資産運用を考えた場合に、もっとも人気が高い投資方法が株式投資や投資信託はないでしょうか。
株価の値上がりであるキャピタルゲイン、配当金や株主優待のインカムゲインと、さまざまな形で資産が増えるメリットがあります。
株式投資や投資信託を購入するには、証券会社の口座が必要です。
証券会社には「店舗型証券」と「ネット証券」があります。
以前は、店舗型証券が主流でしたが、インターネットやスマートフォンの普及が浸透したおかげで、ネット証券が大きく広がりをみせています。
ネット証券は店舗型よりも「売買手数料」がダンゼン安く、ネット環境が整っていれば、パソコンやスマホで「24時間注文可能」というのが大きな特徴です。
株式投資で証券会社を選ぶポイント
当サイトでおすすめしているネット証券を選ぶポイントは下記になります。
1.売買手数料
2.取扱商品の種類
3.情報・サービス
4.信頼性
5.銀行との連携
6.投資スタイル
7.ポイントサービス・ポイント投資の有無
1.売買手数料
株式投資では、株式を売買するために手数料が発生します。
手数料のプランには大きく2種類に分かれています。1取引ごとに手数料がかかるプランと、1日の約定金額の合計にかかる1日定額プランです。
月に1、2回の売買しかしない人は1取引ごとのプラン。1日に何度も売買を繰り返すデイトレーダーの人は1日定額プランが向いています。
どちらのプランも約定金額(購入金額)の上限によって手数料が異なっています。株で積み立てを行う場合には、毎月購入する度に手数料が発生しますので、なるべく手数料の安い証券会社を選びましょう。
ネット証券 1取引ごとの売買手数料(税込)
証券会社名 | 10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|---|---|
LINE証券 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
DMM.com証券 | 88円 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 90円 | 100円 | 260円 | 460円 |
SBI証券 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
楽天証券 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
auカブコム証券 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
マネックス証券 | 110円 | 198円 | 495円 | 1,650円 ※指値の場合 |
岡三オンライン証券 | 108円 | 220円 | 385円 | 660円 |
松井証券 | – | – | – | – |
ネット証券 1日定額の売買手数料(税込)
証券会社名 | 10万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 | 200万円以下 |
---|---|---|---|---|
LINE証券 | – | – | – | – |
SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,238円 |
GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,238円 |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 2,200円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 2,200円 |
岡三オンライン証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,430円 |
マネックス証券 | 550円 | 550円 | 550円 | 2,750円 |
DMM.com証券 | – | – | – | – |
auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 2,200円 |
2.取扱商品の種類
通常の株式投資以外にも単元未満株を取り扱っていたり、IPOの取扱数が多かったりなど、自分のスタイルに合う商品が扱われているかチェックしましょう。
日本株以外に、アメリカ、中国、新興国などの企業への投資も検討したい場合、証券会社によって取り扱いがない場合もありますので注意しましょう。
投資信託では各証券会社によって、取り扱いっている本数が大きく異なっています。積み立て可能な商品や、販売手数料のかからないノーロードの投資信託の取扱数をチェックしてください。
証券会社 | IPO | NISA | 投資信託 | 単元未満株 | 外国株 | 夜間取引 |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天証券 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | × |
