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2019.9.27
資産運用相談

え?“投資信託のトレンド”を“純資産増価額”で見ると驚きの結果が・・・

投資信託で運用を始めてみたいけど、種類が多くて何をどう選んだら良いかわからないという方へ、最近の投資信託のトレンドを、最近の統計をベースにお話してみます。

1.投資信託の統計

統計数値を見ると、物事の大きなトレンドが見えてきます。
投資信託については一般社団法人投資信託協会が「投資信託の主要統計」*という資料を公開しているので、今日はその中から、重要と思われるトレンドを主に二つ、ご紹介します。

<出典>* 一般社団法人 投資信託協会「投資信託の主要統計」
http://www.toushin.or.jp/statistics/factbook/ 閲覧日:2019.8.1)

2.投資信託ってどれくらいあるの?

トレンドをご紹介する前に、日本には投資信託がどれくらいあると思いますか?
一般に公募される株式投信は約6,000本、そこで運用されている純資産総額は約93兆円だそうです。
6,000本もあると聞くと、どれを選んだら良いか?迷いますよね。そこで後でご紹介するトレンドを参考にして頂けたらと思います。
93兆円という金額は大きすぎてピンと来ないですが、これに関連して、個人金融資産に占める投資信託の比率という数値が紹介されていて、日本は4.0%ですが、投資意識が日本より高いと言われる米国は約3倍(11.8%)、欧州も日本の2倍強(9.6%)あるので、日本でも今後投資意識が普及していくと、将来的にはもっと比率が上がるのではないでしょうか。

3.トレンド①:インデックス型が増加傾向

インデックス型は、日本株式であれば日経平均やTOPIXのようなインデックスの動きに沿った運用を行い、市場全体の長期的な成長を期待して投資するタイプで、市場全体の動きを上回る運用成果は期待できないものの、その分、販売手数料や信託報酬など運用に関わる手数料が小さく低コストなので、長期積立投資をする場合の主な選択肢として選ばれています。
株式投信の純資産合計に占めるインデックス型の割合は、2015年末29.3%→2016年末34.3%→2017年末40.5%→2918年末45.8%と年々上昇しています。

4.トレンド②:毎月分配型は減少傾向

毎月分配型(毎月決算型)は、運用しながら毎月決算を行い、一定のルールで安定的に分配金を支払うタイプで、例えば老後を迎えた時、既に手元にあるまとまったお金を、預貯金以上の利回りを期待しながら毎月受け取りたい、というようなニーズにはマッチしています。しかし運用成果だけでなく元本も取り崩しながら分配金を払うので、いまは分配金はいらないからもっと運用して欲しい、というニーズには適していません。
株式投信の純資産合計に占める毎月分配型の割合は、2015年末45.7%→2016年末41.6%→2017年末31.4%→2918年末24.2%と年々低下しています。

5.まとめ

上記では投資信託の代表的なタイプとして、インデックス型と毎月分配型のトレンドをご紹介しましたが、あなたのニーズにはどちらが近いでしょうか。
投資信託は種類が多いですが、資産運用の目的によって、選ぶものは変わります。
金融機関の窓口で相談したり、ネットで調べたりするときも、単に運用成果が良いものや人気が高いものを求めるのではなく、自分の資産運用の目的(その運用で何を期待しているか)にあったものを探す事が大切です。

2019年9月27日
text by 久保田 正広
FPバンク

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