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2019.1.31
ライフプラン

家計のやりくり「節約」以外の方法は?

家計のやりくりというと「節約」が真っ先に思い浮かびますが、解決策は節約だけではありません。今回は支出のうちコスト以外にスポットを当てて、やりくりを改善する方法について説明します。

1.ステップ① …キャッシュフローを把握しましょう

(1)まずは1ヶ月、収入と支出を記録してみましょう。

家計のやりくりをするにあたって、最初にすべきは現状の確認です。「今まで家計簿なんてつけてないよー。」という声も聞こえてきそうですが、その場合はこれから1ヵ月を調べれば問題ありません。

まずは1ヵ月、収入・支出項目を記録してみましょう。支出項目は「どこにいくら払ったか」が分かれば十分です。夏休みで使いすぎてしまったとか、逆にいつもより支出が少なかった月もあると思うので、できるだけ平均的な月で計算できると良いでしょう。

また給与天引きになっている支出がある場合は、それも忘れずに記録しましょう。

(2)支出を分類してみましょう

1ヵ月の記録ができたら、次は支出項目の分類をします。

きれいな家計簿をつけることが目的ではないので、食費・光熱費・住居費・保険料・医療費・通信費・おこづかい・交際費・雑費・その他ぐらいの、大きな分類で十分です。

2.ステップ② …支出項目を、コストとそれ以外に色分けしましょう

(1)コストとそれ以外の色分け

次に支出項目の中でコスト(生活費)とそれ以外の色分けをします。「えっ、支出は全部コストじゃないの?」という方、そんなことはありません。

支出のうち、将来の年金のための積み立てや、解約返戻金のある支払保険料などは貯蓄ですし、住宅ローンの返済なども、生活費とは異なりますね。

(2)コストは節約しているけれど

家計のやりくりと言うと、先ず生活費の節約が浮かびますが、節約で対応できるのはコストの部分だけです。

しかし色分けをしてみると、コスト以外の支出が意外に多いのではないでしょうか。やりくりを楽にするにはこれらにも何かメスを入れられないか、ということになります。

3.ステップ③ …節約以外で、やりくりを楽にする方法

(1)貯蓄性の支出を見直す

まず一つ目は、財形貯蓄、確定拠出型年金、積立NISAなどの月々の積立額、個人年金や生命保険など月々の保険料など、貯蓄性の支出の見直しです。

将来のための貯蓄はもちろん重要ですが、節約を頑張ってもやりくりがうまく行かない時には、制度ごとにできる条件は異なりますが、月々の積立額や保険料をいったん減額や停止する手続きを取って、余裕ができたら元に戻すという検討をしてみてはいかがでしょうか。

(2)保険の解約返戻金、契約者貸付の利用

二つ目は、貯蓄性の保険で貯まっている解約返戻金の利用です。解約すれば解約返戻金が受け取れますし、今後も保障が必要であれば、いったん契約者貸付という形で解約返戻金相当額の一部を借りて、余裕ができたら返済するという使い方をすれば、保障はそのまま継続することができます。

(3)住宅ローンの借り換え

三つ目は住宅ローンの借り換えです。住宅ローン返済中の方は、現在利用中のローンより低い金利に借り換えができれば月々の負担を軽くすることができます。ひと月あたり数万円のコストダウンになることもあるので、検討する価値はあると思います。

4.まとめ

いかがでしょうか。家計のやりくりというと「節約」が真っ先に思い浮かびがちですが、解決策は節約だけではありません。積立貯蓄や住宅ローンなど、コスト以外の支出の見直しも視野に入れれば、今までよりもストレスなく家計のやりくりをできるかもしれませんね。

2019年1月31日
text by 久保田 正広
FPバンク

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