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ETCカードの作り方や特徴からおすすめカードまで徹底解説

2001年に運用が開始されたETCは、2021年度の利用率が93.2%と有料道路を利用する人にとって当たり前の存在となりました。

国土交通省と高速道路各社は高速道路の料金所を全てETC化することを公表しています。

自動車を運転する人にとってETCカードはますます欠かせない存在になるでしょう。

しかし、まだETCカードを持っていない、これから新たにETCカードを作りたいという人もいるでしょう。

ETCカードの作り方とおすすめのETCカードを紹介します。

目次

ETCカードとは

ETCとは、有料道路の料金所の専用レーンを通過すれば停止することなく支払いが完了する電子決済システムです。

高速道路の混雑や渋滞の緩和を目的に導入されました。

ETCは自動車や二輪車に専用の車載機を取りつけ、ETCカードを挿入しなければ利用できません。

まずはETCカードの特徴や種類を紹介します。

ETCカードのメリット

ETCのメリットは、スムーズに高速道路の料金所を通過できるだけではありません。

ETCカードの利用で得られるメリットを解説します。

有料道路を割引額で利用できる

まず挙げられるメリットとしては、ETCカードを利用するとお得に有料道路を利用できることです。

ETCカードは利用する時間帯によって割引サービスを受けることができます。

平日の朝夕、休日、深夜に利用した場合に料金が割引になったり、特定区間利用で割引になったり、現金よりも安い料金で利用できます。

ETCカードは現金払いよりもお得ですが、道路会社や時期によって適用条件が異なります。

ETCカードを利用する前には時間帯や区間を確認したほうがよいでしょう。

ポイントが貯まる

ETCカードを利用するとETCマイレージサービスによるポイントが貯まります。

通行料金の支払額に応じて貯まったポイントは通行料金の支払いに充当することができます。

更にクレジットカードのポイントプログラムでもETC利用料金に応じてポイントが貯まるものが多くあります。

クレジットカードで貯まったポイントは、ポイントプログラムに則った使い方ができます。

ETCカードを利用した金額に応じてポイントが付与されるということは、その分割引されていることになります。

現金払いよりも確実にお得と言えます。

ETCカードの種類

ETCカードには、「クレジットカード会社が発行するカード」と「ETCパーソナルカード」の2種類が存在します。

それぞれのカードの特徴を解説します。

クレジットカード会社が発行するETCカード

クレジットカード会社が発行しているETCカードへの申し込みは、クレジットカードを持っていることが条件です。

ETCカードの年会費や還元率などはカード会社によって異なり、ETCの利用料金はクレジットカードの利用料金と併せて請求されます。

クレジットカード会社が発行するETCカードにも2種類があります。

ETC専用カード

現在、一般的に利用されているETCカードです。
ETCカードにはETC機能のみ搭載されており、請求は親カードと合算請求になります。

クレジットカード一体型ETCカード

クレジットカード本体にETC機能を搭載したカードです。
ETC機能の他にクレジットカードのショッピングやキャッシング機能が搭載されているため、車載器に入れたままにするのは危険です。
また、ETC専用カードに比べて発行可能枚数に制限がある場合も多く、利用者は多くありません。

ETCパーソナルカード

ETCパーソナルカードとは、クレジットカードの契約がない人でもETCが利用できるカードです。

高速道路を運営している企業6社が発行しています。

【高速道路運営企業】

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本
  • 首都高速道路株式会社
  • 阪神高速道路株式会社
  • 本州四国連絡高速道路株式会社

年会費は1,275円で、更に保証金(デポジット)が必要になります。

ETCパーソナルカードの申込時に想定される月間の平均利用金額を申告し、その金額に応じて20,000円円以上の保証金(デポジット)を納めます。

デポジットの金額は平均利用金額のおよそ4倍ですが、クレジットカードを契約できない人にとっては便利なサービスでしょう。

ETCカードの選び方

ETCカードを作りたいという人のほとんどはクレジットカード会社が発行するETCカードを検討しているのではないでしょうか?

