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2020.5.11
家計・ライフプラン

新社会人が、お金と上手に付き合っていく3つのポイント

新社会人になると、学校から職場への環境の変化だけでなく、お給料が定期的に入ることでお金との付き合い方も大きく変化すると言われます。
ここでは、お金と上手に付き合える人が知っている3つのポイントを紹介します。

1.最低限知っておきたい!

給与明細で確認しよう「あなたを守る大切な制度」
 初任給が支給されて、気持ちはいかがでしたか?
新社会人として1か月間働いた最初のお給料が、初任給です。そのお給料の支給日前に渡されるものがあります。それが給与明細です。案外大事な事が載ってますので、何が載っているのか見ていきましょう。
確認しておく項目は、3つあります。

①総支給額

額面とも呼ばれるもので、基本給の他、通勤手当や時間外手当などの諸手当を含んだお給料の合計額です。総支給額が、実際にお金で受け取れる金額ではありません。

②控除額

総支給額と実際に受け取るお給料の金額が違うのは、この控除額があるからです。この控除額の内容は、主に税金と社会保険です。
税金は所得税の他に、前年の所得に応じて金額が決まる住民税があります。新社会人の場合1年目は差し引かれていませんが、社会人2年目以降は差し引かれて、1年目より手取りの金額が少なくなるケースもあるので知っておきましょう。
社会保険は公的保障とも呼ばれており、健康保険、厚生年金保険、雇用保険の3つがあります。お給料から差し引かれて、手取り額が減ってしまうものではありますが、皆さんをいざという時に守ってくれるセーフティネットです。例えば、病気になった時には治療費を一部負担してくれたり、長期の入院をした時にはお給料の一部を補填してくれたり、老後には年金を支給してくれたりします。
社会保険以外にも社会人になると、勤務先が従業員を守ってくれる福利厚生の制度がある場合があります。入社時に確認しておくと良いでしょう。

③勤怠

主に、出勤、欠勤、残業時間などが載っており、その中でも残業時間は特に間違いの多い項目ですので、しっかり確認しましょう。
最後に、給与明細をすぐに捨ててしまう方もいますが、自動車のローンなどを利用する時には必要となるケースもあるので、1年程度は保管しておくことをお勧めします。

2.新社会人のためのスマート家計管理術

貯金を始める前に、多くの人がまず手に取るのが「家計簿」ではないでしょうか?
最近は家計簿アプリなど便利なツールもあります。まずは、自分の収支を確認してから貯金を始めると言う方も少なくありません。家計簿の良い点は、「無理なく貯金できる金額が見える化」出来ることです。
注意したい点は、「お金で払ったもの」だけでなく、「クレジットカードなどカード払いで払ったもの」も、家計簿にしっかり載せることです。キャッシュレスでの決済は、一見、手元のお金が減っていないので家計簿をつける必要はないように思えますが、その月の支出であることに変わりありません。支払日が翌月やそれ以降だからと言って来月以降のお給料に頼るのではなく、今月のお給料で払えるようにしておきましょう。



家計簿のつけ方は、項目は大きく分類して、金額についても千円単位以上にするなど手間を掛けない事も重要です。目的は正確な家計簿を作る事ではなく、貯金することだからです。
ここまでやっても貯金が出来ない人は、これからご紹介する方法を試してみて下さい。

3.貯金ができない原因を知っておこう!

(1)貯金ができない原因は?

「お給料の管理」に問題あり!?
そもそも、貯金ができない原因を考えてみましょう。
初任給の使い道は、これまで育ててくれたご両親へのプレゼントが定番と言われていますが、
プレゼント代のほかに、実家暮らしの人は家にいくらか生活費を入れ始めたり、一人暮らしの人は住居費や水道光熱費や生活費がかかったりと、出ていくお金もこれまでより大きくなります。そのうえ自分のお小遣いなども加えると、初任給で支給されたお金を、「あれよあれよ。」と言う間にほとんど使い果たしてしまっていた・・・・
という事はよくある話です。
お給料は全て自分の意志で自由に使える反面、「管理」をしてあげないと、支出で全て他人への支払いになってしまいます。ここに貯金ができない原因があります。

(2)お給料管理の鉄則。一番初めにやる事は?

「自分のために取っておく事。」
「お給料の管理」と言っても、難しいものではありません。お給料の一部を、自分のために取っておく仕組みを作ればいいだけです。
具体的には、お給料日に天引きしてくれる自動積立などを利用すると、お給料の一部を自分のために取っておけます。これが、あなたの貯金になります。



まずは貯金の目的を立てて、いつまでに、いくらずつ貯めていくという計画を持つと良いでしょう。仕事同様、目的や目標を定めると続けやすくなるのは貯金も同じです。
具体的な目的や目標は、あなたが貯金を続けていく理由になれば何でも良いと思います。趣味の旅行に行くための貯金や、欲しかった自分の車を買うため貯金、将来のライフイベントに備えた貯金なども良いと思います。

4.まとめ

新社会人として一つ一つ仕事を覚えて自信をつけていくプロセスと同じで、お給料やお金の管理を正しく行うことで、貯金も徐々に習慣化されます。
今日ご紹介したお給料の管理と貯金は、年収の大小に関係なく誰にでもできる方法です。
新社会人の皆様が良いスタートを切って、貯金で一つずつ自分の目標を達成していくことを応援しています。

<出典>
1)金融庁ホームページ
(https://www.fsa.go.jp/teach/kou3.pdf 閲覧日2020.5.2)
2)金融広報中央委員会「知るぽると」ホームページ
(https://www.shiruporuto.jp/public/job/change/choiyomi/choiyomi024.html 閲覧日2020.5.2)

2020年5月11日
text by 久保田 正広
FPバンク

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