収益ベース)CFD営業収益で世界No.1の企業です。

45年以上の歴史を持つ証券会社としてロンドン証券取引所に上場する優良企業で、FTSE250種指数にも含まれています。

最大の特徴は取引単位が小さいこと。日経225やNYダウ、NASDAQ100など、多くの銘柄で取引単位が0.1ロットに設定されています。

銘柄にもよりますが、最小1.000円~35,000円程度から取引に参加できます。

世界で20万人以上が利用していることもあって、CFDを牽引している証券会社と言っても過言ではありません。

銘柄数は17,000と今回紹介する証券会社では圧倒的なトップです。

また、デモ取引にも対応しているのもメリットです。初めての人でも、デモ画面で練習してから本番に入れるため、知識がないことによる無用な損失を防ぐことができるでしょう。

取引ツールはマルチデバイス対応のWeb版ブラウザとスマホアプリの2種類で、PC、スマホ、タブレットなど、どの端末でも1つのツールでIG証券の全銘柄が取引できます。

証券会社名IG証券
銘柄の種類・株式CFD:約12,000銘柄(日本株250銘柄以上、外国株約12,000銘柄)・株価指数CFD:約40銘柄・商品CFD:約70銘柄・債券先物CFD:約10銘柄
レバレッジ・株式CFD:5倍・株価指数CFD:10倍・商品CFD:20倍・債券先物CFD:50倍
取引手数料・株式CFD(日本株):最低110円・株式CFD(米国株):最低16.50ドル・株価指数CFD:無料・商品CFD:無料・債券先物CFD:無料

CFDに関するよくある質問

最後に、CFDに関して初心者が抱きがちな質問と回答をまとめました。

CFDと先物の違いは何ですか?

CFD(差金決済)と先物の違いを端的にまとめると以下のようになります。

CFD:将来値上がりを予想するなら買いポジション、値下がりを予想するなら売りポジションを保有する。ポジションの価値は原資産の価値の変動が反映され、市場が開いているあいだはいつでも決済できる

先物:期日と価格を指定して取引する。原資産の動きに加えて、将来の資産価格に対する市場心理によっても左右される

買いと売りのどちらからも取引を始められる点で共通する両者ですが、大きく違うのは「決済期限の有無」です。

CFDは決済期限がなく自由に売買できますが、先物取引では決済期限が決まっています。先物は期日がくれば自動で決済されるため、含み損を抱えて決済したくないタイミングでも問答無用で決済されます。

決済期限がないCFDは、先物よりも決済に関する自由度は高めです。

CFDの利益はどうやって課税される?

CFDの実現損益は「雑所得」として、「申告分離課税」の対象です。よって、CFDで利益を出した場合は原則として確定申告が必要になります。

CFD(差金決済取引)の税率は一律20.315%であり、この点は現物の取引である株式投資や投資信託などと変わりません。

もし損失が発生した場合は、最大で3年間分の損失を繰り越して控除することが可能です。

まとめ

CFDはFXに似た仕組みの金融派生商品ですが、投資対象が個別株式、株価指数、商品など幅広いのが特徴です。

レバレッジをきかせた取引ができるメリットもありますが、商品のラインナップや手数料体系はまったく異なる点には注意が必要です。それぞれの特徴を比較して、自身に合った証券会社を選びましょう。

FP監修者

慶應義塾大学を卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行。10年以上融資業務に携わリ、大企業向けファイナンスから不良債権処理まで幅広く経験。その後、ファイナンシャルプランナーの道を志し、外資系生保のコンサルティング、金融系ベンチャー企業の創業に参画。2009年に独立系のFP事務所FPバンクを設立し、現在に至る。

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