クレジットカード会社が発行するETCカードを選ぶ際に重要なポイントを紹介します。

POINT
年会費とサービスや利用頻度のバランス

クレジットカードやETCカードの年会費とサービス内容、有料道路の利用頻度とのバランスが重要です。

ETCカードはクレジットカードのように年会費や発行手数料が必要なものがあります。

カードが持つ付帯サービスや優待特典は重要ですが、年会費の値段が高いとETCの利用頻度次第で損をするかもしれません。

年に数回しか、短い区間でしかETCカードを利用しない、という人は発行料や年会費が無料のカードが無難です。

POINT
ETC利用に対するポイント還元率

ETCマイレージサービスとは別に、ETC利用料金に対してポイントが付与されるクレジットカードがおすすめです。

特に日常的に有料道路を利用する方は、ETC利用分がポイント対象になるかどうかで付与されるポイントが大きく変わります。

また、ポイントが付与されるクレジットカードの中でもポイント還元率が高いカードは、ETCの利用でより多くのポイントが貯まりよりお得です。

ETCのポイント還元率のみ引き下げているクレジットカードもあります。

通常のクレジットカード利用分は1.0%なのに対し、ETC利用分は0.5%にするなどクレジットカードにより異なりますので、その点も事前にチェックしておくと良いでしょう。

POINT
クレジットカードをどこで利用するのか

ETCとは直接関係ありませんが、クレジットカードをどこでよく利用するかはETCカード選びの大きな要素です。

クレジットカードのポイントプログラムは各社によって異なり、それぞれ強みや特徴を持ちます。

特定の店舗でカードを利用するとポイント還元率がアップする、といった優待特典はほとんどのクレジットカードに備わっています。

例えば、特定のガソリンスタンドで給油するとポイントがアップする、特定のコンビニを利用するとポイントが数倍になるなどです。

もし日々の生活で利用頻度が高い店舗やサービスに強いクレジットカードを所有すれば、効率良くポイントが貯められます。

おすすめのETCカード

ETCカードにおすすめのクレジットカードを紹介します。

目的に合ったカードを選択してください。

スクロールできます
年会費還元率国際ブランドETCカード
年会費
ETCカード
発行手数料
国内旅行保険
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
永年無料0.5%~5.0%Visa
Mastercard®
550円
年1回の利用で翌年無料
無料あり
JCB CARD W
JCB CARD W
永年無料1.0%~2.0%JCB無料無料あり
三菱UFJカード
1,375円
※初年度無料
年1回の利用で翌年無料
0.49%Visa
Mastercard®
JCB
American Express
無料1,100円あり
ライフカード
永年無料0.5%~1.5%Visa
Mastercard®
JCB
無料無料
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナル
永年無料0.50%Visa
Mastercard®
JCB
無料無料

銀行系カードで最速発行の「三井住友カード(NL)」

三井住友カード(NL)
申込資格18歳以上
国際ブランドVisa
Mastercard®
年会費(税込)無料
還元率0.5%~2.5%
スマホ決済Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
付帯保険海外旅行保険:利用付帯
※海外旅行保険を「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」「ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))
「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」に変更可能
付帯カード家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費550円・発行手数料無料
※年1回以上利用で翌年年会費無料

銀行系のクレジットカードは信頼性が高く、所有者は社会的な信用がある人と認知されるので手元にあるとなにかと便利です。

年会費無料のカードは非常に稀ですが、三井住友カード(NL)は銀行系カードでありながら年会費は無料です。

しかもETCカードの年会費は550円であるものの年間一回の利用で無料になるので実質年会費は無料と考えてよいでしょう。

三井住友カード(NL)は年会費無料、信頼性の高さに加えセキュリティの高さも備えています。

さらに大手コンビニやマクドナルドでタッチ決済をすると還元率がアップする、発行スピードが速いなど使い勝手が良いのが特徴です。

コスパ最強の大人気カード「JCB CARD W」

JCB CARD W
申込資格18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方。
または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。
国際ブランドJCB
年会費(税込)無料
還元率1.0%~5.5%
スマホ決済Apple Pay
Google Pay
付帯保険海外旅行保険:利用付帯
ショッピング保険:海外利用分のみ
付帯カード家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費・発行手数料無料