マネックス証券 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | × |
松井証券 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | × | 〇 |
auカブコム証券 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
DMM.com証券 | × | 〇 | × | × | × | × |
LINE証券 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
岡三オンライン証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
GMOクリック証券 | △ | 〇 | 〇 | △ ※売却、買取請求のみ | × | × |
3.情報・サービス
株価は景気や情勢などさまざまな影響を受けて上下します。株式銘柄の選定や売買の判断には早くて新しい情報が必要不可欠です。投資で勝てるかどうかは、正しい情報をすばやく見極める事がポイントの一つになります。
各証券会社は、ニュース、アナリストレポート、四季報などの決算分析情報を配信しています。通常は有料の日経新聞を、証券口座を開設するだけで無料で読むことができる楽天証券などを有効に活用しましょう。
情報サービス | 楽天証券 | auカブコム証券 | SBI証券 |
---|---|---|---|
日経テレコン | ○ | – | – |
四季報 | ○ | ○ | ○ |
ロイター | ○ | – | ○ |
株式新聞 | ○ | – | ○ |
4.信頼性
証券会社の信頼性を表わす数字には、口座数、自己資本規制比率、資本金などがあります。
第三者機関が公表している格付けなども参考にしましょう。
5.銀行との連携
ネット証券で取引を行うためには、証券口座に資金を入れておかなければなりません。主には銀行から送金する方法があり、大きく分けると2種類があります。
1.銀行の窓口やATMから振込
振込手数料は自分で負担しなければならないので、メガバンクなどから他行宛に3万円以上を送金する場合、1回につき432円の手数料がかかってしまいます。
2.ネットバンキングを利用して振込
この場合は、証券会社が手数料を負担してくれるので、手数料が無料になります。入金すると即座に口座に反映されるので、すぐに株を購入することができます。
提携している銀行は証券会社によって異なるので、利用する証券会社で対応するネット銀行の口座を用意しておきましょう。
提携銀行数 | サービス内容 | |
---|---|---|
DMM.com証券 | 約340行 | 連携銀行数はネット証券のなかでも最多。 |
松井証券 | 17行 | 地方銀行の連携もある。 |
SBI証券 | 13行 | SBIハイブリッド預金で、証券会社の買付与力に反映。 |
楽天証券 | 12行 | マネーブリッジで普通預金の金利が0.1%にアップ。 |
6.投資スタイル
自身の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことも必要です。
ひとくちに投資といっても、以下のようにさまざまな投資スタイルがあります。
・数秒~数分単位の超短期で取引する「スキャルピング」
・1日単位での取引を行う「デイトレード」
・数年単位での「長期投資」
スキャルピングやデイトレードは取引の回数が長期投資と比較にならないくらい大きいため、毎回の手数料が大きなネックになってきます。そこで、取引手数料が安い証券会社が狙い目です。
逆に長期投資では、一度選んだ銘柄と数年単位で付き合うため、「どの銘柄を選ぶのか」という点が非常に重要です。
そこでスクリーニング(銘柄検索)機能が充実した証券会社を選びましょう。
7.ポイントサービス・ポイント投資の有無
「元手なしで気軽に投資してみたい」という方であれば、「ポイント投資」ができる証券会社がおすすめです。
Tポイントや楽天ポイントなどの共通ポイントで株式や投資信託を購入できますから、実質的に0円で投資することができます。
以下に各証券会社で対応しているポイントをまとめたので、自身が良く集めるポイントに対応した証券会社を探してみましょう。
証券会社 | ポイント |
---|---|
SBI証券 | Tポイント・Pontaポイント・vポイント |
楽天証券 | 楽天ポイント |
LINE証券 | LINEポイント |
auカブコム証券 | Pontaポイント |
日興フロッギー | dポイント |
ネット証券と店舗型はどちらがおすすめ?
今回はネット証券のおすすめについて紹介していますが、証券会社には他にも実店舗を持つ「総合証券」もあります。
大和証券や野村証券が有名ですね。
どちらがおすすめなのかは、「どれだけサポートを受けたいのか」によって変わります。
総合証券では実店舗があり、いわゆる証券マンに直接相談できるのがメリットです。投資に関する知識が全くなくても、アドバイスに従って投資を始めることも可能です。
