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2020.6.4
資産運用・投資

コロナショックで相場急落。投資初心者はどう動くべき?

コロナショックによる世界同時株安――
資産運用だけでなく、日常生活にも大きな不安を呼び起こしているコロナウィルスの猛威。この苦境を乗り切るため投資初心者はどのように動くべきか、ぜひ知っておいていただきたい投資格言と併せてお伝えします。

1.コロナショックで相場はどうなったのか?

2020年2月半ばに24,000円近くまでつけていた日経平均株価は、一ヶ月後の3月半ばには16,500円台まで下落してしまいました。同様にアメリカのNYダウは29,000ドル台から、18,500ドル第まで下落。日米ともに下落幅は約30%前後という、近年まれにみる大暴落となりました。急遽浮上した世界規模のウィルス蔓延。今後の先行きが見通せない不安から「早く利益を確定しよう」「資産を現金化しておこう」との思惑が広がり、株価が急下落する様子を見て人々の不安感も更に大きくなり、売りが売りを呼ぶという、歯止めがかからない事態に陥ってしまったと言えるでしょう。

しかし今回の下落は、実は、株式市場全体の大きな流れからすると、そろそろ起こっても不思議ではないと言えるものでもありました。日本の株式市場では約10年おきに大きな下落が起こっています。直近30年間では、1991年のバブル崩壊、2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックといった具合です。これらのショックが発生した後、株価はずっと下がったままでしたでしょうか?
株価は経済の状況を表しています。今回のコロナショックは世界の経済活動をストップさせてしまっているため、各国の経済が元のように戻るには少し時間がかかりそうです。それでも、10年といった長いスパンでみれば回復する可能性が高いと考えられるでしょう。

すでに資産運用をされている方、これから始めようとしている初心者の方は、資産運用にどんな風に取り組もうと考えていらっしゃいましたか?
このことを思い返すのに最適な、先人たちが遺した、為になる投資格言をご紹介します。

2.投資初心者必見!知っておきたい2つの投資格言

(1) 人の行く裏に道あり花の山

投資格言と言えば、皆さんは「卵は一つの籠に盛るな」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは資産運用の王道と言われ、分散投資の基本的な考えを表しています。投資の世界には、このように投資や相場のエッセンスを端的に表現した格言がいくつもあります。

その中でまずご紹介したいのがこの言葉、「人の行く 裏に道あり 花の山」です。聞くだけでなんとなくイメージが湧くのではないでしょうか。山で人が多く通る道でなく、誰も意識しないような裏の道を行くと、たくさんの綺麗な花が咲いていた…、という具合ですかね。

人々は多くの場合、群集で動きがちです。今回のコロナショックだと、「売りが売りを呼ぶ」という動きが出ました。ご自分の資産を守るために売り時を見極めるのは大事です。しかし、よく考えないまま「皆が売るから自分も売る」としてしまったり、ショックが収まった後も「皆が買わないから自分も買わない」と考えてしまったりするのは、みすみすチャンスを逃していると言えます。

資産運用に限らず、人と違った行動をとった先には大きなチャンスが待っている可能性があるのです。

(2) 辛抱する木に金がなる

資産運用に限った格言ではありませんが、「どんなことでも我慢してコツコツと励めば、やがて成功して大きな財産が持てる」という意味です。資産運用においては、長期的な相場における辛抱や忍耐の大切さを表していると言えるでしょう。特にコロナショック下の相場では「自分の資産が減るのを見ていたくない」と、売却したくなってしまうと思います。

しかし、積立であれ一括であれ、資産運用は中長期目線で取り組むのが良いとされています。焦る気持ちをグッとこらえて、冷静に情報を集める、信頼できる人に相談する等して、動向を捉えましょう。

3.まとめ

皆さんは、現在の状況が、一部のプロから何と言われているかご存じですか?なんと、「人生に一度あるかないかの大バーゲンセール」と言われているのです。コロナショックによる世界同時株安、一方で見方を変えると、大バーゲンセール。あなたはどちらで考えたいでしょうか?

一番やってはいけないのは、焦って資産を売却し、資産運用自体を止めてしまうことです。将来のお金の不安を解消するために、資産運用に取り組んでいる投資家の皆様。自分の判断が正しいか不安になった時は、ご紹介した2つの格言を思い出してみてください。あまり難しく考え過ぎず、シンプルに考えていくのも中長期的に資産運用を行っていく上では大事なことと言えるでしょう。

また、この機会に自分がどんなものに投資をしているのか、改めて確認することも大事です。皆さんは投資先を選ぶにあたって、様々な理由を考えられたと思います。しかし、相場がここまで大きく動いたなら、投資先を取り巻く状況も大きく変わっていることが予想されます。格言で冷静さを取り戻したら、大事な資産を振り分ける先を見直してみてはどうでしょうか。最初は気付かなかった、花の山を見つけられるかもしれません。

2020年6月4日
text by 久保田 正広
FPバンク