JCB CARD Wは19歳~39歳までの年齢制限があるものの、ETCカードの永年年会費、発行手数料無料のクレジットカードです。

ポイント還元率は1.0%と平均より高く、さらにガソリンスタンドで利用すればポイントが2倍になります。

運転する頻度や有料道路の利用頻度の高い人は効率的にポイントが貯まります。

さらに、ETCカードを利用するとJCBのOkiDokiポイントとETCマイレージのポイントが同時に付与されるので非常にポイントが貯まりやすいカードです。

オートキャッシュバックで手間のいらない「三菱UFJカード」

三菱UFJカード
申込資格18歳以上29歳以下
国際ブランドVisa
Mastercard®
JCB
AMEX
年会費(税込)1,375円
※初年度及び、在学中無料
※年間20万以上利用+WEB明細登録で翌年無料
還元率0.5%~1.5%
スマホ決済Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
付帯保険海外旅行保険:利用付帯
ショッピング保険:付帯
付帯カード家族カード:年会費440円
※1人目無料
ETCカード:年会費無料・発行手数料1,100円

銀行系のクレジットカードでありながら年会費に対する優遇が特徴のクレジットカードです。

ETCカードの年会費は無料で、クレジットカードも初年度無料なうえ、年に1回利用すれば翌年の年会費は無料になります。

三菱UFJカードのETCカードは利用するとポイントが2倍付与されます。

獲得したポイントは自動的にキャッシュバックされるので有効期限を気にすることなくポイントを利用できるカードです。

さらにセキュリティ性が高く付帯保険も手厚いので、いざという時にも安心です。

審査に不安な人も安心の「ライフカード」

ライフカード
申込資格18歳以上の方
国際ブランドVisa
Mastercard®
JCB
年会費(税込)無料
還元率0.5%~1.5%
スマホ決済Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
付帯保険海外旅行保険:自動付帯
国内旅行保険:利用付帯
シートベルト保険
付帯カード家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費・発行手数料無料

ライフカードのETCカードは年会費、発行手数料共に無料です。

ETCカードの利用でポイントは付与されないものの、初年度のポイントは1.5倍、誕生月にはポイント3倍などの優待特典があります。

さらに、カーシェアリングサービス「タイムカープラス」が年会費無料で利用できます。

ライフカードの特徴のひとつに審査の通りやすさがあります。

カード申し込み時にキャッシング枠をゼロにすることで、審査のハードルが低くなります。

クレジットカードの審査に自信のない人はおすすめです。

ETCカードも即日発行できる「セゾンカードインターナショナル」

セゾンカードインターナショナル
申込資格18歳以上
国際ブランドVisa
Mastercard®
JCB
年会費(税込)無料
還元率0.50%
スマホ決済Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
付帯保険
付帯カード家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費・発行手数料無料

セゾンカードの大きな強みは発行スピードの早さです。

サービスカウンターで申し込めば、クレジットカードのみならずETCカードも即日で手に入れることができるのですぐにETCカードを使いたい、という人には最適です。

更に年会費、発行手数料ともに無料というメリットもあります。

セゾンカードの「永久不滅ポイント」も定評のある特徴です。

獲得したポイントは期限切れになることがないため、有効期限を気にすることなくポイントを貯めることができます。

ETCカードの作り方

ETCカードの申し込み方法から手にするまでの流れをカードの種類ごとに紹介します。

クレジットカード付帯型ETCカード

クレジットカードの追加カードとしてETCカードが発行されるタイプです。

この場合、既に保有しているクレジットカードの追加カードを申し込むか、まったくの新規でクレジットカードに申し込みするかの2通りに分かれます。

クレジットカードと同時に新規申込

クレジットカードと同時にETCカードに申し込みできる場合と、クレジットカードが手元に届いてから改めてETCカードに申し込みする必要がある場合があります。

クレジットカードにより異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

同時申込が可能な場合は、クレジットカードの申込書に「ETCカードに申し込む」というような欄がありますので、チェックをして申し込みましょう。

同時申込が可能な場合でも、発行はクレジットカードとETCカード別々になりますので、注意してください。

クレジットカードが手元に届いてから申込が必要な場合は、下記を参考にしてください。

既に所有しているカードの追加カードとして申込

すでに所有しているクレジットカードへの追加を希望するのであれば、ETC専用カードの追加発行を依頼します。

WEBページから申し込めば簡単に申し込めます。

クレジットカードの利用状況に問題が無ければ数日で手元に届くでしょう。

クレジットカード一体型ETCカード

クレジットカードとETCカードが一体になったカードは、クレジットカードの新規申込方法と同様です。

STEP
インターネットやサービスカウンター、郵送で申し込む
STEP
公的な本人確認書類を提出、銀行口座の情報や個人情報を申告する
STEP
審査が通過すればカードが郵送で手元に届く、もしくはサービスカウンターで受け取る。