ただ、店舗の地代や人件費がかかる分だけ、手数料が高めの設定であるデメリットもあります。営業マンが売りたい商品を進められてしまう可能性も否定できません。
「自分に適した商品が全く分からないので、手数料は多少高くてもプロの意見を聞きたい」ということなら実店舗がおすすめです。
ただ、ネット証券では銘柄選びの参考になる資料やコラムを公開していますので、情報を得ることは難しくありません。
長期で投資に取り組むなら手数料が少しでも安い方が良いですから、自分で投資銘柄を判断できるならネット証券のほうが高いリターンを期待できます。
株式投資におすすめの証券会社 総合ランキング
1. SBI証券
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 「みんなの株式 2021年ネット証券年間ランキング」7年連続総合1位
- 手数料も業界トップクラスの安さ
- IPO取り扱い数も豊富でチャンスアップ
売買手数料 10万円まで(税込) | 99円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 275円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 535円 |
取扱商品の種類 | ◎ |
情報・サービス | ◎ |
信頼性・口座数 | ◎ |
SBI証券 おすすめポイント
2.楽天証券
- 1約定ごとの手数料はSBI証券に並ぶ低水準
- 日経テレコンも会社四季報も無料で投資力アップ
- 取引で楽天ポイントがたまり株式を購入できる
- ノーロード投資信託も豊富に取り扱い
売買手数料 10万円まで(税込) | 99円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 275円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 535円 |
取扱商品の種類 | ◎ |
情報・サービス | ◎ |
信頼性・口座数 | ◎ |
楽天証券 おすすめポイント
3.LINE証券
- ネット証券でも最安レベルの手数料体系
- スマホに特化したデザイン
- 信用取引は売買手数料が無料
- 個別株を1株単位で購入できる
売買手数料 10万円まで(税込) | 99円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 275円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 535円 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ○ |
信頼性・口座数 | ○ |
LINE証券 おすすめポイント
4.岡三オンライン証券
- 業界最低水準の手数料
- 2016年「みんなの株式」ネット証券ランキング取引ツール1位
- 株式投資情報局のアナリストレポートが充実
- 大正12年創業の歴史ある岡三証券グループの一員
- トレードツール「ネットトレーダーシリーズ」がある
売買手数料 10万円まで(税込) | 108円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 385円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 660円 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ◎ |
信頼性・口座数 | ○ |
岡三オンライン証券 おすすめポイント
5.マネックス証券
- 手数料は投資スタイルに合わせて2種類
- 株式投資に役立つ情報や分析ツールが充実
- パソコン操作の技術的な質問に「パソコンサポートダイヤル」
- IPOは完全公平抽選
- 米国株や中国株の取扱いが豊富
売買手数料 10万円まで(税込) | 110円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 495円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 1,650円 ※指値注文の場合 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ○ |
信頼性・口座数 | ◎ |
マネックス証券 おすすめポイント
6.auカブコム証券
- 「現物株式」の手数料は55円(税込)から
- 手数料はSBIなどトップ証券と同等
- 豊富な投資情報と&MUFGの独自レポートが役立つ
- FX向けのお役立ちツールもある
- 1株でも株主になれる「プチ株」
売買手数料 10万円まで(税込) | 99円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 275円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 535円 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ○ |
