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2020.4.13
住宅購入・住宅ローン

コロナショックで長期金利も上昇!?長期金利と住宅ローンの気になる関係

住宅ローンの金利は、過去35年間を振り返ると、バブル期に変動金利が8.5%を記録していました。過去の金利推移をもとに、住宅ローンの金利が何に影響を受けるのか、押さえていきましょう。

1.金利の種類と影響

 住宅ローン金利の種類は、「変動金利型」「短期間(2年・3年・5年)の固定金利期間選択型」「長期間(10年以上)の固定金利期間選択型」「フラット35(全期間固定)」の4つあります。それぞれの金利タイプは、何に影響を受けているのでしょうか?

【変動金利型】
変動金利型は、一般的に「短期プライムレート」に連動しています。
「短期プライムレート」は、業績が良い、財務状況が良いなど、融資する上で全く問題のない優良企業に対して、銀行などの金融機関が短期(1年以内の期間)で貸し出す際に適用する最優遇貸出金利のことを言います。

【短期間の固定金利選択型】
短期間の固定金利選択型は、一般的にそれぞれの期間に応じた金融市場の金利に影響を受けます。

【長期間の固定金利期間選択型】
長期間の固定金利選択型は、一般的に「10年物国債利回り」に代表される長期金利に連動する傾向が強いです。

【フラット35】
フラット35の金利は、住宅金融支援機構が提示する金利に各金融機関が利益を含むコスト分を上乗せして設定される仕組みで、金融機関ごとに決定されています。

過去の住宅ローン金利を振り返ると、バブル期に変動金利が8.5%を記録していました。固定金利も8.28%だった1989年、日経平均は38,915円を記録し、今なおこの記録は塗り替えられていません。株価が上がれば、金利も上がる、まさに誰もが浮かれる絶好調な時代でした。

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2.気になる長期金利の動き

コロナショックで連日株価が乱高下していました。通常ならば、株価が下がると長期金利も下がる、過去の住宅ローン金利推移を見れば、その動きが普通です。ところが、長期金利の動きにイレギュラーが発生しています。

【2019年4月~2020年4月の動き】
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長期金利が上がる時、債券価格は下がります。債券価格が下がるのは、債券を売る動きが出てきている時です。 株価が下がる時は、リスクオフに動く=債券を買いに走るのが普通ですが、今回のコロナショックでは、株価が下がっているのに長期金利が上がっています。まさにイレギュラーな動きです。
長期的な経済停滞を懸念して、債券も現金化する動きが増しているのか、または投資家がリスク資産の株式も売り、オリンピックの延期を発表した日本の損失を懸念して日本の債券を売る動きもあるのか、いくつかの要因が想像できます。

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3.まとめ

住宅ローンを借りる側、借りている側としては、コロナショックで景気が悪くなった上に、住宅ローンの金利が上がってしまうのは辛い話です。かといって、住宅ローンの金利を下げて欲しい!と言って、下がるものでもありません。この先、どんなショックが起こり、それに金利がどう反応していくのかを正確に予測していくのはとても難しいです。全くリスクのない金融商品は存在しません。住宅ローンの金利も含め、身の回りの金融商品が、どのような理由で、何に影響を受けて上がり下がりしていくのかは最低でも知識として持っておくといいかもしれませんね。

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2020年4月13日
text by 久保田 正広
FPバンク

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