申し込んでからカードを手にするまでの期間はカード会社によって異なりますが3日~2週間程度です。

クレジットカードなしでETCカードを作るには

ETCパーソナルカードはクレジットカードを所有していなくても申し込み可能です。

そのため、クレジットカードの審査が通らない人でもETCカードを作ることができます。

ETCパーソナルカードの作り方は、下記の流れになります。

STEP
申込書に必要事項を気に記入の上、郵送で申込

この際、想定月額利用金額を申告する。

STEP
デポジット(保証金)を支払う

デポジット(保証金)の振込依頼を受けたら、想定利用料金のおよそ4倍程度のデポジット(保証金)と年会費支払う。

デポジット(保証金)の最低金額は2万円からとなります。

但し、カード発行後の利用状況によりデポジット(保証金)の増額を求められることもあります。

支払いは、コンビニや郵便局で振り込みが可能です。

STEP
ETCパーソナルカードを受け取る

申し込みから概ね2週間程度でETCパーソナルカードが届きます。

ETCカードのよくある質問

ETCカードはレンタカーや他の車でも使えるの?

利用できます。

自分が所有していない車でもETCの車載機がセットアップされていれば、ETCカードを挿入することで使用可能です。

反対に、自身が所有している車の車載機に他人のETCカードを挿入しても使用ができます。


デビットカードでETCカードは作れるの?

デビットカードでETCカードを作ることはできません。

理由はETCカードとデビットカードの決済システムが異なるためです。

ETCカードの決済システムはクレジットカードと同様に後払いですが、デビッドカードは利用すると即時引き落としです。


中古車にETC車載機が搭載されていた場合そのまま使えるの?

中古車を購入したらETC車載器が搭載されていた、ということがあるかもしれません。しかしそのままでは使えません。

ETC車載機はナンバープレートに紐づいて登録されています。

ETC車載器が装備されている中古車を購入した際には新たに登録しセットアップを行わなければいけません。


更新手続きはどうすればいいの?

特別な手続きは必要ありません。

ETCカードの更新は通常のクレジットカード同様に更新時期が近づくとカード会社から新しいカードが郵送されます。

手元に届いた新しいカードは車載機に挿入すればそのまま使えます。

ただしマイレージサービスはカード情報ごとに登録されています。継続するのであれば登録を更新しなければいけません。


VISAでおすすめのETCカードは?

VISAでETCカードを作るのであればおすすめは三井住友カード(NL)です。

世界トップシェアのクレジットカードブランドはVISAです。

VISAのカードを持っていれば利用できる店舗は幅広くしかも世界中で利用できます。

年会費は無料で還元率が高い上に銀行系カードなので国内、海外でも信用度が高いカードです。

ナンバーレスでカードの表裏に会員番号が刻印されていないので番号を盗み取られることもありません。

不正利用される可能性が低いセキュリティにも優れたカードです。


学生におすすめのETCカードは?

学生がETCカードを作るのであれば経済的な面を考慮して年会費無料、なおかつポイントが高還元率のカードがおすすめです。

さらに、長期的に付き合えるカードであれば将来的にカードのランクを上げられます。

JCB CARD Wは対象年齢が19歳~39歳と若年層向けで年会費無料です。

また、還元率が1.0%以上と高いのでおすすめです。

問題なく利用すれば数年でゴールドカードへランクアップできるでしょう。


利用履歴はどうやって確認できるの?

ETCカードの利用履歴は、以下の方法で確認が可能です。

  • WEBページでのETC利用サービス
  • サービスエリアやカー用品店に設置されているETC利用履歴発行プリンター
  • ナビと連動している場合は、ナビのETCページ
  • 利用明細書

注意していただきたいのは、クレジットカード付帯のETCカードは、ETCだけの履歴を分けることができないことです。

何らかの理由で家族に知られず有料道路を利用したい、という人はETCではなく現金払いにしたほうがいいでしょう。

FP監修者

慶應義塾大学を卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行。10年以上融資業務に携わリ、大企業向けファイナンスから不良債権処理まで幅広く経験。その後、ファイナンシャルプランナーの道を志し、外資系生保のコンサルティング、金融系ベンチャー企業の創業に参画。2009年に独立系のFP事務所FPバンクを設立し、現在に至る。

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