信頼性・口座数 | ◎ |
auカブコム証券 おすすめポイント
7.GMOクリック証券
- 取引手数料は業界最安値水準
- 株式以外の手数料も安い
- 国内から海外までマーケットを広くカバーした情報サービス
- 高機能で使いやすい取引ツールがすべて無料で利用
売買手数料 10万円まで(税込) | 90円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | 260円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | 460円 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ○ |
信頼性・口座数 | ○ |
GMOクリック証券 おすすめポイント
8.松井証券
- 1918年創業の老舗証券会社
- シンプルな料金制度で分かりすくて安心
- 無料で使える便利で豊富なツール・アプリ
- 安心のシステム、健全な財務内容
売買手数料 10万円まで(税込) | -円 |
---|---|
売買手数料 50万円まで(税込) | -円 |
売買手数料 100万円まで(税込) | -円 |
取扱商品の種類 | ○ |
情報・サービス | ○ |
信頼性・口座数 | ○ |
松井証券 おすすめポイント
株式投資をするには証券会社の口座が必要
株式は証券取引所で売買されており、一般の投資家は証券取引所で直接取引することができません。
取引をする為には証券会社を通じて、株式の売買を行います。
証券会社は大きく分けて「店舗型証券会社」と「ネット証券会社」に分類されます。
多くの個人投資家が証券会社を選ぶ際のポイントにあげるのが「売買手数料の安さ」でしょう。
近年はネット証券を中心に手数料競争がおこり、1回の売買手数料が数百円、売買価格10万円以内は無料など、低価格化が進んでいます。
証券会社で口座開設する方法
「店舗型証券会社」の場合は、店舗に出向い窓口で手続き、または書類を郵送でやり取りして口座を開設します。
「ネット証券会社」の場合は、インターネットに繋がったパソコンやスマホで、証券会社の公式サイトにアクセスして口座開設をすることが可能です。
口座開設は主に2種類があり、オンラインですべてが完了する方法と、郵送を利用する開設方法です。
ネット証券によっては、オンラインであれば最短翌営業日から取引を開始する事ができます。
口座開設に必要な書類
ネットで口座を開設する際には、本人確認の書類の提出が必要になります。 証券口座の開設には以下のものが必要です。
・マイナンバー 通知カードまたは、個人番号カード
・本人確認書類 運転免許証など
証券会社の口座開設費用
証券会社の口座開設は無料で行うことができます。
口座を維持する手数料などの費用がかかる事はありません。
また、異なるネット証券で、複数の口座を開設することが可能です。
それぞれのネット証券で、サービスや取引ツール、アプリの使い勝手などが異なりますので、まずは試してみるのもよいでしょう。
少額の株式投資に対応した証券会社
前述した証券会社のなかでも、少額投資(単元未満株)の仕組みがある証券会社を3つご紹介します。
SBI証券「S株」
ネット証券最大手のSBI証券では、「S株」という名称で単元未満株を取り扱っています。
このS株の凄いところは、買付時の手数料が0円ということ。
売却時には割高な手数料がかかるものの、買い付けるだけならコストを意識せずに少額投資が可能です。
auカブコム証券「プチ株」
auカブコム証券でも「プチ株」と称して単元未満株を取り扱っています。
売買手数料は52円~と、かなりの安さを誇ります。
auカブコム証券は「Pontaポイントでのポイント投資に対応」「kabuステーションなど豊富なツール」などのメリットがあるので、そこに魅力を感じる方なら選択肢になるでしょう。
LINE証券「いちかぶ」
LINE証券はスマホでの少額投資に特化した証券会社です。
100株単位での購入ももちろん可能ですが、「いちかぶ」というサービスを利用することで文字通り1株から購入が可能です。
取引手数料は無料で、代わりにスプレッド方式(市場価格にコストが加算される方式)が採用されていて、単元未満株としては業界でも最安値を誇ります。
初心者に人気の証券会社
SBI証券
初心者の方は、たくさんの人が使っている人気の証券会社がおすすめ。
「とりあえず1社を選びたい」なら、SBI証券が良いでしょう。ネット証券として最大手で、口座開設数は800万を超えています。
手数料の安さ、銘柄の多さ、サポートツールの豊富さ、全てにおいて高いレベルで、ポイント投資も「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」の3つの選択肢から選べます。
楽天証券
楽天証券は、楽天ポイントで個別株・投資信託を購入できるのが大きな魅力です。
500円以上でポイント投資をすると楽天市場での買い物でポイントプラス1倍になるサービスもあり、楽天のヘビーユーザーであるほどお得に投資ができます。
