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2020.6.11
保険・学資・年金

これだけ押えておけば大丈夫!!生命保険の選び方ガイド

こんにちはFPバンクの編集部です。

生命保険を考えようと思うけど、いざ自分で考え始めると商品もたくさんあって「どれが一番自分に合っているのか分からない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?一般的に家の次に高価な買い物ともいわれる生命保険。

いざというときに入っていた保険が思っていたものと違った!なんてことがあると大変ですよね。そこで今回はプロのFPが後悔しない生命保険の選び方について、その大事なポイントやしくみを徹底解説していきます。

自分自身にとって必要な生命保険のイメージさえできれば、最適な商品選びもスムーズにいくはずです。ここでは生命保険選びに欠かせない要点を簡潔にご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!

1. なんのために生命保険に加入するのか?

日本人の約9割の人が加入しているといわれる生命保険。でも、加入するきっかけや理由は人それぞれです。「就職」や「結婚」に「出産」、「マイホーム購入」など人生におけるライフステージのなかで守るべき人がふえた、または変わった。といったときに考え始めるきっかけになった方が多いのではないでしょうか。

また、生命保険への漠然とした必要性や不安を感じながらも、そもそも本当に加入する必要があるのか?という疑問も同時にもたれたこともあるのではないでしょうか。

もちろん不必要に保険料を払うことにはなりたくはないですし、誰かの言いなりや勧められるがままには加入したくないと思うのが一般的な心情ですよね。

ではいったい何を根拠に生命保険の必要性という本質を考えていけばよいのでしょうか。ここが明確になっていないとあなたにとっての最適な生命保険選びは難しくなるでしょう。

生命保険の入り方に正解はなく、加入者自身の価値観や目的に合っていればそれが一番よい商品となります。まずは大きな視点から生命保険でできる3つの役割についてを抑えておきましょう。

(1)保障の必要性

生命保険本来の役割でもある万が一時の保障。その“万が一”といっても生命保険は人生におけるリスクならなんでもというふうに万能ではなく、カバーできるリスクは大きく4つにわけられています。

生命保険といえば「死亡」時にお金が払われるイメージが強いかと思いますが、その他に「病気やケガ」「介護」「長生き」といった場面で役立つものとされています。

これらのリスクは“いつか”“誰でも”起こるまたは起こる可能性があるものです。保障をもつということは将来のお金の準備をするということです。大事なことは“今”万が一のことがあったらその準備がすでにできているかということを考えてみるとよいでしょう。

逆に、準備をしなくても今ある貯蓄でカバーできたり、お金のことで他に迷惑を掛けてしまう人がいないということであれば保障の必要性は無いといえるでしょう。

(2)貯蓄性

生命保険といえば掛け捨て。とイメージされる方も多いかと思いますが、なかには保険を使わずに将来解約したとき、支払った保険料またはその一部が戻ってくるタイプのものもあります。

さらに商品そのものの特質やお金を受け取るタイミングによっては自分が支払った保険料以上に手元に戻ってくるものも存在します。

もちろんその間に万が一のことがあれば多くは、その時点で支払った保険料以上の保険金が払われるため、お金を貯めながら途中で何かあったときの保障がつくという合理的な貯蓄手段のひとつでもあるのが生命保険の魅力とも言われています。

ここまでの話だけではメリットしかないように感じる人もいると思いますが、大きなデメリットとしては保険料を払いきる前に途中で払えなくなったり、やむを得ず解約をしてしまうようなことがあれば、そこまで支払った保険料を下回る分のお金しか返ってこないことがほとんどのため注意が必要です。

お子様の教育資金やご夫婦の老後資金といった、将来に向けて計画的な貯蓄が必要でかつ、途中で万が一のことがあった際はのこる人に迷惑をかけてしまうような場合に生命保険を活用することを考えるとよいでしょう。

(3)税効果

生命保険でできることの3つ目として、税効果が挙げられます。個人契約の場合、大きく2つの場面でメリットがあるとされています。

1つ目は保険料を支払っているときは「生命保険料控除」が利用でき、支払った保険料に応じて税金が軽減される制度があります。これは支払った保険料の一定額がその年の所得から差し引かれるしくみになっていて、実際の所得税や住民税の負担を軽くさせる効果があります。

そして2つ目は保険金の受取時にあり、入院・手術・就業不能時に受け取れるお金は原則、非課税で受け取れます。また、死亡・満期・解約した時に受け取るお金は課税対象となりますが、一定の非課税枠等もありますので結果としてメリットになるケースは多いです。

ただし、契約形態(契約者と被保険者、受取人が誰なのか)によって課税関係は変わってくるので注意が必要です。

2. 生命保険の選び方の6つのポイント

生命保険を考える目的がはっきりしたら今度はもう少し具体的な内容について考えていきましょう。

ここからの内容は一般的という概念はあまりなく、個々の生活環境や家族構成、考え方によって内容が大きく変わってきます。ここではその考え方となるポイントについてのみふれていきます。

(1)どんな保障が必要?