LINE証券
LINE証券は、スマホアプリの「LINE」から申込手続きができるのが大きな特徴です。
証券会社で口座開設という点からして難しく感じている人でも、気軽に投資を始めるきっかけになるでしょう。
また投資信託は100円から、個別株は1株から購入できるのも嬉しいポイントです。
手数料が安い証券会社おすすめランキング
100万円を超える取引ではSBI証券に軍配が上がる結果になりました。
長期投資や、1日の取引が100万円以下であれば、楽天証券も十分に魅力的です。
SBI証券
SBI証券は1約定ごとの取引でも1日定額の取引でも、業界最安クラスの手数料設定が魅力。
1約定は5万円まで55円(税込)と非常に安いため、できるだけ手数料を抑えたい人にはおすすめです。
また1日定額の取引であれば100万円まで手数料がかかりません。100万円を超えても200万円までなら1,238円、300万円までなら1,691円と、業界最安クラスの手数料で取引できます。
松井証券
松井証券は現物取引で50万円までは取引手数料が無料!さらに25歳以下の投資家であれば、約定金額に関係なく手数料が無料です。
25歳以下の若い人であれば、ぜひ申込を検討したい証券会社といえます。
楽天証券
楽天証券の1約定ごとの手数料はSBI証券とほとんど変わりません。
1日定額についても、1日100万円までの約定代金なら無料という点は変わりません。
手数料の1%がポイントバックされるので、そこまで含めればSBI以上に魅力的といえます。
短期トレードに強い証券会社
楽天証券
楽天証券では楽天銀行との連携サービスを利用することで、振込手数料をかけずに自動で出入金できます。
オリジナルの投資メディア「トウシル」の存在もあり、情報を集めやすいメリットがあります。
さらに楽天証券では「MARKET SPEED」「MARKET SPEED Ⅱ」「楽天MT4」などの取引ツールが充実しています。
プロの短期トレーダーからも愛用されており、本格的に短期トレードにチャレンジしたい人にもおすすめです。
松井証券
松井証券の「ネットストックハイスピード」は短期トレード向けのツールとして、楽天証券のツールと同等の高い評価を得ています。
取引区分や数量など注文条件を設定しておくことで、クリックひとつで取引を行いたい価格帯で注文できるようになります。一瞬のスピードが命取りのデイトレードにおいてチャンスを逃さない取引が可能です。
SBI証券
SBI証券は前述のとおり手数料が非常に安く、1日に100万円以上の取引をするならぜひ検討したい証券会社です。
自前のPCツール「HYPER SBI」は2022年2月からは顧客の要望を反映させた「HYPER SBI 2」にリニューアル。
気になる銘柄をかんたん・秒速で登録可能で、シーンに合わせた多彩な発注画面にも対応。
より短期トレードで使いやすい証券会社に進化を遂げています。
iDeCoを始めるのにおすすめの証券会社
SBI証券
SBI証券はインデックスファンドの取扱い数21本と充実しているのが特徴です。
低コストかつ十分なリターンが狙えるインデックスファンドの選択肢が多いため、初心者にも向いています。
サポートは祝日や年末年始を除いて土日でも受け付けているので、平日は仕事の会社員の方も安心して利用できます。
マネックス証券
マネックス証券の取扱い本数は17本と多くありませんが、業界最低水準の手数料水準を目指す「eMAXIS Slim」など、厳選した商品を取り揃えています。
銘柄選びに迷うことなく、スムーズにiDeCoをスタートできるでしょう。
「どの投資信託が良いのか分からない……」という方は、ロボアドバイザーが商品選びをサポートするサービスを利用してみましょう。
auカブコム証券
auカブコム証券は対象の投資信託の保有残高に応じてPontaポイントが貯まるのが魅力です。
普段の買い物でPontaをメインで貯めている人であれば、資産運用とポイ活を一緒に進められます。
土日も9:00~17:00までサポートを受け付けているので、初心者でも安心して始められるでしょう。
IPO投資でおすすめの証券会社ランキング
SBI証券
IPO投資でもっともおすすめできるのが、業界最大手のSBI証券です。
2021年のIPO取扱銘柄が122件と突出して多く、大半のIPO銘柄に応募できます。
さらに、最大の特徴がIPOチャレンジポイント制度!
抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントが加算され、次回以降のIPO申込でポイントを使うことで当選確率が上がります。
ポイントを貯めるほど当選確率が上がる仕組みはSBI証券ならではのサービスです。
楽天証券
楽天証券のIPOは完全平等抽選制で、口座を開設したばかりでも当選の可能性があります。
取引実績や預けた資産に当選確率が左右されないため、資金が少ない初心者にこそおすすめできます。
2021年のIPO取扱が74件と非常に多く、今後はさらに取扱い件数が増えることも期待できます。
マネックス証券
マネックスも楽天証券と同様に完全平等抽選制を採用している証券会社です。