前述でもあげたとおり、生命保険は下記の4つのリスクに備えることができるとされています。

①死亡

残された遺族にのこすお金です。亡くなった際にお金のことで考慮しておくべきことは“葬儀代”“住宅費”“子どもの教育費”“生活費”“相続”などのことで必要性を考えてみるとよいでしょう。また、残り3つのリスクについては自分で受け取るお金になります。

②病気やケガ

大きく分けると「治療費の備え」と「働けなくなってしまったときの収入減に対する備え」の2つがあります。

③介護

何らかの原因で介助が必要になったり、要介護などの介護認定を受けた際の保障が準備できます。

④長生き

老後生活を送るにあたり公的年金の補助となるようなプラスの収入補填となるような内容となっています。

(2)いつまで必要?

多くの生命保険商品は保険期間を自分で設定できるものがほとんどです。「働いている期間だけ」「子供が経済的に独立するまで」「余裕資金がちゃんと貯まるまで」などと必要な期間だけ保険をかけることができ、過不足がでないように考えていきましょう。

また、終身保障といった一生涯に渡って保障してくれるものもあります。途中で保障が切れると困る場合は終身保障で考えておくとよいでしょう。

(3)いくらの保障が必要?

保険期間と同様、いくらのお金を準備したいか。または残してあげたいか。ということが予め設定できます。

生命保険の基本的な考え方では公的保障や社会保障制度でカバーできないところを準備することを考えていきましょう。

〈関連コラム〉ズバリ解決!生命保険の見直しの6つの「鉄則」!

(4)保険料はいくら?

保険料は上記のような保険期間や保障額の違いによって変わってきます。そして契約年齢や健康状態によっても大きく変わってきますが基本的には若い年齢で、より健康なほど保険料は安くなる傾向とされています。

また、無理な保険料にしてしまい、途中で保険料の支払いが滞ってしまうと、万が一の時に保障されなかったり、戻ってくるお金が少なくなったりとデメリットになる可能性が大きくなりますので、家計の収支のバランスをよく考え無理なく払える保険料を考えましょう。

(5)保険料はいつまで払う?

仮に保険料を毎月支払う場合、保障額と保険期間が同条件であれば支払期間が短いほど月々の保険料は高くなりますが、支払総額は安くなることがほとんどです。

逆に支払期間を長くすればするほど月々の保険料は安くなりますが支払総額は高くなります。

保険期間が終身の場合は、支払期間も終身タイプとできるものもあり、生きている間または契約している間はずっと払い続けるといった設定もできますが生命保険はできるだけ無理ない金額で短い期間で払いきってしまったほうが総支払額の面でお得になるケースが多いとされています。

(6)いくら戻ってくる?

商品によっては契約した保険が満期になったときや、途中で解約したときに戻ってくるお金があるものがあります。

将来、必要な時期に必要なお金を生命保険を使って計画的に準備をすることもできます。しかし、予定よりも早くお金が必要になり途中で解約してしまうと元本割れを起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

3.生命保険の基本形

ある程度、必要な生命保険の内容がイメージできたら商品のカタチにあてはめてみましょう。生命保険の商品には大きく3つのカタチがありそれぞれ特徴も変わってくることを押さえておきましょう。

4.その他知っておきたい2つの保険の選択肢

(1)外貨建て

商品によっては、毎月の保険料や将来受け取るお金を円でやりとりするもの(いわゆる円建ての商品)ではなく、米ドルなどの外国通貨を利用して契約できるものもあります。円建ての商品と違って外貨建てにすることによって、毎月の保険料を安価にさせる効果が期待できる反面、為替リスクを背負っていかなければいけません。

しかし、円建てに比べて貯蓄性の伴う商品は外貨建てのほうが高利回りとなっているケースが多いため、為替リスクを背負いながらでも少しでも多く戻ってくるお金に期待したいという方にはむいている商品といえるでしょう。

(2)変額保険

通常の生命保険は将来受け取れるお金は予め契約時に約束されているものに対し、変額保険といって投資信託等のしくみを取り入れ保険金や解約、満期時に戻ってくるお金がそれまでの運用実績に応じて変動する、すなわち戻ってくるお金が最初から約束されていない投資型の商品があります。

そしてほとんどの商品は保険金には最低保障はあるものの解約や満期時に戻ってくるお金については最低保障がありません。

そのリスクをとってでも積極的な資産形成を兼ねた準備をしたいという方にはお勧めのしくみとなりますが、投資経験がない方や10年以上などの充分な運用期間がとれない方は運用成果のブレが大きくなりますので注意が必要です。

5.まとめ

ここまでのポイントを踏まえて加入したい生命保険のイメージができたら次は実際に商品選びのステップです。つまりどの保険会社のどの商品に加入するかということです。

今やたくさんの保険会社や保険商品が比較できる時代となっていますので、あとは時間が許される限りしっかり比較検討して慎重に商品選びをしましょう。

ここでポイントとなることは同水準の保障で比較して「掛け捨てタイプ」を選ぶなら1円でも安いところ。「貯蓄タイプ」を選ぶなら将来、より多くのお金が戻ってくることが期待できるものを選ぶことをお勧めします。

そして、いざ加入する際、どこで加入するかも大事な選択になってきます。当たり前ですが生命保険は加入することがゴールではなく、万が一の時にちゃんとお金を受け取ることが最大の目的となります。

そのためには入ったら入りっぱなしではなく、きちんと万が一の際の手伝いまで一生お世話をしてもらえるところに任せておくことが大切です。

今や色んな手段で生命保険の加入はできますが、ちゃんとアフターフォローまでしてもらえるところを探して加入しましょう。

2020年6月11日
text by 久保田 正広
FPバンク

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