取引実績や預けた資産に関係なく当選確率が平等なため、資産額が少ない初心者の方でも当選チャンスがあります。
当選後の買付手数料も無料で、即時入金サービスを利用すれば入金手数料もかかりません。
おすすめのスマホ証券
PayPay証券
投資は資金が必要で敷居が高いと思うユーザーも多いでしょう。
しかし、近年は若年層に向けて、スマホで少額からトレードできる「スマホ証券」が誕生して、人気を集めています。
人気が高いのが「PayPay証券」です。
1,000円からと少額の資金から株式の購入が可能で、日米の有名な企業銘柄が取り揃えられています。
株式投資を始める前に!知っておくべき銘柄の選び方
証券会社の口座を開いても、購入銘柄を決める際に迷う方は多いです。ここでは基本的な株式の選び方の参考になる「割安株」「成長株」の違いを解説します。
企業価値より割安に置かれた「割安株」
1つ目の選び方は、本来の価値より割安に放置された割安株を探す方法です。一時的に企業価値より低い株価を購入し、株価が本来の水準に戻ったタイミングで売却することで利益が得られます。
PERやPBRといった割安株を探すための指標を用いて、できるだけ数値が割安を示している株式を購入することがポイントです。割安株には成熟した大企業が多く、配当や優待を受けやすいのも特徴です。
ただし、投資家の期待を集めるほどの業績が出せないと株価が安いまま上がらないこともあります。単に安いだけではなく、安い理由や将来性にも目を向けることが必要です。
成長性が魅力の「成長株」
2つ目の選び方は「成長株」です。業績も株価も右肩上がりに成長していて、今後も高い成長性が望める株式に投資します。 近年の代表例としては米国の「テスラ」などがあります。
中型・小型の銘柄が多く、成長の波に乗れれば株価が10倍になることも珍しくありません。また割安株ほど分析が必要なく、ネットで騒がれている注目銘柄というだけで投資することもできてしまいます。
ただし、「現在の企業価値よりも割高」「成長が止まると株価が暴落する恐れがある」という点にも注意が必要です。
初心者にもおすすめ!高配当な割安株3選
証券会社で口座を開設したら、いよいよ実際に株式投資を始めることになります。
ただ、東証一部に上場している企業だけでも2,000以上の銘柄があり、どの銘柄が良いのか分からない人も多いでしょう。
「値上がり益を狙うのか」「配当益を狙うのか」によっても適した銘柄は変わります。
今回は配当金の利回りが高くておすすめの銘柄を3つご紹介します。
1.ソフトバンク(9434)
2.三菱UFJ銀行(8306)
3.双日(2768)
ソフトバンクはスマホの「ソフトバンク」「ワイモバイル」を展開する通信会社で、最近はZOZOなどの買収など非通信にも力を入れています。配当利回りは2022年3月8日時点で6.07%と非常に高水準です。
三菱UFJ銀行は、誰もが知るメガバンクの一角です。配当利回りが3.96%(2022年3月8日現在)と高いだけでなく、最近は業績の好調を背景に株価も堅調に推移しています。銀行株は金利次第で業績が左右される側面があるため、今後の金利上昇局面ではさらなる値上がりも期待できます。
双日は前2社と比較してあまり有名ではありませんが、総合商社の一角です。
過去1年で株価が+23.45%(2022年3月8日時点)と好調で、配当利回りも3.69%と高い水準にあります。自動車や航空に強みがあるため、新型コロナの収束で航空機需要が戻れば一層の株価上昇が期待できます。
株式投資・証券会社に関するQ&A
最後に、株式投資と証券会社に関する疑問と回答をまとめました。
手数料が安い証券会社はどこ?
「1約定ごとにかかる手数料」「1日の取引でかかる手数料」のいずれを選ぶかによっても手数料が安い証券会社は変わります。
1約定ごとの手数料であれば、今回紹介した中であれば「DMM.com証券」がおすすめです。10万円まで88円、100万円まで374円と他の大手よりも安いので、手数料を少しでも安くしたい人にはおすすめです。
1日ごとの定額制であれば、「SBI証券」が良いでしょう。1日100万円までの取引であれば無料ですから、この範囲内なら手数料を気にせずに取引に集中できます。
特定口座と一般口座の違いは?
特定口座は、年間取引報告書を証券会社が作成してくれる口座のことです。さらに、「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」に分かれます。一般口座は年間取引報告書の作成を自分でする必要がある口座です。 源泉徴収ありの特定口座以外の2つの口座は、自分で確定申告を行う必要があります。
まとめ
店舗型の証券会社に比べると、手数料やサービスで使い勝手の良いのがネット証券です。パソコンやスマホなど、ネットに繋がる環境を作れるのであれば、情報の速さや質の面でも有利な投資環境を作ることができます。
中でも、取扱商品が豊富で投資信託の本数も多く、手数料が安めの「SBI証券」。日経テレコンで日経新聞が無料で読め、情報量が豊富な「楽天証券」。 株式投資が初めての方は、この2社だけでも作っておいて間違いないネット証券です。